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『孤独のグルメ』はデジタルデトックスに通ず

昨年末からどハマリした『孤独のグルメ』。
主人公の井之頭五郎が美味しそうなご飯をひとりで食べる番組ですが、なんと面白いことか!
作中に出てくるお店やメニューも気になるものばかりで、中でもシーズン8第2話のタンステーキはホントに食べたい!
あとカレー好きとして見逃せない飲み屋さんの特辛カレーライス(シーズン1第11話)、裏メニューですって?最高じゃないですか!
各話最後の久住さんのコーナーも堪能しております。“ソーダ”や“雪解け水”と表現してビールやお酒と決して言わない氏が好きです。

ドラマを見ているうちに、井之頭五郎に感動したポイントがありました。

食事中は携帯電話や雑誌などを見ず、食事に集中!

食事中もだいたいスマホ見ている方をよく目にします。
かく言うアタクシもPCやタブレットを見ながら食事することもありますが、
井之頭五郎は決してそんなことしません。

彼はお店のメニューを俯瞰で眺めて“どう攻める(食べる)”かバランスを取りながら戦略を練り、注文を決めます。
そして出てきたメニューを五感で味わい、胃の中へ入れていくのです。
食材の組み合わせの斬新さやお店の内装やシステムなどにも注目しています。

それに番組冒頭にナレーターが言うもんです。

時間や社会に囚われず、
幸福に空腹を満たす時、つかの間、
彼は自分勝手になり自由になる。
誰にも邪魔されず、気を使わずものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが現代人に平等に与えられた、
最高の癒しと言えるのである。

つまり現代人に平等に与えられた最高の癒やしの時間をデジタルデバイスに意識を向けていたのはとてももったいないことだったとこの番組に教えられたのです。

「いただきます」と「ごちそうさまでした」をちゃんと口に出して言う。子どもに言うことのようですがこれもすごい大事。こういうところも人気のひとつなんでしょうか。

先日、ひとりでカツ丼を食べに行ったときは“井之頭五郎モード”を意識して食べておりました。もちろん“ながら”で食べたりはしませんでしたが、カツ丼の美味しさを表すボキャブラリーが全然出てこない!

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