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人生の意味とは?人生の意味についてざっくり解説します

「どうしたら人生に意味を感じられるか」についてざっくり考えます

この note では「人生の意味とは何か」という問いにざっくり答えます。

そもそも「人生の意味は何か」と問う際には大きく二通りの考え方があります。一つは「人生を丸ごと外側から解釈する」という考え方で、もう一つは「人生の内側から自分の人生を解釈する」という考え方です。

人生の意味を人生の外側から与えても、現代人としては納得しづらい

一つ目の「人生を丸ごと外側から解釈する」というのは、伝統的な宗教でよくある捉え方で「死後の世界があって、その死後の世界であなたの人生の善し悪しがジャッチされる」という考え方です。

例えばキリスト教だと「天国(神の国)」を想定しますし、仏教だと生まれ変わり(輪廻転生)がありますみたいな考え方です。

でも「死後の世界」は、現代社会に生きる普通の人にとってはなかなか考えづらいですよね。

自分の経験してきた情報をもとに「自分の人生」を考える

宗教に馴染みがないのであれば、二番目の「人生の内側から自分の人生を解釈する」というアプローチをとることになるでしょう。

「人生の内側から自分の人生を解釈する」というのは、自分の人生の意味について、自分の経験をベースに考えるっていう意味です。つまり、自分が今まで見たり触ったり聞いたことがあったりしたことをもとに考えるということです。

生まれてから生きてる間のことを材料に「自分の人生」を考えるとすると、自分の人生の意味は、「何かを愛すること」によって感じられるのではないでしょうか。

あなたが「人生で何を大切にしているか」を自覚するのがよさそう

「何かを愛する」というのは、「何かに執着する」「何かに興味を持つ」「何かに熱中する」とも言い換えられます。

あなたは何に関心がありますか?
何を大事だと思って日々過ごしていますか?

何が好きかとか、何を大切にしたいかっていうのは、結局人によって異なりますよね。お金を稼ぐことだったり、友達や家族と楽しく過ごすことだったり、時間があることだったり、美味しいもの食べるとか、音楽を聴くスポーツをするなど、何でもいいんですけど、「これは好きだなー」と思えることがあるのではないでしょうか。

人生が「一度きりの不可逆的な有限な時間」であるとするなら、あなたの時間は、あなたが意味(意義)があると感じられる時間に多く費やされるべきなのではないでしょうか。

「なんとなくの幸せ」よりも、「意味」や「価値」が人生においては重要である

とはいえ、人生辛いこととか面倒なことで満ちていると思うんですよ。これは、好きなことを仕事にしていてもそうではないでしょうか。

自分の中で大事なこととか、これは絶対に変わらないみたいな核心を握ることができているなら、一見意味のなさそうな無駄な時間にも意味を与え直すことができるはずです。「〇〇のために、今がある」と納得して、目的や意味といった次元から根拠づけることができるからです。

面倒なことや、やりたくないことから逃げてなんとなく時間を消費することによって得られる「なんとなくの幸せ」は、「意味」や「価値」をベースにした「幸せ」とは根本的に性質が異なっています。

だからこそ自分が目覚めている間に、どんな時間の使い方をすれば自分の心が満たされるのかを一旦考えてみてはいかがでしょうか。(僕だったら本読む時間とか、外で人と遊んでいる時間です。)

補足:人生の意味を考えるためのヒント

「他人に貢献してる感」は、人生に潤いをもたらす

生物学や社会心理学では、「他人のためになる行動(利他行動)をすると自分も幸せ感じるよね」とよく言われています。したがって、他者や社会に貢献するような活動と自分な好きなことの方向性が一致すると相当生きやすくなると思います。

不確実性に満ちた人生だとしても、自分がコントロールできることはコントロールする

人生というのは、変えられないこと(アンコントローラブルなこと)だらけです。家族環境、学校・職場環境、時代環境など。

そもそも自分が生まれることだって、自分が望んだ結果ではありません。誰一人として、自分の意志で生まれた人はいません。その意味では、全人類、「生まれさせられた」という受動から人生が始まっています。

様々な諸条件によって人生が制約されているからこそ、自分の意志による選択が自分の人生を変容させるのです。

価値観は変化するものなので、好きなものがないことをコンプレックスに思う必要はない

何が善いか悪いかという価値基準は、自分の生きている時代やコミュニティに影響されるため変化していくものです。そのため、自分が現在特段好きなことがなくても、何かをこれから大事に思うようになるかもしれません。また、いま「〇〇が好き」と思っていても、他の事柄を大切に思うようになる可能性もあるのです。

人生が「暇つぶし」だとしても、おもしろい暇つぶしの方法があるはずである

「人生とは何か」という問いに対して、「暇つぶしだ」と答える人がいます。人生は死が訪れるまでの有限な時間であるので、それを「あいだの時間=いとま」と解釈するわけです。

だとするなら、だからこそ、その「いとま」をあなたが意味や価値を感じられる要素で満たしていくべきなのではないでしょうか?

補足の補足:個別学問へのいざない

さらに補足なんですけど、心とか魂とか神とか世界、自由みたいな「経験的に確かめられないことを言葉であれこれ考える学問」を「形而上学」と呼びます。哲学の一分野です。もしそういうのに興味がある方は、「形而上学」や「心の哲学」というタイトルの本をオススメします。

それだとイカツすぎるよっていう人は、心理学とか神経科学(脳科学)の一般向けの本を読むといいのかなと思います。心理学や神経科学はエビデンスベースドな学問(実証的な学問)であり、図解を用いてわかりやすい本も多いため敷居が低いです。

様々な作品に触れて自分の価値観を揺さぶる・広げることもオススメです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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