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相談相手を間違えるとトラブルに発展!?仕事に関する問題は誰に相談すればいい?

労働環境や人間関係、将来への不安など、仕事に関する悩みを抱えている方もいるはずです。
悩んでも答えが出ない場合、悩み過ぎて疲れてしまった場合は、心身ともに疲れて仕事にも悪影響を及ぼしてしまいます。
もし、相談する相手を間違えた場合、さらなるトラブルを引き起こす可能性があるので注意してください。
そこで今回は、仕事の相談をしてはいけない人物の特徴や相談相手を間違えないためのポイントを解説していきます。
悩み解消を目指すためにも、ぜひ参考にしてください。

■相談する相手を間違えるとどうなる?

相談する相手を間違えてしまうと相談したことを大きく後悔してしまいます。
仕事にも影響を及ぼし、精神的にも疲れてしまうので注意してください。
どういった影響があるのか解説していきましょう。

・ダメ出しをされる

仕事上の問題や職場の人間関係などで思い悩み、自分では解決できない場合は誰かに相談する方もいるはずです。
しかし、中には相談をしても解決策を導き出してくれるのではなく、ダメ出しをしてくる人もいます。
最初は話を聞いていても、次第に口をはさみ、「だからダメなんだよ」「それじゃあ、この先もやっていけないぞ」などと罵声を浴びせてくる人もいます。
悩んでいると通常よりもメンタルが弱っているため、少しのダメ出しでも大きなダメージを受けてしまいます。
相談された相手は、相談者のためを思って言っているため悪気はありません。
ダメ出しを言ってくるような相手には相談しないようにしましょう。
 

・噂となって社内外に広まる

人間関係の悩みを相談した時、口の軽い人だと相談した内容をすぐに社内の人に伝えてしまいます。
相談した内容のみ広める人もいれば、尾びれ背びれをつけて広める人もいるため注意が必要です。
トラブルになっている相手にも伝われば、さらに状況が悪化してしまいます。
誰かに相談したい気持ちが先行してしまうと、相手を選ばずに相談してしまうため後悔するケースも多いです。
相談する相手は適当に決めないよう注意してください。

・自分の話にすり替えられる

仕事に関する相談をした際に、なぜか相談相手の話がヒートアップした経験はありませんか?
例えば、仕事でミスをした時に「こんなミスがあって…」と相談すると「私はこんなミスをした」「もっとすごいミスを経験したことがある」などと言って自分の話に持っていきます。
いつの間にか自分が聞く側となっているため、相談が解決することはありません。
「自分が中心でいたい」といった思いがある人物なので、人の話に興味のない人物なのです。
相談相手には向いていないので、プライドの高い人や「かまってちゃん」気質な人には相談しないようにしましょう。

・見下される

相談すると人を見下してくるような人もいます。
相談をしても薄ら笑いを浮かべてただ聞いているだけの人もいれば、わざと嫌味なことを言ってくる人もいます。
転職や就職活動で悩み相談した場合、「まだ悩んでるの?」や「まだ仕事見つからないの?」などと後日伝えてくる人もいます。
仕事が辛いと相談しても「私は専業主婦だし」と関係ない素振りを見せる人もいれば、「自分の職場は環境が良いから大変だね~」などと心配する素振りを一切見せない人もいます。

・足を引っ張るようなことをされる

上司との関係で悩んでいる時に、同僚や先輩などに相談をすると、後々問題になるケースもあります。
トラブルがあった上司に対して「こんなこと言ってましたよ」「気を付けた方がいいですよ」などと伝え、上司との関係性がさらにややこしくなるよう仕向けるのです。
相談内容で知った秘密を周囲の人と共有して社内で孤立するように仕向ける人も中にはいるので注意してください。

・支配しようとしてくる

中には相談にのっているように見せかけて選択肢を奪い、支配を試みようとする人もいます。
職場の人間関係で悩んでいた場合、「あの人もあなたの悪口を言ってました」「あの人もこんなこと言ってました」などと忠告していきます。
「信用できない人が多いから他の人には相談しない方がいいです」などと言い、自分のコントロール下においておこうと仕向けるのです。

■こんな人には注意!仕事の相談をしてはいけない人物

相談する相手を間違えると上記のような事態に陥る可能性があります。
状況を悪化させないためにも、以下のような人物には相談しないようにしましょう。

・話を聞かない

普段話をしている時に自分の話ばかりをするような人には相談しないようにしてください。
いくら豊富な経験や知識を持っていても話を聞いてくれない人物に相談しても解決法は見出せません。
相手は自分の成功体験を話してアドバイスをしているつもりですが、自分の置かれた状況や課題を解決するための話とは一切関係ないケースもあるため参考にはなりません。
自分の自慢をしたいだけの人なので、相談相手には相応しくないでしょう。

・愚痴の多い人

仕事に対する愚痴が多い人にも注意してください。
「わかるよ」「本当にそうだよね」などと共感はしてくれますが、悩みに対するアドバイスをもらうのは難しいです。
悩み相談が本題だったとしても、途中でただ単に愚痴を言い合うだけになってしまう可能性があるので、問題解決の糸口を見つけられないケースが多いです。
悩みを解決したいなら、しっかりとアドバイスをくれる人に相談してください。

・一部の人に対して攻撃的な人

人間誰しも苦手な人はいるはずです。
しかし、中には苦手な人に対して攻撃的な対応をとる人もいます。
相談している最中、少しでも気に食わないことがあれば、あなた自身が標的になる可能性があります。
相談をして弱みを握られているため、攻撃に対して防御をすると周囲に相談内容をバラされる危険性もあります。
意地悪をするような人、上司と後輩では態度が違う人などには絶対に相談しないでください。

・親

親は身近にいる人物なので信頼できると考えている方もいるはずです。
しかし、親だからこそ遠慮がないため、配慮のない言い方をされて揉めてしまうケースもあります。
世代も違うので、時代錯誤なアドバイスしかくれない可能性もあります。
「我慢しなさい」「そんなことで悩んでないでちゃんと仕事しなさい」などの言葉で片付けられるケースもあるので、仕事に対する相談はしない方が良いでしょう。

・同僚

仕事の話なので仕事の内容や人間関係を知っている同僚に相談すれば「理解が得やすい」「的確な答えが返ってきそう」などと考える方もいます。
しかし、前述したように相談内容を上司に暴露したり、社内に広めたりする人物も中にはいます。
万が一のことを考えて相談するのは避けた方が安心です。

■相談する相手を間違えないためのポイント

相談する相手を間違えない、アドバイスをもらうためにも、以下のポイントを参考にしてみてください。

・話を聞いてくれる人を探す

まずは、話しを聞いてくれる人を探してください。

◎自分の話をまじめに聞いてくれる
◎話している内容を遮らない

など、日々接している時に自分の話を聞いてくれる人であれば安心です。
すぐに自分の話にすり替えるような人や「何だっけ?」という返答が多い人、悪口が多い人では良いアドバイスをもらえません。
手を止めてしっかりと話を聞いてくれる人を探してみましょう。

・結論を出してくれる人を探す

相談を解決したいと思っているなら、結論を出してくれる人を探してください。
「わかるよ」「そうだよね」と共感してくれると「自分だけじゃない」と嬉しい気持ちになります。
しかし、悩みは解決していないので前には進めません。
成功体験があり、困難を打開できるような術を持っている経験のある人にこそ相談すると結論が出る可能性があります。
あえて年齢の離れている先輩や上司に相談するなどして解決策を見出してもらいましょう。

・相談する内容はまとめておく

自分自身に問題があり、悩みが解決できないケースもあります。
悩みを相談しても、伝えたいことがまとまっていなければ、うまく状況が伝わりません。
状況が分からなければアドバイスもできないため、相談する際にはあらかじめ相談する内容をまとめておきましょう。
「何を悩んでいるのか」「何に対してのアドバイスがほしいのか」を整理してから相談すると、相手も助言がしやすくなります。

悩み始めに相談する

仕事の悩みは問題が深刻化してしまうと、相談相手も的確なアドバイスがしにくくなってしまいます。
そのため、できる限り悩み始めた段階で相談するのがおすすめです。
早い段階であれば問題を最小限に抑えることができ、悩み解消もスムーズに進むはずです。
長期間悩み続けてしまえば精神的にも参ってしまうので、大きなダメージを受けて仕事に影響を及ぼさないためにも早めに相談しましょう。

■プロに相談することも検討しよう

仕事先の人や身近な人に相談相手がいない場合は、プロに相談するのもおすすめです。
それぞれの分野で豊富な知識や経験を持っている人なので、自分では思い浮かばないような解決策を教えてもらえる可能性もあります。
ここでは、どういった機関があるのかご紹介していきます。

・労働条件相談「ほっとライン」

ほっとラインには、労働条件に関する不安や疑問を相談できます。
厚生労働省の委託事業となっており、電話での相談が可能です。

◎労働時間の管理
◎割増賃金の支払い
◎過重労働による健康障害
◎職場の安全衛生

など、相談に応じて不安を払拭するサポートを行ってくれます。
セクハラやマタハラ、パワハラといったハラスメント行為に関しては、専門の相談窓口を案内してくれます。
開設時間は、月~金曜日17:00~22:00、土日祝日9:00~21:00となっています。
フリーダイヤルなので相談は無料です。
気軽に悩み相談ができるでしょう。

・働く人の「こころの耳電話相談」

厚生労働省が委託運営をしている労働問題に対する相談窓口です。

◎メンタルヘルス不調
◎過重労働による健康障害
◎ストレスチェック制度について

など、様々な相談ができます。
所定の訓練を受けた産業カウンセラーといった「こころの耳電話相談員」が相談にのってくれる仕組みで、1回の相談は最長20分までとなっています。
開設時間は、月曜・火曜17:00~22:00、土日10:00~16:00です。
働く方以外にも家族も相談できるので、悩んでいる家族がいれば相談してみてください。

・労働者のための「総合労働相談コーナー」

労働局や労働基準監督署に設置されている労働者のための相談窓口です。

◎解雇
◎雇い止め
◎配置転換
◎賃金の引き下げ
◎募集、採用
◎いじめ、嫌がらせ
◎パワハラ

といった内容を相談できます。
法的な問題があるとなれば、労働基準監督署の行政指導が可能な部署に取り次いでもらうことも可能です。
対面での相談以外にも電話での相談も可能なので、仕事上の悩みを抱えているなら、一度相談してみましょう。

・話を聞いてほしいなら「心理カウンセラー」

心の悩みを抱えた人や、ストレスに耐えられなくなった人の相談にのる人を心理カウンセラーと言います。
相談者の悩みに寄り添い、心の面からサポートしてくれる人物です。

◎仕事が向いていないと感じる
◎仕事が続かずに悩んでいる
◎職場のいじめで悩んでいる
◎職場の人間関係でストレスを抱えている
◎職場内のハラスメント行為で悩んでいる
◎過労でストレスを感じている

など、仕事に関しては様々なストレスや不安があるはずです。
心理カウンセラーは、こうした悩みを聞いてくれます。
悩みの原因を解決できるわけではありませんが、話しをすることで気持ちが軽くなり、考え方や行動のアドバイスをもらえます。
心理カウンセラーは、会社によって職場に在籍しているケースもあります。
病院でも相談することは可能なので、ストレスを抱えている場合は相談を検討してみてください。
心理カウンセラーを検索できるサイトもあるので活用してみましょう。
 

今回は、仕事に関する相談の問題について解説してきました。
相談する人を間違えてしまうと、ダメ出しや見下されるなど、さらに精神的なダメージを負う可能性があります。
場合によっては周囲に相談内容がバラされて肩身の狭い思いをするケースもあります。
相談する人物を間違えないためにも、話しを聞かない人や愚痴の多い人などには相談するのを避けましょう。
話を聞いてくれる人、結論を出してくれる人を探し、自分自身も相談する内容をまとめてから話を聞いてもらってください。
その際には、今回ご紹介したような専門家に相談することも検討しながら、悩み解決に向けて行動を起こしていきましょう。

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