好きな格好をするのは目立ちたい訳ではない

おはようございます。Kateです。今日は母校のキャンパスが一般参加可能なイベントを開催するようなので、遊びに行ってみようかな…

今日ご紹介するのは、大学の頃に知ったビッグバンド主宰Count BasieのGood Time Bluesです。ゆったりとしたテンポのピアノサウンドに心がほぐれます。

さて。私は小さい頃から自分の高身長がコンプレックスでした。九州で育ち、まわりの男子より抜きん出て背が高くからかいの対象に…そのために、人目が怖くすっかり臆病に育ってしまいました。

その大学で学んでいた頃。3年の夏にイギリスへホームステイする機会を得ました。初めてのロンドン。誰も私をジロジロ、見ることはありません!それどころか、おのおのが好きなファッションに身を包む様子が颯爽としていて、度肝を抜かれました。

もともと服は好きだったけど、地方では高身長の自分に合う可愛い服もなかなか見つからなく、どこか「規格外」のレッテルを貼られた気分でした。

なのにロンドンで古着文化に触れ、日本規格でないものの中に、ステキで私にも着られるサイズ感の服は山ほどあるではないか!と虜になりました。今でもそんなイギリスにご縁を感じ、通っています。

その後東京での暮らしも30余年経験して思うのは「この人違うな、変わってるなと思う人をじろじろ見る」ことがまかり通っていること。日本はみんなが同じ、横並びって意識が強すぎて。これだけ街に海外からの方が増えてきたのだから、もう少し多様な人々に寛容でいいのではと思います。

首都東京ですら、好きな格好をして気分のいい日に視線を感じるのは何て悲しいことなのでしょうか…

ファッションというのは今日の自分の気持ちを色濃く反映できるツールです。自己表現のひとつではありますが、必ずしも「見て!見て!」というものではない。メイクも同様、人のためにという側面もありますが、今日の自分がハッピーになれるためにしています。

日本でグレイヘアという流行語ができ、私もそういうふうに白髪染めをやめていますが、残念なことにグレイヘアブームは定着とはほど遠い現状。「若く見える」ことにものすごく価値がある日本、これについてはまた、落ち着いて書いてみたいのですが、もうすこし多様性やエイジングの豊かさを社会が許容していけば良いのになあと残念に思います。

ともあれ、自分はこうであらねばという妙な縛りから自分を解放して、好きな服を身につけ背筋を伸ばして歩く自分でいたいです。そして、そんな仲間を増やしていくような仕事をしたいと、夢を抱いています。さて、かつての学び舎に今日はどんな服を選んで、出かけましょうか。

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