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The Way Home | ヘルソンから避難してきた農家

The Way Homeはウクライナ南部のオデッサを拠点に、国内避難民の保護や、炊き出し、国外への避難を希望する人の支援などを行っています。

もともとは障害をもつ子どもや、貧困家庭の子どもの自立支援を行ってきた団体です。オデッサ市内の子どもセンターは、現在は国内避難民の一時的な宿泊や、炊き出しのための調理場として利用されています。

それに加えてThe Way Homeはオデッサ郊外で農業研修施設を運営していました。Liebentalと名付けられたこの農園では、貧困家庭の子どもや孤児、障害をもつ若者などを対象に、泊まり込みで農業研修を実施し、さらに社会に順応していくためのアクティビティも開催してきました。2021年には14歳から25歳の60名が参加し、プログラム修了後は、地元の農家や園芸店への就職が決まってしました。

ロシアによるウクライナ侵攻後は、これまでの通常プログラムは中止を余儀なくされていますが、Liebentalの宿泊設備や井戸、農地はフル活用されています。

ロシアに制圧された南部のヘルソンから逃げてきた農家の一家が、Liebentalに一時的に住んでいます。彼らはウクライナの土地を耕すのをやめて、外国のアパートに住むのは考えられないとして、ウクライナ国内に留まることを選びました。Liebentalに留まる間は、花や野菜を育て、ベリーや果物の木の手入れをしています。

The Way Homeのスタッフは「戦争は間もなく終わると信じているし、私たちは未来を見据えて生活を続け、立て直さなければならない」と語っています。

困難を極める状況下で活動を継続するためには資金が必要です。The Way HomeはGlobal Givingという寄付プラットフォームで支援を募っています。寄付はもちろんのこと、SNSでの情報の拡散も大きな助けになります。https://goto.gg/f/41894


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