簡単にオリジナル曲へ色んな楽器を乗せる方法➀
こんにちは!
今西レオです!
今回は簡単に!オリジナル曲に!!
ピアノやベース、ドラムなど色んな楽器を乗せる方法です。
(※一般的なpopの基礎的なアレンジを紹介していきます)
この前の記事で紹介した『DTM』でアレンジしていきたいと思います!
因みに私が使っているDAWは『Logic Pro X』です。このDAWで今回は説明していきますね。
もし、これをみている方が違うDAWだとしても大丈夫ですよ。アレンジの部分なのでDAW上での楽器の動きは何も変わりません。
それぞれの操作で打ち込んでいってみて下さい!
では書いていきます!!
1.リズム隊の存在〜基本編〜
あんまり聴き慣れない言葉だと思いますが、『リズム隊』とはバンドにおけるベースやドラムを担当する人の事を指します。
(※ジャズのビックバンドなどではリズムを刻んでるギターやピアノも含まれます。)
バンドはボーカルやギターなどが目立ちがちですが、実はベースやドラムがいないと寂しい音楽になってしまいます。
こんな曲を用意しました。聴いてみて下さい。
どうでしたか?祭りって感じの楽曲にしました。
それでは、この曲からベースとドラムを抜いてみます。
なんか物足りない感じがしませんか?なんというか曲の雰囲気がガラッと変わったと思います。
普段、意識してませんが、こんなにもベースやドラムは居なくてはならない存在なんですね。
では、このベースとドラムをどうやって自分のオリジナル曲に乗せれば良いんでしょうか?
2.リズム隊の存在〜ドラム編〜
まず、ドラムから説明していきます。
ドラムは叩いて音を出す打楽器の一種で、基本的に6つの打楽器で構成されています。
この6つをドラムセットというのですが、
【ドラムセット】
1.バスドラム
2.スネア
3.ハイハット
4.クラッシュシンバル&ライドシンバル
5.タム
6.フロアタム
これが、主に使われます。
よく分からない横文字が連なってるとは思いますが、順を追って説明しますので大丈夫です!
・バスドラム
バスドラムは、手ではなく足のペダルによって演奏されます。これがペダルです↓
音を聴いてみましょう。
こんな音をしています。低い音で力強く、例えると心臓の鼓動のようですね。
この音がpop意外にもジャズやEDMなど色んなジャンルで欠かせないものとなっています。
では、ここに残り5つ乗せていきましょう!
・スネア
スネアも代表的な打楽器の一つで、使われ方で有名なのが「ボレロ」というクラシックの曲です。
一番最初に叩いてるのがスネアですね。
クラシックに詳しくない方も一度は聴いたことがあると思います。
先ほどのバスドラムに乗せてみましょう。
まだ普段聴いてるドラムには近づきませんね。スネアは1小節の中の2拍目と4拍目に乗せていきます。では、次にいきましょう!
・ハイハット
ハイハットは、ハイ(High:高い)・ハット(Hat:帽子)が語源だそうです。(※Wikipedia参照)
音はこんな感じ。
よくドラムで、「チチチチチッ」と鳴っているのがハイハットでドラムのビートを刻んでいます。
そして、ハイハットには2つの奏法があり、足で開いたり閉じたり調節しながら演奏しています。
最初の「チチチチチッ」が閉じてる状態
たまに入っている「ズー」って音が閉じてる状態
となっています。
この打楽器を入れると、ドラムって感じの音になってきましたね!
残り、3つも入れていきましょう!!
・クラッシュシンバル&ライドシンバル
クラッシュシンバル&ライドシンバルはどっちもシンバルという仲間の打楽器の一つであり、
シンバルは【つば広帽子の形に、比較的薄く伸ばした金属でできた楽器で、主に西洋音楽で使用】されています。(※Wikipedia参照)
ですが、どっちも場合によっては使われ方が同じだったり、違ったりします。
まず、クラッシュシンバルの音は、
最初の「シャーン」っていう音です。名前の通りぶつかっている感じですね!
次に、ライドシンバルを乗せてみました。
違いがわかるように、1小節目はクラッシュシンバル、2小節目はライドシンバルという風に分けました。
クラッシュシンバルの基本的な使い方としては、曲の中でドラムが入ってきた1小節目の1拍目に鳴らしたり、AメロからBメロに移り変わったBメロの最初の1拍目などで使われます。
ライドシンバルも、そういう使い方をしますが、ハイハットのように使われる場面もあります。
よく、Aメロ・Bメロでハイハットを刻み、サビになったら変化を付けるためにライドシンバルで刻むっていうことが多々あります。
ここまでいくと、もう普段聴いているドラムですね。じゃあ、残り2つはどこで使われるんでしょうか?
・タム
タムという打楽器です。タムタムとも呼ばれます。なんか可愛いですよね。単体で使用されることは少なく、他の打楽器達と使われることが多い印象があります。
そして、注目して欲しいのがタムが2つありますよね?
これは音の高さが違うんです。
真っ正面から見て左がミッド・タム。
右がハイ・タムになっています。
音を聴いてみましょう。ミッド・タム→ハイ・タムの順番です。
名前通りの音の高さでしたね。
それでは、他の打楽器達と奏でてみましょう。
一緒にすると、分かりにくいと思います。2、3小節目に入っていましたが、気付きましたか?
オープンハイハットの前に入ってますので気付かなかった方は、もう一度聴いてみて下さい。
このタムはよく『フィルイン』で使われます。
フロアタムも『フィルイン』で使われますので、ついでにフロアタムを紹介してから説明していきたいと思います。
・フロアタム
フロアタムは、さっき出てきたタムの仲間です。ただこれも音の高さが違うだけなので考え方は簡単だと思います。
フロアタムは、ロー・タムとも呼ばれ、叩くとタムの中で一番低く響く音がします。
単体だと、、、。
こんな音です。これを乗せてみると、、、。
オープンハイハットの所を変更して、フロアタムに変えました。これで6つ全ての打楽器が揃いましたね。
THE ドラムって感じになったと思います!!!
では、『フィルイン』の話をしていきます。これは、ドラムセットにおける演奏技法の一つであり、曲のつなぎ目であったり、Aメロやサビにこれから行くぞ!という時に、今までのドラムパターンを変えて曲にメリハリを付けていくものです。
言葉で説明されても、全く想像が沸かないと思うので下のYoutubeを見てみて下さい。
分かりやすくドラムを使いながら解説していますので、理解できると思います!
動画を見た方は分かると思いますが、私のさっきの音源でも『フィルイン』は使われています。
この部分はドラム奏者の個性が現れる部分で人によって叩き方が違います。作曲家があらかじめ決めない限り、自由に叩きます。
しかし、DTMだと人間が演奏不可能なドラムパターンやフィルインを考えてしまいがちです。
では、どうすれば良いんでしょうか?
そういう場合は、Youtube等で調べてみると色んなジャンルに合ったドラムパターンやフィルインを無料で紹介してくれています。本当に良い時代になったなとつくづく思います笑
今回は、2つの動画を乗せておきますね!
これを見て、あなたの曲に合ったものを打ち込んでみて下さい。
「リズムパターン&フィルイン100選」です!
もう名前と配置が分かったので、自分で打ち込めるはずです!!
そして、ドラムに関して後もう一つだけ説明します。
それは、
『半テン』
です。
また、意味不明な新しい単語が出てきましたね、、、。しかし、これはアレンジする時に、非常に役に立ってくれるドラムパターンの一つです。
今までのリズムパターンはこんな感じでした。
先ほどの音源ですね。では、これを『半テン』すると、、、。
なんだか、さっきと比べて遅くなった印象を持たれると思いますが、これテンポ自体は変わってないんですよ!
DAW上で見てみましょう。各打楽器を色で分けました。(※分かりやすくタムを無しにしてシンプルにしています。)
バスドラム・・・青色
スネア・・・赤色
ハイハット・・・茶色
シンバル・・・紫色
まずは、普通のドラムパターンです。
そして、『半テン』パターンです。
ここで間違い探しです。何が変わりましたか?
正解は、バスドラムとスネアの位置です!!!
普通のドラムパターンと比べると、明らかに変わってますよね。
これが『半テン』の正体なんです。具体的に何が変わったかというと、
普通のドラムパターンだと、
バスドラムが、1小節の中の1拍目3拍目。
スネアが、1小節の中の2拍目4拍目。
に入ってますよね?それに対し、半テンは、
バスドラムが、1小節の中の1拍目。
スネアが、1小節の中の3拍目。
になってますね!
では、『半テン』はどういった使い方をされているのでしょうか?
既存曲から使い方を学びましょう!
まずは、CHiCO with HoneyWorksのプライド革命です。
0:45〜で、フィルインから半テンになったと思います。この曲では、Bメロで使ってるんですね!
次の曲は、ヨルシカのパレードです。
1:37〜から、クラッシュシンバルで入ってサビを半テンにしてますね!
このように、どこで使うかによってその曲の雰囲気が決まるんです。これは、もう色んな曲を聴いて自分の曲に取り入れていくしかないですね。
では、次はベースです!
3.リズム隊の存在〜ベース編〜
ベースが一番何をしているか分からないと思います、聴き取りにくいですしね。ですが、バンドのみんなを支えている縁の下の力持ち的存在です。
ベースは弦楽器で、ギターやヴァイオリンと同じ仲間です。
ギターは主に、コード弾きであったり、ソロを担当している場面が多いですよね。では、ベースを何をしているかというと基本的にコードのルート音を低い音で弾いています。
コードがあまり分からない方はこちらの記事を読んでみて下さい。
ルート音というのは、つまりCコードでいう所のドの音の事を指します。その上にミとソが積み重なっていきます。
これで、コードの名前から直感的にルート音が導き出せると思います!
(例)コードのルート音
Cコード = ド
Fコード = ファ
Gコード = ソ
になります。
上の意味が分からない方はこちらの記事がオススメです↓
ベースはコードのルート音を、ベンベン!と低い音で弾いてる事がこれで理解できましたね。
では、ベースの音を感じてみましょう!まずは、ベース単体で聴いてみましょう。
こんな音がします!凄い響いてるって感じがしますよね。この響きが普段、皆さんが聴いてる音楽にも流れてるんです。
ですが、あまりに溶け込んでいますし、低音はあまり目立たないのでボーカルやギターなどと比べて存在感が薄く感じてしまう訳なんです。
でも、この低音が音楽を支えています。
では、ドラムと一緒に奏でてみましょうか!普通のドラムパターンにベースを乗せてみましょう。
どうでしょうか?いつもの音楽に少し近づいてきましたね。これにピアノやギターを入れればもう曲として成り立っちゃいます!
では、この音源が、どうやって動いているのかDAW上で見てみましょう。
実は、こんな感じで動いています。1小節に同じ音で8つ入ってますね。2小節目もただ下がってるだけで同じ動きですね。
これが一般的なベースの基本の動きです。後は、そうですね。こういう動きとか!
DAW上だと、、、。
こんな感じです!これは1小節の中に4つ同じ音が入ってる状態ですね。
ですが、これよりかは上での1小節の中に8つの方が使われてる気がします。(※私の個人的な見解です。)
この2つの動きでベースはOKなんですが、もう一つだけ知っておかなければならないことがあります。
それは、「ドラムのキックとスネアのアクセントに注目すべし!」
です。
どういうことかというと、段々とドラムの打ち込みが慣れてくると、基本的なドラムのパターンをもっとカッコよく変えたいと思うようになってきます。
そういう場合に、ベースが基本の動きだと何か面白みがないなぁ、、、と感じてしまう場面に遭遇するでしょう。
なので、ドラムが変わればベースも同じように変化していく必要があります。
では、一回ドラムを少し変えてみて基本のベースを乗せてみましょうか!
どうでしょうか?何かゴチャゴチャって感じがしませんか??これでも、曲としては成り立つんですが、もっとカッコよくする為には工夫が必要なんです。
DAW上のドラムの動き↓(※分かりやすくバスドラムは赤くしています。)
DAW上のベースの動き↓
ではこれに、ひと工夫加えてみます♪
これが、ひと工夫加えたバージョンです!聴いてみて下さい!!
私には凄い変化があったと思いますが、皆さんはどうでしょうか?何かさっきに比べて統一感というか自然な感じがしませんか??
DAW上で見てみましょう。分かりやすいように色分けしてみました。
DAW上でのドラムの動き↓
DAW上でのドラムの動き↓
分かりましたか?赤がバスドラム、青がスネアです。それにシンクロするようにベースもバスドラム・スネアと同じ動きで弾いていますね。
ここで注目して欲しいのが、最初に出てきたバスドラム&スネアを基準にベースを配置するということです。
なので、全ての4拍目の所は伸ばしても違和感はないと思います。伸ばしてみましょうか!
違和感はあまりないと思います。色んなドラムパターンを自分で作ってみてベースを色々動かしてみましょう!
4.まとめ
長くなりそうなので、ここまでにしましょう!
今回は、『リズム隊のこと』、『ドラム』そして『ベース』の基礎的なアレンジ部分を紹介しました。
皆さんも自分が使っているDAWでオリジナル曲にドラムとベースを付けてみてください。
弾き語りができる方は、自分でドラムとベースのパートを作ってみて流しながら一緒に演奏すると楽しそうですね!
次のnoteでは、ピアノとギターの基礎的なアレンジを紹介したいと思います。
良かったら見てみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!!
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