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マラソンは青春で甘酸っぱい話

「膝がー」「膝がー」と言い、下半身に違和感を覚えつつも、エントリーしてしまったものなので「いっちょ走ってみっか~」の精神で、この3月は2つのマラソン大会に出場してきました。
「走ろうか走るまいか…」と悩んでいても、いざその日が来るとやっぱり
「走りたい!」と思ってしまう。

そんな3月の奮闘ぶりをおしゃべりしている今週のポッドキャスト📻

3月10日は立川ハーフマラソン。
今年で3回目のエントリー。3月のこの時期に実家のある調布に行く用事があるので、そこに合わせて走ってきました。

自衛隊の基地の滑走路を走り、昭和記念公園の木々の中を駆け抜ける。
駅伝ファンならば学生も同じコースを走る大会が同時開催と、学生ランナーの走りを身近に感じられるのも魅力の一つ。

とマラソンの楽しさを感じながらも、いつも立川に来て思うのは、浪人時代、そして大学生の2年間、アルバイトで通った思い出の地であると言うこと。
今回は立川から八王子まで足をのばして、マラソン後の糖質補給。
とんかつ定食を食してまいりました。

立川から八王子までの電車の中、停車駅の「日野」「豊田」も、あの頃の友人と遊んだ場所。窓から見える景色に懐かしさを感じながら、
「あいつらも、もういいおっさんになったんだろうなぁ…」
とノスタルジーを感じていたものでした。

年に1度、立川に訪れるときは、十九、二十歳のあの頃の自分とも会える、そんな日なのです。
ああ、青春のあの頃の、なんとも甘酸っぱい記憶…

そして3月20日が新潟ハーフマラソン。
今回は私の友人が初のマラソンチャレンジと言うことで、
「君のその華々しいデビューに、私もお供いたしましょう!」
と、申し込みの時は一緒に盛り上がって、エントリーボタンをポチっとしていたのですが、日が経つにつれ再度「膝がー」を発動し、どうもテンションが上がらない。

当日朝も、走るべきか走らぬべきか…と悩み、実を言うとナンバーカードの入った封筒も、机に放り投げて封も切っていない状態。
当日朝になってはじめてナンバーカードを取り出してみて、
「とりあえずTシャツに貼っておくか…」
「とりあえず走れる格好で出かけてみるか…」
「無理だったら途中棄権する勇気を…」
と、これまでのマラソン大会当日のあの高揚感はなく、低いテンションのまま友人たちと合流。

でも走っちゃいました。
走れないことはないんですが、やはり練習不足、調整不足は否めず、両足へのダメージが大きかった。

そして何と言っても当日の新潟は雨、風、そして雪。
なんの試練か、なんの修練か、走り終えて駐車場へ行くまでの道中の死の行軍。早く何か温もりに触れたい。なんとも過酷なレースでした。

しかし!友人の初マラソンも見事完走!
歓喜する彼の姿。健闘を称えあい、達成感、爽快感を感じたのも確かなこと。
「俺たち、頑張ったよな!」
と讃えあうおっさんたちのなんと『青春』なことか。

マラソンで感じた、青い春なのでした。

立川駅で出迎えてくれているマスコットのうさぎ
新潟県ゆかりの選手たちが登場。
この写真を撮っていたときは、このあとどんな試練が待ち受けているかを知らない。

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