見出し画像

PCをよく使う人向けのおくすり管理法

 僕は精神病を患っており、定期的に病院に行き、毎日薬を飲まなければならない。僕が飲むべき薬は昼と夜の薬があり、夜の薬は飲まないと眠れないため、飲み忘れることはないのだが、昼の薬をいつも飲むのを忘れてしまう。朝起きた時は「昼飯食べた後は薬を飲まなきゃな」と覚えているのだけが、昼飯を食べて煙草で一服するとすっかり忘れてしまう。大抵の場合はツイッターに夢中になってしまい頭の中から消えてしまうのだ。

 ツイッターをやっていて服薬を忘れてしまうので、自動ツイートbotのサービスを利用して、自分に「おくすりのんだ?」と@ツイートを送ることで服薬管理をしていた時もあったのだが、ツイッターの仕様が変わったためか、同じリプライを連続で送ることができなくなったようで、その方法が使えなくなってしまったのだ。そこで新しく「タスクスケジューラー」というものを用いて服薬管理をする方法を試したらとても良かったので、ぜひ皆さんも試してほしいと思い、ここにその方法を記すことにした。

 この方法は、日常的にPCを使う人におすすめな方法だ。PCはほとんど使わずスマフォしか使わないという人には使えない方法なので、そういう方にはあまり意味はないかもしれない。また、PCの熟練者にとっては「何をいまさら」な内容になると思うので、そのような方にとっても意味はないかもしれない。めちゃくちゃ詳しいというわけではないが、そこそこパソコンを使い慣れているような、パソコン中級者にオススメしたい方法だ。それでは絵図を使って紹介していきたい。

 まず、どのような方法で服薬を思い出させてくれるかをお見せする。服薬の時間になるとPCの画面に次のようなメッセージウィンドウが表示されるのだ。OKを押すまで消えないので、表示された時に席を外していても、また戻ってきたらこのウィンドウが一番前に表示されているので、服薬を忘れることがない。

 どのように設定をするか、詳しく説明していきたい。まずはタスクバーの左端にある検索窓から「タスクスケジューラー」と入力してタスクスケジューラーを起動する。

 すると下のようなウィンドウが表示され、タスクスケジューラーが開いたと思う。

 左上の「操作」タブを開いて、「基本タスクの作成」をクリックする。

 すると基本タスクの作成ウィザードが開き、タスクの設定を行う画面が表示される。以下に示すように入力していこう。

 服薬は毎日だと思うが、隔日、隔週の薬を飲んでいる人はここで設定してもらいたい。

 次に服薬の時刻を設定する。

 「プログラムの開始」を選択して「次へ」をクリックしよう。「プログラムってなんぞや?」と思うかもしれないが、これから作成するので問題はない。ちなみに「(非推奨)」と書かれている「電子メールの送信」と「メッセージの表示」はwindows10からはこの機能が無くなったので、選択してもタスクスケジュールが完了できないので気をつけたい。

 右にある参照をクリックする。

 参照をクリックしたら、「C:¥Users¥(ユーザー名)¥Documents」とアドレスバーに入力するか、左にあるクイックアクセスツールバーからドキュメントフォルダを選択し、そこに右クリックの新規作成でフォルダを作成する。「おくすり確認」とでも名前を変更し、そのフォルダを開く。

フォルダを開いたら、右クリックの新規作成でテキストファイルを作成し、おくすり確認とでも名前を変更し、「.txt」となっている拡張子を「.vbs」と変更する。拡張子の変更の仕方はこちらの記事に詳しく書いてある。

 拡張子を変更したら、このファイルを右クリックして「編集」をクリックする。

 すると、テキスト編集できる画面が開くので、以下の通りに入力して、「ctrl+S」で保存して閉じる。

MsgBox "おくすりのんだ?" ,vbSystemModal + vbExclamation, "服薬確認"

 そして最後に「おくすり確認.vbs」を選択して「開く」ボタンを押して、ウィザードを完了させれば、終わりである。

 ちゃんと動くかどうか確認したい場合は、下図のように、タスクスケジューラーの最初の画面を開き、左側の「タスクスケジューラーライブラリ」をクリックし、作成したスケージュールを選択し、右下にある「実行」ボタンを押す。

 最初に示したようなメッセージウィンドウが表示されるはずである。

 僕は、この設定を試してからは一度も薬の飲み忘れがない。ぜひ皆さんも試してもらいたい。

+++++++++++++++++++++++++++

この記事が面白かったと思ったそこのあなた!僕をフォローしてください。
また、マガジン(無料)もあり、今まで書いた記事すべてまとめてあるので、そちらもフォローをよろしくおねがいします。


この文章が面白いと思った方は少額でもいいのでぜひご支援ください。筆者の励みになります。