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オンライン時代の子どもたちの公園


「あ、ちょっと待って、○○くんが来た」

「人数5人だから他の遊びしようよ」

「新しい遊び思いついたから、明日○○時に僕の島に来て〜」


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こんにちは。

『「好き」で自信を創り、「好き」で社会とつながる』をビジョンに、発達障がい児や不登校のお子さん向けにメンターマッチングサービスと教室運営をしているBranchの中里です。

コロナウィルスによる緊急事態宣言以降、お子さんとはオンライン(主にZoom/Discord)でコミュニケーションを取ることが増えてきました。

最初に書いた文章は主に子どもたちと毎日のようにやり取りしている内容なのですが、なんだかふと「これって公園みたいだなぁ」と思いまして。


主に最近はFortniteやどうぶつの森で遊ぶことが多いのですが、「このゲームの中に行けば誰か遊んでくれる人がいる」というような形で自然と触れ合っているんですよね。


元々公園って

公園を設置する目的は、人々のレクリエーションの空間、良好な都市景観の形成、都市環境の改善、都市の防災性の向上、生物多様性の確保、豊かな地域づくりに資する交流の空間の提供である。  (国土交通省)

という目的があるそうです。

コロナウィルスによって、リアルで会うこと、蜜になることに制限がかかりレクリエーションの機会が減っています。

また、防災という観点でも(ウィルスを災とするならば)中々集まりづらくなっている時代です。


そんな中、子どもたちがこの時代に適合するようにオンラインの世界を公園のように使っているのを見る「なんて子どもは常に柔軟なんだろう」と感じるんですよね。


Fortniteは主にTPSといって三人称視点でのバトルロワイヤルゲーム(100人対戦で生き残る)です。

子どもたちも主にバトルロワイヤルを1人でやったり2人でやったり4人でやって遊んでいるわけですが、その中でも様々な遊び方があります。

・バトルロワイヤルに勝つために練習したい子
・ひたすら実践したい子
・みんなで遊ぶのが楽しいので、クリエイティブモードで自由にワールドを創って遊ぶ子
・世界中の人が創ったワールドをダウンロードしていろんな遊びを楽しみ似たい子

などなど、様々です。

なのでこの公園に集まると、みんなで遊び方を議論するんですよね。

「4人だからClix(※)で練習しようよ!」(※狭い範囲のステージで主に建築勝負するステージ。ダウンロードして遊ぶ。)

「みんな来るまでとりあえずデュオで戦おう」

「昨日見つけたステージ面白かったから一回みんなでやってみない?」

などなど。

その議論は傍から見ると喧々囂々。喧嘩しているみたいです。


どうぶつの森でもそうです。

「タイマー設定してかくれんぼしよー」

「あ、今ならシーラカンス釣れるかもしれないから一緒に釣りしよ」

などなど、その時々で遊び方を考えて遊びます。


この「複数人が自然に集まって遊び方を考えて決める」という行為がまさに公園が担ってきた大事な役割なのではないかな、と思います。


この公園には大人も自由に入れます。
年齢はあまり関係ありません。


オンライン時代の公園をもっともっと大人も理解して行かないとな、と日々思います。



Branchでは、お子さんの好きなことを見つけたり、好きなことを伸ばすための環境創りのお手伝いをさせて頂いています。ご興味ある方はこちらから。


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