![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38968741/rectangle_large_type_2_5c43b7ecc162eab585a3d5c32a02fa18.png?width=800)
Photo by
nom99
詩(風)
冬の風
熱のこもる身体を
すーっと吹き抜ける空気
凍えるような風ではないけれど
冬の寂しさを訴える
空気が透き通る
木々が町が
鮮やかにそこにある
1人きりの世界のように
きらりきらりと
それでも私は行く
1人でないことを
歩み出せば誰かに出会えると
何処かで知っているから
寒さと風から
寂寥の香りがする
この香りも
いつか流れていくだろう
今はまだこの香りに包まれていよう
冬の風の
見送りだろうから
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?