【実際に聞かれたこと】いつから“音楽家”って名乗ってるの?

お世話になっております。

メロニスタです。

今回は、実際に自分が講師を務めている学校の生徒に質問されたことを掘り下げてみようと思います。

0.今回のお題「いつから“音楽家”って名乗ってるのか?」

今回のターゲット層はこんな方々。

・音楽家ってなによ?
・音楽やりたいけど、将来がどうしても不安
・音楽家と胸を張って言えない

1.音楽家と呼べる線引き

音楽(作品)を創作して、世間に発信しているかどうか。

大雑把にいうとこれだけです。
ただ、日本人は“実績”を背負っていないと、どうも胸を張れないらしい。

音楽を創作して、世間に発信してさえいれば立派な音楽家なわけです。
人に披露して聴いてもらうまでは音楽家とは呼びにくいかもしれません。

2.プロとアマチュアの違いとは?

クオリティ問わず、音楽に対して音楽に対して対価が発生しているかどうか

最近では情報処理の技術が革新的に飛躍しているため、
プロフェッショナルなスペックハードウェアソフトウェア手軽に購入できるようになりました。いわゆる“素人”でも音楽を作るハードルが下げられ気軽に、かつ安価に質の良い音楽が作れるようになっているというのが
昨今の音楽制作の常識です。

やっぱりどんな人でも芸術ができるようになったのは良いことですね。
ではプロとアマチュアの違いを少し掘り下げてみましょう。

【プ
・〆切を徹底的に守る
・オーダーに合う楽曲を作る
・対価をいただく(※ここではお金とします)

高品質に作ることはプロはできて当たり前なので割愛しました。

 【アマチュア】
・〆切関係なし
・自分自身が楽しければオーケー
・対価は発生しない

全て自身が好きなようにやって、
クオリティー関係なく楽しくできればオーケーなのがアマチュアです。

どうでしょうか?読者の皆様方はどちらに当てはまりましたか?

3.音楽業界は自由でしょ?

見た目が派手なだけ。超体育会系です。

体育会系と聞けば、上下関係厳しい・規律が厳しいなど、
良いイメージを想像することが難しいと思います。

なぜ私が体育会系と呼んだのか。

このnoteを読んでくださっている方々は音楽を作ったことがある人多いと思います。音楽を作る時って自分が納得するまで制作に励みますよね?

現場では全く同じことが行われています。

みなさんに喜んでもらうには限られた時間内クリエーターたちが納得するまで試行錯誤する

アーティストによっては深夜帯の方がいいもの作れる!ということであれば
周りの制作陣は深夜に稼働するのです。

しかも、現場によっては次の日が早朝稼働だったり…。

こんなにめちゃくちゃなのに時間を守ること“超厳守”です。
音楽ビジネスに限った話ではないですが、1秒でも遅れたら破談です。

もし締め切りを守れなかったら…
信頼を失い・自分のネガティブな噂が広まり仕事が来なくなる
音楽業界は狭いので噂なんて簡単に広まります。
ましては悪い噂なんてすぐ。
仕事に限らず約束守らない人ってですよね。

それと一緒です。

浮ついた気持ちで業界に入る人がかなり多いので、業界に入った途端
こんな予定じゃなかった
と言って去っていく人も少なくないです。

したがって、人の入れ替わりがとても激しい

音楽に限らず、派手に見える業界はそれなりの覚悟と
「挑戦する!」っていう気持ちを忘れないでください。

4.どういう状況がプロ?

音楽の仕事だけで生活できるようになってから胸を張って言えるようになった。

下積み時代は人間生活が破綻していたので音楽家といえるようなものじゃなかったですね…

5.音楽家になるためにどのような行動を実行したか

音楽の専門学校に行った
生活のためのバイトでも、音楽やメディアと関わりのある仕事を選んだ
・常に将来を意識した、人付き合いをした。
・無理してでも楽器や音楽に投資をした。
・音楽以外のことでも、めちゃくちゃ遊んだ

プロセスは後日アップしようと思う。

著者である私は、音楽業界で生き残るためのアンテナを学生時代から張りまくっていました。

少なくとも専門学校の先生は音楽業界の人だし、仲良くして損はないし。
同じ学校の仲間も、めちゃくちゃ売れるかもしれないし。
もしかしたら助けてくれるかもしれないし。

そんなことばっかり考えていました。

他力本願の精神も大切

そう私は考えます。

他力本願するにも、相手に認められなくちゃ意味がないと思いますので、
十分に己の努力が必要ってことです。

技術向上は当たり前ですが、
人とのつながりに恵まれ音楽業界で飯を食えるようになったと思っています。

“人付き合いプロになるための可能性を高めてくれるのではないでしょうか。

皆様も是非人付き合いを大切にしてください。
なにがあるかわかりません。

ということで、今回はここまでにしておこうと思います。


5.まとめ

音楽家として名乗るには自分がどのような立場を望んでいるか。

こういうことではないでしょうか。

・動画サイトや音楽クラウドサービスに載せたら音楽家。
・武道館やドームでコンサートを成功させたら音楽家。
・対価(お金)を頂けたら音楽家。etc...

芸術家を名乗るのは誰が何と言おうが、自分次第でよい。


それでは、今回の記事はここまで。
ご覧いただいてありがとうございました。
ウイルス騒動早く落ち着きますように。

2020年3月30日 メロニスタ

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