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女性の更年期について考えた結果、笑えるヨーガを提案するに至った(男性も必読で♪)

女性には更年期ってやつがある。

個人差はあるけれど心身ともに辛い人も多い。

で、男性にも、女性の閉経前後ほど顕著な変化ではなかったとしても、やはりある。男性も、体力の低下を感じたり、それによって自信や活力が振るわなかったり、集中力が続かなかったり、イライラしたり等、女性の更年期の症状と似た状態になることもある(とのこと)。

なので、男性のこういった心身の不調を聞くと、女性は「あぁわかるわかる、あの感じね。」と体感的に察することもわりかしできる。女性の場合は特に更年期移行期でなくとも、月経が始まってからの長きにわたる不調との二人三脚という人も多く、そして妊娠中や産後にもホルモンバランスの乱れで苦労した経験を持つ方も多く、「知ってるよその感じ。」と察しがつくのです。


しかし男性は、自身にもそのような不調が多少なりともあるけれども、女性の不調に対して鈍感、不理解、関心を持たないことが多い。なんなら否定とか拒絶、「君はなんでそうなの?」と、理解のための質問ではなく苛立ちや嫌悪感の表現として投げかけられて終わる・・・

「っていうケースが多くない??」

と、この前お話した女性が言っていた。彼女もまた更年期を超えている最中。

少し考えた。

人によるかな、
でも男性のそういう傾向は多いのかも、
いやでも女性側の説明不足とかもあるのかもよ、
でも説明しても自分には関係ないものとして、ふーんで終わる人も多いのか。
もちろんそこにしっかり目を向ける人もいる。
人によるな。男性みんなではない。
いやでも、理解しない人の方が多いかも。(ぐるぐるw)
そもそもの日本の、性教育も含めた身体に関する基本教育が全然「基本」すらじゅうぶんに踏めていないから、「体」というものに関しての無知と過信と思い込みが、男女間の身体的な差についての無関心も育てたのかもしれない。

などなどなど、しばし考えました。

いろんな人(特に男性)の、女性の心身の不調への関心についてリサーチしたわけではないので、なんとなくの感じなんですけどね。

ただ、夫婦とかカップルに訪れる親密度のズレは、やっぱりお互いの体への理解・関心があるかないかが非常に関わるだろうと思います。お互い元気な時はいいんですよ。双方の視界がクリアなので、いろいろなものが輝いて見える。

でもどちらかが不調な時、そこに理解や関心がなかったら、互いに見えている世界が全く違うものになる。元々違うのだけど「同じものを見ている」という「幸福な錯覚」がなくなるので。


大乗仏教の唯識という学派では(急にw)、心を「一人一宇宙」と考え、各個人にとっての世界はその個人の表象(イメージ)に過ぎないと考えます。個人的にはこの考えは納得がいきますし、そうだなあと思うことも多いです。


一人一宇宙は「一人一体」でもあり、みんなそれぞれの個体で生きている設定の中では、真剣に想像してみたり、それについての知識を学んでみたりしないと、他人の辛さへの理解は浅いところでとどまり、そうこうしている間も自分の心と体に意識が戻るので、なかなか他人の感覚に寄り添い続けるのは難しいだろうと思います。まして根本的な機能が違う男女で共有するのが難しいのは言わずもがな。同じ女性同士でも、「私そういうのなかったからぜんぜんわからない」「何がそんなに辛いの?」とあっけらかんとしている人もいる。


みんな自分の宇宙(体)の感覚や経験値に従って生きている。
だから他人を心身ともに本当に理解したり同じものを見ることは、どうやったって不可能。だから、基本的な優しさとか思いやりが最重要なんだろうと思います。大乗仏教が慈悲を掲げたのも納得いきますわ。


仏教のスタートの概念である「この世には苦がある」という前提は、「この世にはあなたが抱えるあなたの苦がある」と言ってもいいと思います。そこに立つと、あなたのことを本当に理解したり、その苦しみをそっくり代わってあげることができない、だから(せめて)思いやるよ、優しくするよ、というのが「一人一体」を持っている人間の菩薩的なあり方なんだろうと思ったりします。

まあしかし。菩薩的になれない人も多いし、そんな感覚から程遠い人もいっぱいいて、自覚なく不理解、自覚なく無関心、自覚なくテキトウ、という人の方が多いのだろうと思います。全ての面でそうでなかったとしても、人の心にはたくさんの盲点があるもので、「性」とか「男女」などのところに多くの「見えていない」「想像できない」スポットが偏るのも、わかる。

そうなった時、悩める(苦しい)人は、自分だけでなんとかしないといけない気がしてきて、一人一宇宙の中のさらに苦しいところに堕ちてしまう。そして「辛いんだ」と表現することもやめてしまったりする・・・。
あぁ、優しさとは、なんて大事なことだろう、と思う。



冒頭の女性は、「(男性って)そういう人多くない?」と言ったわけだが、その言葉の背景には同性である私に「そうだよね」と共感を得たいだけではなく、もっと強く求めているのはパートナーに対して、ちょっと優しくしてくれれば私はそれだけで救われるのに、という思い。それがこの言葉の真の主(あるじ)だと思いました。



話が更年期をめぐる男女間の理解の差の話と、人間の心の構造話みたいなところを行ったり来たりしてすんません。
「わかってくれよ、わかってやれよ男たちよ」という内容ではないと言ったら嘘になりますが(笑)、それは男女ともにお互い様だし、女性側の無自覚や身勝手さもある。性差だけでのテーマでもない。何より自分自身にも足りないところの反省を含めた話でありました。

理解しようとする努力や、理解できないからこその優しさって大事ね、って。そこですね単純だけど。



ちなみに、女性の更年期の症状を緩和するためのヨーガはなかなかいいですよ。更年期もだし、月経にまつわる不調は、体もさることながらメンタルがやばいですよね。心が、何者かに乗っ取られる。
何者かというとそれはホルモン様。自律神経様。もう自分がどんな人間なのかわからなくなるくらい辛い人も多いと思います。

ヨーガはそういった心身のアンバランスを「少し」良くする効果があると思います。完全にではなくても、ちょっと取り戻し、そしてあまり悪い方に行きすぎないように。

究極的には人間の体は死に向かって変化し続けるもの。その変化を止めることはできないけれど、過程における辛さを緩和させる知恵はたくさんあります。

更年期対策のヨーガは、まじめな情報はネット上にいくらでもあるので(笑)、私からは変化球的直球でちょっと楽しい提案を送ります。
題して・・・


「更年期女性を応援!おおざっぱヨガ 〜気楽になろう編〜」

「吹き出し」の中の言葉は出来るだけ実際に声に出してくださいね。声に出した方が気分の解放に高い効果が得られるでしょう。


さあ始めましょう!

誰も聞いていないところで心置きなく言うといいです。
「疲れちゃったよね〜〜〜」などもおすすめです。ライトに言うのがポイントです。


おっさんが席に着くなりおしぼりを開封し、顔を拭いたのちにテーブルを拭きながら言うイメージです。これはすごく効果があります。


漠然と感謝しましょう。対象がない方がいいです。
必殺技の一つです。謝っときましょう。謝ったら負けだという意地を大地に開け放つのです。
始まれば終わる。出逢えば必ず別れが来る。諸行無常のことわりを明るくポップに背骨に乗せましょう。
少し上級者向けですが、声色を変えて一人芝居を行うと不思議と情緒が安定し、物事を対局的に捉える心が現れてきます。
何も解決していないことに責任感を感じる必要はありません。生産性のなかった1日で何が悪い。このセリフで物事に勝手に区切りをつけましょう。
考えてはいけません。出てくるままに言うことで雑念や煩悩が洗い出され、本来の気楽さが戻ってきます。
ここは大事です。なんでもいいのでさも悟ったように言えば脳が呼吸を取り戻します。意味をよく知らない格言などが最適です。最後に「なんつってな」など自分で茶化すことができればしめたものです。
最後の山場です。吐く息をそのまま音にしましょう。言葉という有限の世界から大宇宙へと自分を解放するのです。


口元が少し緩んでニヤついていれば成功です。



以上です。

ふふw

ふざけたり笑えなくなったり、感動する心が低下するのが心身の不調ってやつですよね。そのままほっとくと鬱になります。だからユーモアが大事なのです。最初は笑えないかもしれないですが、そのうち思考が諦めて、気持ちがふざけ出します。


大集中の真剣なヨーガ練習もいいですが、それをやるにはある程度安定したコンディションとかパワーがないとできないものです。元気な時はいいですが、身体的なバイオリズムの波が大きい女性には難しい時もけっこうあります。

月経にまつわる辛い時期や更年期の不調時は「心のエネルギーがうまく引っ張り出せない」という状態が多いですよね。そんな時は、シリアスにならずに気楽に、「笑える自分」を大事に。


私が女なので身体的な話になるとどうしても女性向けに書いてしまうところが多いですが、男性にもきっと共通するところはあると思います。心が冴えないときは無理をせずに、ストレッチでもしながら飲み屋のおっさんの口癖を模倣してみたりするとちょっと元気になるかもよ(笑)。



今日はそんなところです。

夏も終わりますね。ご自愛マックスで行きましょう。

読んでくださりありがとうございます。

EMIRI

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