2023年・今年の水処理関連ニュース
いよいよ今日で2023年もオシマイ。今年も色々なニュースが有りましたね。自分としての今年の振り返りも兼ねて、勝手に12ヶ月のニュース・トピックスと私自身の考え方やニュースの捉え方について書いていきます。
2023年1月度のベストニュース
この技術は本当に驚きました。まさに私が最も得意とする全体計画の中でも最も難易度が高い配置作成を自動で行ってしまうのですもの、、、
まさに「水処理技術者」という名乗っている自分が、新たに違うスキルを身に着けないと世の中に貢献できないなぁ〜と感じてしまったニュースでした。
AIの進化の速度は早いので、技術者もキャッチアップして、もっと世の中に貢献できるように精進せねば!
2023年2月度のベストニュース
経団連の副会長に女性、しかも我々水処理業界から輩出されるとは!
古い考え方の水処理技術者の中には「ヴェオリアなんて外資系に、、、」なんて言う人もいるかも知れないけど、今や国境は関係ない時代。逆に他国では「日本企業が俺等の国で何してんだ、、、」と思われている可能性もあります。
母体がどこにあろうが、人類のためになる企業がいれば、それはそれで良いのではないだろうか?
2023年3月度のベストニュース
水処理ベンチャーとして私が注目しているWOTA社がシリーズBの追加投資。しかも水処理業界の広く資金が入っていることにビックリ!
もはや「競業」から「協業」の時代に入ってきている事を象徴しているような気がします。資金を入れる方も、受け入れる方も、「他社をリスペクトする」という風土があるのでしょうね〜。
個社だけで抱えたい、という戦略も自由ですが、私はあんまり肌が合わないかなぁ〜(あくまで個人的な意見です。)
2023年4月度のベストニュース
まだまだ自動運転だけで運用するのが難しい工場設備と水処理を含むファシリティ設備。そのスキルって、実際のプラントで覚えるしかなかったので、「失敗を糧に覚える」という事が出来ませんでした。
個人的にも失敗に勝る勉強法はないと思っているので、このような模擬的研修プラントがあるのは素晴らしい!こうやってエンジニアを増やしていくのも一つの手段だな、、、と思いました。
2023年5月度のベストニュース
それにしてもよく調べ上げられている!
元記事の深田さんという方は存じ上げないのですが、どんな企画や施策をぶち上げても反対派は必ず出てくるという事を再認識しました。
反対すること自体は人類としての正常な拒否反応だとは思いますが、憶測や自分の知識外のところで、反論するのは非常に危険だなぁ〜と思いました。(もちろん、私見として思うことを表明するのは良いけど、断定はね、、、)
少なくとも日本の水処理技術は世界一ィィィ!という事は事実です。(笑)
2023年6月度のベストニュース
何がすごいって、趣味が高じて商品開発しちゃったというところ!
本業は建設会社なのに、気がついたら趣味で新商品を作っちゃうというのが、なんとなく現代風な感じがします。
ちょっと前なら「社長!ご乱心を!」という感じで回りが止めていたかもしれませんが、自分の好きなことを突き詰める。そして、そのノウハウを周りに分けていく。こうやって人類のビジネスは回っていくような気がしています。
2023年7月度のベストニュース
2023年から「AI」の言葉のもつ説得性がかなり変わってきた気がする、そんな象徴的なニュースでした。
正直、昨年までの「AIによる最適化」というものは、教師データが揃わずに残念なアウトプットしかない印象でしたが、各社本気度をもって取り組んでいるような気がします。
そして何よりもフラクタリープのメンバーの顔が明るいし、誰一人としてスーツを着ていない!これは新しい事に取り組む姿勢として重要な気がするんですよね、、、
2023年8月度のベストニュース
栗田工業さんの記事が続いて続いてしまいましたが、この記事は読むべき価値がある!と思いました。
日本では有名な栗田工業さんでさえ、シリコンバレーでは無名で、地道な広報活動をしなければ知名度が挙げられないう事実。なんでも、一朝一夕に行くような事はないんですよね〜。
って、記事を書いている中垣さんって、早稲田大学で根来先生の授業を一緒に受けていた一人じゃないですか!
こういう偶然ってあるんだなぁ〜
2023年9月度のベストニュース
9月度のベストニュースは自分の有料記事で、、、(宣伝w)
なんで、この記事を書いたか?というと、「処理水」という言葉の定義が、我々技術者で捉えているものと、一般の方々のそれとは大きく異なるという問題提議をしたかったから、、、
結局、自分で調べて考えないと答えって出ないのだけど、そこまでのパッションがない事象については、マスメディアの意見を鵜呑みにしちゃいがちなんですよね。。。
少なくても、私は私の知人に対しては、自分の知る限りの知見を伝えていきたいと思っています。
2023年10月度のベストニュース
「水処理」という文脈では、こうやって日々情報収集を怠っていないという自負があるのですが、こんな仕事が有るとは驚いた!
確かに人間の嗅覚や味覚って、思った以上に高性能で、現在の分析技術に匹敵するほどの検出精度を持っていたりするんですよね〜。
(しかも、分析するための前処理の時間、実際の測定時間などを考えると、人間の感覚の方が早い!)
日々の情報収集が偏らないようにする事が重要だなぁ〜と再認識させてくれる記事でした。
2023年11月度のベストニュース
今年のニュースとしてはAREを抜きにしては語れないでしょう。www
道頓堀も昔に比べれば綺麗になったと言えども、そもそもが汚いことには変わりない。そして、これだけ注意喚起しても飛び込んじゃう人がいるんですよね、、、
帰りの電車はかなりの悪臭を放っていた事でしょう、、、
2023年12月度のベストニュース
獺祭がアメリカで製造されるという事にもビックリだけど、その水処理プラントも評価されている事に、日本人技術者として誇りになりますね。
「水」という存在が過去に比較して注目されているような気がします。そうなると、トリチウム問題のように偏った考え方で報道が続くことにある種の不安感を感じてしまっています。
私のような技術士が世の中に「理学的に正しい知見」をわかりやすく解説する仕事が重要になるのではないか?とも思い始めています。
もしかしたら2024年には何らかのアクションを起こすかもしれませんが、そのときは御支援よろしくお願いします!
2023年はココまで、また来週〜
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