見出し画像

大人の読書感想文:ここはウォーターフォール市、アジャイル町

毎度の如く、まえがきですが、このnoteはあくまで読書感想文です。内容についてはflier等の要約サイトや、まとめが上手い方のサイトを御覧ください。

もし、よかったらこういうイベントで著者に近づいてみてください。私もイベント経由で読者になった口です。

===============

 で、肝心の感想ですが「よく言ってくれた!感動した!」です。もう、コレ以上の言葉は出てきません。(って、書いたら読書感想文ではなくなりますが。。。www)

 話の構造としては、主人公の女性が問題だらけの情シス部門(で、しかも運用チーム)にチーム長として配属されたところからスタートします。その主人公がどうやって組織改革をしていくのか?の物語パートと、その組織改革のメソッドを伝える解説パートのサンドイッチ構造になってます。

 で、私が感動したのが物語パート、特に色々な会社で聞いている情シス部門の悲哀が現れています。(たぶん、私の会社の人もこのnoteを見ていると思いますが、当社も例外に漏れておりません、よね?)

 私も会社の中では技術部門(いわゆる儲ける側)にいましたが、今はバックオフィス系に異動しており、会社の裏方的業務の大変さがやっとわかってきたところです。

 バックオフィス系って思った以上に報われないんですよね。上手くやって当たり前、失敗したら自分たちのせい、、、そりゃ、新しいことなんて考えたくもないし、トライもしたくなくなりますよね?

 そんな閉塞感の中でも日々戦う企業戦士の皆さんに読んで欲しいです。

 しかもこの本、「アジャイル」とか「ウォーターフォール」って謳っているけど、その説明は前段に少しだけ記載している程度です。つまり、アジャイルについては、「なんだよ、また横文字かよ!」と思う人も居るかも知れませんが、難しいことではなく、思想だったりするんです。

重要なのな下記の一文
  プロセスやツールよりも個人と対話を、
  包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、
  契約交渉よりも顧客との協調を、
  計画に従うことよりも変化への対応を、
この左よりも右側を重視して仕事をします。ってのがアジャイルの考え方であって、なにもプログラミングだけでなく、全ての業務に通じる思想だったりするんです。

 なので、可能であれば、どんな部署で働いているとしても、組織で働く人には全員に読んでほしいと願います。

 そして、可能であれば、情シス部門、とくに運用部門が日々どんな感覚で仕事をしているのか感じ取ってください。間接部門は決して自分勝手に仕事しているわけじゃないんです。「みんなのため」を思って仕事をしているんです。それはわかってください。

 あとは、会社に対していつも不満感を持っている、そこのあなた!あなたにも是非読んでほしい本です。「会社が○○してくれれば〜」なんて他力本願にならず、組織を変えていくのは誰が起点であってもスタートできます。愚痴をいうくらいなら、この本の主人公のように、まずは自分の意識改革から始めてみませんか?

 さあ!みんなで会社をもっと良くしていきましょうよ!!

==================

一応、最後にAmazonのリンクを貼っておきます。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?