大人の読書感想文:SDGsのすごい会社
今日は諸事情あって、実家まで行っていたので往復の電車の中で読んだ本の紹介です。
こちらの本、執筆者の一人である冨田さんの紹介で購入はしていたのですが、申し訳ないんですが「積読」の一部になってました。。。(ホント、ゴメンナサイ!!)
あと、最初っから言っちまいますが、私は正直言うと「SDGs」って言葉があんまり好きじゃありませんでした。というよりも毛嫌いしていた、という方が正解かな?なんか、お偉い人が「とりあえず言葉作っときました」感を感じちゃって、いやだったんですよね。。。
でも、この本を読んで「あ、言葉じゃないなくって、SDGsというパッションなんだ!」と感じました。そう、ここに書いてあるのは「パッションが高じて、それを持続可能なように仕組みを工夫したらビジネスになった」という熱き人間たちのストーリーなんです。
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話が戻りますが、大学の先生や大企業が標榜するSDGsって、なんか表面を撫でているようにしか感じないのですが、(関係者の皆さん、ゴメンナサイ!!)こちらでインタビューされている経営者の皆さんは「SDGs」という言葉を使わなくても、なにか情熱≒パッションを感じるんですよね。
上にも書いた通り、まずはSDGsという目標があって、ビジネスを考えるのではなく、「自分は世のため人の為に〇〇をしたい!」というパッションがあって、それを持続的に続けるために、ボランティアとして行うのではなく、ちゃんと継続できるような仕組みを色々と考えていたらビジネスになった。。。という感じなんです。だから、変に金儲けの匂いが感じないんですよね。
なんか「働くって何だろう?」といういを再認識させてもらった気がしました。
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次にこの本を読みながら考えたSDGsの本質、これって一応は「17の世界的目標、169の達成基準、232の指標」ってカテゴライズされているけど、なんか絡まっちゃった糸のようなイメージが再生されました。
よく早稲田の入山先生がイベントで言っている「経路依存性」ってやつにも似た感じがあるんですよね。
つまり、17の目標のうち「我々はコレをやります!」と宣言したところで、もしかしたら他の目標達成に対して負の影響を与えちゃう可能性もある。すべてが分離できるのではなく、微妙なパワーバランスで成り立っているような感触を受けました。
だからと言って、何もしないことが正解なのではなく、全体感を見ながら、「俺はコレをやるぜぃ!」という人たちが、隣の様子を見ながら、たまに俯瞰しながら事を成し遂げていく、、、というのが、面倒くさいけど、やらなきゃいけない事のような気がします。
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あとは、SDGsの言葉の違和感に「2030年のゴール」とあるのですが、実際にはゴールなんてないんじゃないかな?と思うんですよ。
なんか、この歌の歌詞みたいなもんですよ。
「私にはスタートだった、あなたにはゴールでも♪」
我々世代は2030年はゴールみたいに感じちゃうけど、もっと若い世代にとってはスタートなんですよ。だからこそ、人類が滅びるまでは終わりのない事にチャレンジし続ける仕組みが必要なんじゃないかな?と思うんです。
なので、SDGsを達成するためにガッチガチのコンクリートで固めるような施策を行うのでなく、今後人類が対応し続けるために、緩ーい感じで、変幻自在に対応できる人材を育てる事、これが本当の意味での目的なんじゃないかな?と思い始めました。
そう考えると、いわゆる大企業でSDGsを標榜するのはチョイと違くて、今後の未来の為に、アクションし続けるパッションのある人を輩出し続けるのが人類の目標な気がしてきました。(あ、大企業がそういう人材を輩出し続けてくれるなら話は別ですが。。。)
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ま、結局何が言いたいのかっていうと、私はこの本を読んで「やべぇ!つまらない仕事なんてしてる場合じゃねぇ!もっと自分のパッションを燃やしつくしてぇ!!!」って熱い何かが湧いてきちゃった、って事でございます。(笑)
そんな、「人を熱くするストーリー」が読みたい人は、是非ぽちっとしちゃってください!
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