#7 旅をする"過程"
私は今まで旅行をするということに関して行く場所、訪れる場所に価値があり、そこでしかできない体験をするために、最大限時間を費やすことに重きを置いていました。
しかし、コロナが流行して満足に移動ができなくなった今、行き先ではなく、「過程」に価値を見出す必要があるのではないかと感じています。
そう思うようになったきっかけは
"コロナ禍で友人と共に自転車で60キロ走破し地元観光をした"
ことです。
コロナウイルスがなければ、こんな発想は生まれもしなかったし、旅行の移動に価値を見出すことも無かったと思います。
今の時代、地球の裏側にも半日ほどでいけますし、国内旅行は最短時間で言えばだいたいの場所は2時間以内で行くことができます。
快適な移動環境が保たれ、移動=休憩時間、睡眠時間になっている人、友達と話さない時間帯がある人がほとんどだと思います。私もそうです。無論、移動中の景色を楽しんだり、知らない人と交流などしたことがない人ばかりだと思います。
しかし、こうなったのは文明の進化の結果であり、昔の人はこのようにはいかなかったのは勿論のことです。
歩いて目的地まで向かい、その道中で景色を楽しんだり、さまざまな宿(旅籠や、木賃宿など)に泊まり、その土地土地での交流も深めていました。
私たちはこのようには全くいきませんが、自転車で60キロを走破したことで、その片鱗を感じたことで移動時間の重要性について改めて認識することとなりました。
1番は、移動に重きを置いたことで
"自分の知らない景色をたくさん見つけられた"
ということです。
今回は地元付近の観光だったので主によく知る場所でしたが正直自分自身が知っている気になっているだけで、知らないことだらけでした。
電車で普段通る見慣れた景色ですがひとたび速度を落として線路沿いではない道を走ると、全く知らない景色が広がっていました。
知らないお店、知らない公園、知らない綺麗な景色。
普段忙しなく電車で通り過ぎる場所には全く違う時間が流れていたことを知りました。
今の時代、人は皆んな時間に追われ、最大限目的を達成するためにいかに有効に時間を使うか、が重要でありそれが当たり前になっています。例外なく私もその中の1人です。
しかし、この経験を通して旅行に対して新たな価値観を見出すことができました。
いま一度
移動時間に重きを置いて、旅行をしてみる
こと、考えてみませんか?
読んでくださりありがとうございました!
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