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南紀白浜の熊猫と猫

南紀白浜といえば、アドベンチャーワールド。
アドベンチャーワールドといえばパンダだ。

今年の2月に7頭のパンダのうち、3頭を中国に返還してしまったため、アドベンチャーワールドで現在飼育されているのは4頭のみだ。


お母さんパンダの「良浜(ラウヒン)」、そしてその子供たち「結浜(ユイヒン)メス」「彩浜(サイヒン)メス」「楓浜(フウヒン)メス」の4頭だ。
「良浜(ラウヒン)」はこれまでに10頭のパンダを産んだアドベンチャーワールドの最大の功労者だ。しかも日本生まれで初めて出産をしたパンダだそうだ。現在22歳。ここまできたら中国に返さずに、日本で寿命をまっとうさせたい気持ちになる。

今、和歌山で飼育されているパンダは全員メスだ。となると、これからパンダの繁殖はどうなってしまうのだろうか?中国か、国内の他の動物園から婿を迎えない限り、和歌山の自慢のパンダたちは消滅してしまうことになる。
中国との関係も良いとはいえない状況なので、パンダを政治の道具として利用する中国に「婿パンダ」を期待するのは難しいかもしれない。

現在(2023年5月現在)、日本にいるパンダは、上野に4頭、和歌山に4頭、そして神戸に1頭、と全部で9頭しかいない。そしてオスは上野にいる「力力(リーリー)」と「暁暁(シャオシャオ)」の2頭だけだ。この2頭に日本のパンダの命運がかかっているのかもしれない。2頭はこのものすごいプレッシャーに勝つことができるのだろうか?私ならたぶん無理だ。。。


着ぐるみのアルバイトが休憩時間に日陰で休んでいる、のではない。


少し哀愁が漂っている


パンダといえば白黒だが意外と茶色い部分も多い。みんな見て見ぬふりをしてるな。


だいたい、寝てるか食べてるかのどちらか


パンダポスト

和歌山に行くと、至る所でパンダのお土産やオブジェを見かけ、和歌山の人たちにとってパンダは特別な存在なのだと感じる。このままでは、そうした風景もいつか見られなくなってしまうかもしれない。なんとか早く活きが良く、そしてちょっと好色な男熊猫(オスパンダ)に来てもらいたいものだ。


熊猫繋がりで、今度は白浜の猫について。
白浜では4匹の猫に出会えた。


三段壁近くのお堂に住む地域猫さん


日向ぼっこ。道の真ん中でもお構いなし

まず、景勝地の三段壁近くのお堂にいた、白黒とキジトラ。耳が切れているので地域猫だ。
2匹とも、人懐っこく愛想の良い猫さんだ。時々わざとぶつかってきて、私にマーキングしようとする。


「ミルクティー」の名前の通り、綺麗なベージュと白の組み合わせ


「かおでか」君。今はそうでもないが、子供の頃、顔が大きかったのでそう名付けられた。

そして円月島のグラスボート乗り場にいた2匹。こちらは飼い猫だ。
名前は「ミルクティー」と「かおでか」。なかなかのネーミングセンスだ。

動物界のスーパースターのパンダはもちろん可愛い。でも温室で大切に大切に育てられたパンダよりも、やっぱり私は自由気ままにたくましく生きる猫さんに惹かれるな。



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