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【一周年記念】Water Walkライターの選ぶWater Walkベスト記事

お世話になっております。Water Walk編集長EPOCALCです。
この度、Water Walkはしれっと一周年を迎えました!

今回はWater Walkの好きな記事をWater Walkのライター諸兄に選んでいただきました。


リサフランクが選ぶベスト記事

レイレイ・セフォー『「ガッツだぜ!!」博覧会』

オリジナル版『ガッツだぜ!!』はもちろん、そこに"エセ関西弁"、"ファイナルファンタジー風"といったなんとも濃厚なアレンジを施したバージョン含め合計6つの『ガッツだぜ!!』が展示されており、本当に読むのが疲れる記事。特に"エセ関西弁"版に関しては東北出身のレイレイ氏が自ら翻訳を務めているが、「ガッツだぜ パワフル魂」の部分が「ガッツやで 阪神魂」などという風に訳されており、実にすごすぎるので必読。


ハニワニハが選ぶベスト記事

けむり『主人公以外が全員アンビエントの話をしている逆ハー小説』

主な対象とされている層ではないこともあって、私自身は乙女ゲーに触れたことはない。ただ、インターネットばかりやっているせいか「お約束」のようなものはうっすら知っている。そのうっすらした知識しか持ち合わせていない程度の人間の腹筋をも攣らせてしまう、よくわからない力・面白さで満ちた記事。それだけ充実した記事なのに読後は爽やかなのも、文章力の高さがなせる技!是非、けむりさんにはまた何か書いてもらいたい。


もこみが選ぶベスト記事

JMX『会いたさのあまりに体が震えだしてるの世界中で西野カナだけ説』

そのあまりにも有名な一節は、リリース後10年を経ても人々の脳裏に焼き付いている。会いたさのあまり「震え」ている曲は他にあるだろうか?そんな切り口からJ-POPの歌詞表現に迫った論考。プリンセス・プリンセス、Mr.Children、スガシカオ、小田和正と、いずれも昭和末期〜平成を彩ったポップスターたちの「震え」ソングを読み、なぜ「震え」ているのかを分析する。分析を進めるにつれ、西野カナという"稀代のリリシスト"の特異性が浮かび上がるのだが……。


わからん都が選ぶベスト記事

V.A.『みんなの学生時代の音楽失敗談』

おそらく、音楽が好きじゃない人には音楽失敗談はないだろう。そういう意味で、音楽失敗談があることは誇れることだと思う。だからなのかはわからないが、どの失敗談も読んでいて楽しかった。
あと、自らの趣向のままに愚行をしてしまう失敗談が多い中、航路志望人さんの失敗談はなかなかに特殊で面白かった。


レイレイ・セフォーが選ぶベスト記事

リサフランク『アルバムと裸で語り合うのことできる特別な銭湯』

鬼才・リサフランクの個人的最高傑作。
アーティストと、ではなく、作品自体に人格を与えて会話をする。これまで存在しなかったであろうエキセントリックすぎる批評。
会話がインタビュー形式ではなく、雑談的なのも高評価。
怒涛の名盤コラ画像ラッシュには腹を抱えて笑った。


EPOCALCが選ぶベスト記事

V.A. 『非評論クロスレビュー ~A LONG VACATION編~』

評論文でのレビューはもう古い、評論文以外でレビューしよう!という試み。私も参加したが、同じアルバムから全く別角度の文章が生み出されている。普通のクロスレビューならここまで違わないはずである。音楽の多義性をよく感じ取れる素晴らしい企画ではないだろうか。
ちなみに同時期に某ZINEでSF作家による小説での音楽レビューが行われており、奇妙なシンクロニシティを感じた。原案のレイレイ・セフォー氏に拍手。



そういうわけで今後も土曜20時に更新してまいります。何卒ご期待ください!!

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