見出し画像

ノンブレスオブリージュが好きなオタクの独り言

皆さんは一つの曲を何度も何度も繰り返し聴くことってありますか?
私はたまにあるぐらいなのですが、そんな季節がやってきました
感情を大きく揺さぶられたので、今回はその感情をここに残していきたいと思います


それがノンブレスオブリージュという曲なのですが、一番最初に聴いたのがVALISのRARAさんのcoverです。

この曲で一番感じたことは「人形的な美しさ」
もともとこの方のことは知っていたので人形と表現しましたが、正確には呼吸的な苦しさや感情的な辛さなどの無い美しい物というようなことを感じました
特に3分辺りのところは本当に綺麗です
個人的にこの方が一番原曲に近しいものがあると思いますね


次に聴いたのが花譜さんのcoverです

この曲で感じたことは「人間としての息苦しさ」
この方が一番真っ直ぐ受け止めてる印象ですね
ただこの掠れさせ方や本当に苦しそうな歌唱法はびっくりしました
聴いてるだけなのにこっちが泣きそうになりましたよ


三番目に原曲を聴きました

恐らく原曲を一番最初に聴いていれば息苦しさやプレッシャーなどの辛さを感じたと思うのですが、先に花譜さんの歌い方を知ってしまっていたためこの曲には「機械への希望」を感じました。
何故か暗いイメージではなく想像してた以上に明るかったんですよね
上手く説明できないのですが「こんなにも辛く苦しい世の中でも私はボーカロイドだから息苦しさも重圧も感じず綺麗な歌声を出し続けられるんだ」という前向きな感情とそこに希望を見出す人間という構図が浮かびました
だからRARAさんのは近いのかもしれません


四番目がP丸様のcoverですね

この曲は「苦しさを否定する強さ」
あんまり深いことは書けないのですが、前に出るものや表現者としてここまで支持されているのだから、辛さや苦しさを感じるのは間違っていると否定して常に強い人間であるべきだという覚悟のようなものと言い聞かせているようなものを感じました


五番目がにじさんじの朝日南アカネさんのcoverです

この方からは「高貴さからくる強さ」
曲名はノブレスオブリージュ(貴族は義務を伴う)というフランスの言葉から取ったものだと思われるのですが、この方からは特にその高貴さやそれに伴う義務や責任を感じました
意味合いとしてはP丸様と近しいところがあるのですが、あちらはその感情を自身に落とし込んで歌いこちらはその環境自体に自身を当てはめたみたいな感じですかね
あまり良い表現ではありませんが今やにじさんじ自体がVtuberの中でいう貴族のような物ですから
ただ本当の貴族とは違い、産まれた血筋という運だけでなくこれまでの実績などがあったからそこにいるのだとは思いますがね


六番目は騎士Aのそうまさんのcoverです

この方からは「舞台の裏の嘆き」
系統としては花譜さんと同じような息苦しさを歌っているように感じました
違いとしては花譜さんは生きていること自体に対する嘆きのようなものですが、こちらはそこまで悲観的ではなく表に出ることはとても楽しく幸せだが裏で冷静になるとその重圧が辛く苦しくて嘆いているように感じましたね


最後はタトさんのcoverです

この方は「こんな感情を持つことへの呆れ」
あくまで私が勝手に言っているだけのことなのですが、この方の歌い方は責任や重圧に対して苦しく思う感情を理解できないもしくは理解したくないという視点からくるものだと感じました
苦しさよりも呆れや怒りといった感情があるような気がします



紹介するのは以上になります
一応Youtubeに上がっているタグ付けされた歌ってみたはすべて聴きましたが中でも特に感情を込められてると感じた曲がこの7曲になります

これまであまり一つの曲のcoverだけをいろいろ聴くという経験がなかったのですが、こうやってひとつひとつどのような意味が込められているのか考えながら聴くというのも、人間にしかできない歌唱法であったり一つの曲からここまで広がるのかなど多くのことを知れたのでとても良い時間になりました

ここまで読んでいただきありがとうございます
あまり今回のような一つの曲に対する深掘りはしないかもしれませんが、これから新曲の紹介等もしていきたいと思っていますのでまた読みに来ていただけると幸いです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?