カリフォルニア、ディープフェイクが違法に

より正確にはリベンジポルノや政治的偏向を意図したビデオを作成することなどに利用することが違法となる。

「ディープフェイク」(リアルに見えるビデオコンテンツをデジタルで生成するAIテクノロジー)の登場により本当のビデオと区別することが極めて難しくなる。 この技術は、オバマ大統領がトランプ大統領を“dipshit.”(能なし)と演説中に言ったように見えるビデオを生成したことで有名になった。ディープフェイクの登場で高度な映像編集技術がなくても簡単にfake videoを作ることができるようになったため、その危険性は高まっている。実際に Facebookがプラットフォームから削除することを拒否した米民主党の下院トップのナンシー・ペロシの演説が意図的に酔って聞こえるように加工されていた件などフェイクビデオが政治に及ぼす侵食はすでに顕在化しつつある*1。今回のカリフォルニア州の法律により選挙まで60日以内に、有権者を騙すことを目的とした動画を広める行為が違法となる。さらに州内に住む人がディープフェイクでポルノ動画を合成された場合、それを作った人物を訴えることができる。


*1 MITテクノロジーレビューによるとこれはディープフェイクによるものではないという。

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追記 : 日本でも逮捕者がでた。

警視庁と千葉県警や京都県警が相次いでが、“ディープフェイクポルノ動画”を公開したとして、名誉毀損と著作権法違反の疑いで逮捕したという.


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