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タイトル未定 2nd ワンマンライブ 札幌「黎明-れいめい-」札幌PENNY LANE24ライブレポート


0.はじめに


※昨日ワンマンの帰りの飛行機内で纏めた感想を極力簡単に纏めたレポートです。悪い癖で文字数が多くなってしまったのはご愛嬌ということで。

 さて、感動的なワンマンから一日経った今、まだ自分で作った当日のプレイリストをApple Music(https://t.co/CbQuQQuUYa)で聴きながら、余韻に浸りながら当日の事を思い出しています。

 先月行われた東京ワンマンも、そのライブのクオリティの高さに満足してどうしても書きたくなってすぐ帰ってnote(https://note.com/watch_wacci2/n/n0e7fedecd21b)書いたりしましたが、今回も自分への備忘録としてnoteを書きました。

 このnoteを見て、一人でも多くの方に「タイトル未定」というグループの存在を知って頂き、興味を持っていただければなと思っています。

1.3月5日(土)『開演前夜』


 何故、東京ワンマン『未明』に行こうと思ったとかの細かい事は上記の前回書いたnoteに書いてますが、今回札幌ワンマン『黎明』に行こうと思ったのは、その日開場して、入場待ちの時にもらった下の代理店のチラシの影響が大きいです。

ずっと持ち歩いてたせいでなんか汚くてすいません…

 居住地がLCCが多く飛ぶ成田からほど遠く、羽田も決して近いと言えない立地条件の自分にとって、北海道まで行くなら羽田からの飛行機一択。それを考えた時に、羽田⇔新千歳を土曜日の朝入りして、日曜の夜帰るプランで飛行機を取ると、JALやANAで往復の飛行機のみや宿泊パックなどで取っても、セールで取らないと5万前後とかなりお高いのが実情。そういう中で追加料金なしで、往復28,000円で乗れるのはかなりリーズナブル。更に物販の割引クーポンも付いているのなら実質26,000円。これはお得と思って飛行機を取り、上記のプランで北海道へ向かいました。

 元々ワンマン前日のスケジュールにライブ予定と入っていたので、一体何のライブがあるのかな、と思ったらワンマンと同じ会場での40分ライブ。後から考えたら前日にゲネプロ込みで箱を借りて、同じ北海道で業務提携しているBYBBiTもライブを行い、ワンマンの日もBYBBiTもライブを行う事で一日箱をレンタルして、運営的な部分でも非常に上手い使い方。

 このワンマンのゲネプロを行うという行為自体、普通この規模という言い方をしたら失礼ですが、あまり箱のサイズ的なのを考えたら行うこと自体が非常に珍しい。ただ、そこでもゲネプロを行うということは、それだけ凝った内容にしたい、演出をしたい、絶対に成功させたい、という気持ちの面でも伝わってきます。東京の時もワンマンは日曜日なのに、金曜日にゲネプロをしていて驚いたものです。

 そんなライブが行われたPENNY LANE 24。私は今回が初めて行く箱でしたが、札幌だとZepp Sapporoは別格として、その次点に大きなキャパシティのライブハウス。また、個人的には学生時代に解散後でしたが遅れて熱狂した伝説のバンド『NUMBER GIRL』が2002年に解散ライブをした場所、という印象が強かったです。北海道に向かう途中に解散ライブのライブ盤『サッポロ OMOIDE IN MY HEAD状態』を軽く聴いて気持ちを高めたりもしていました。

 当然ワンマン当日入りする方も多かったり、直前で決まったライブなので決してお客さんが多いとは言えない状態でしたが、私としては5回目のタイトル未定のライブ観覧。

 40分と聞けば長いように感じますが、あっという間に感じるライブ。楽曲の多様性があるからこそあっという間に感じる、音源を何十回何百回と聴いても飽きさせないステージのパフォーマンスに前日ながら大満足しました。特にラストの『青春群像』のピアノバージョンは、不意を突かれて思わず涙しました。ワンマンまで泣くつもりなかったんですがね。

 このライブで当日誕生日だった冨樫優花ちゃんのお祝いをしたり、翌日披露される新曲『黎明』についてネタバレにならない程度にメンバーが説明したりと、このライブを観たからこそワンマンが更に楽しめる要素があり、非常に行って良かったなと思いました。

 当日はチェキを撮り、ホテルまで戻った時はこのご時世のため開いている飲食店も少なく、ホテルで食事を取りながら諸々用事を済ませながら、疲れもあったので知らぬ間に眠りにつきました。

2.3月6日(日)『黎明』

 ワンマン当日は、前回の東京ワンマン同様、ライブ前に会場で集合チェキの撮影がありましたが、私は前回1月の北海道遠征時は会えなかった友人に会うために断念。友人に会う約束を付けた時、当然「どうして北海道来たの?」と聞かれて、「地元アイドルのライブ観に来た」って言ったらめちゃくちゃ笑われました。これだけコロナが流行ってる時に、ライブのために遠征するのなんて普通の人から考えたら異常ですからね。嘘でも日ハムのオープン戦観に来たって言った方が良かったかもしれません。一応私はファイターズのファンなので、、、

 そんな友人と2時間程度でしたが談笑して、会場には整列開始予定時刻の少し後に到着。一般チケットの程よい番号だったので、開場直前でもいいかなって思ってましたが、気が付いたらそれなりに早い時間に到着して、会場横のめちゃくちゃ雪で滑りやすい駐車場で待機。前回は、北海道に着いた直後に、雪用のブーツを買いましたが、今回はバカなので普通のスニーカー、というかランニングシューズで北海道に参戦。本当に油断するとすぐ滑る状態だったので常にこけないように意識しながら歩いてました。

 いざ会場に入ると、既に会場内には200人近いお客さんが。入場時に、道内から来たか、道外が来たかアンケートがありましたが、ワンマンのMCでも確認してましたが道内と道外で半々くらい。開演時には300人は言い過ぎかもしれませんが、たくさんのお客さんでペニーレーンがパンパン。これはプロデューサーの松井さんが目標としている北海道のアイドルとしてのコンセプトとして、かなり目標に近付いている状態だったのではないかなと。

 この松井さん、既にゲネプロの事は記しましたが、ゲネプロまでしっかりしてワンマンに臨むプロデュース面は本当に頭が上がらない。普通は少しでもアイドル運営として利益回したいから、そのあたりはケチりたくなるものです。周りから言わせるならその姿勢が羨ましい。目先の利益じゃなくて、プロデューサーとしてかなり先を見据えた運営をしていると思います。

 そして、ワクワクしながら始まったワンマン。開場時からステージに紗幕があるのは目視できましたが、正直そこでその紗幕に歌詞を移す演出をするなんて全く想像してませんでした。東京ワンマンが行われたセレネはVJの設備が整っているのでやってナンボですが、正直このキャパシティ500の箱でやる人なんてそうそういない、普通に考えたらキャパ1000超えのホールやらアリーナでの演出なので本当に驚きました。こうしてまだまだ知らないタイトル未定の世界を見せてくれるんだなって。

 そんなワンマンの1曲目は『薄明光線』。前回の東京ワンマンの時のnoteにも書きましたが、初めて私がタイトル未定のライブを観て、その後の特典会で冨樫さんが教えてくれて、その後の無銭ライブで披露していてタイトル未定の世界に惹き込まれた一曲。言うならば冨樫さんが自分とタイトル未定を繋いでくれた一曲。紗幕に映し出される歌詞、その後ろで踊る4人の姿に完全に虜になっていました。

 2曲目は『鼓動』のアコースティックアレンジ。彼女たちの名刺代わりの曲と言っても良い最も知名度の高い曲を、こんな前半でやると思わなかったので驚きもありましたが、開場の一体感を出す・盛り上げるためには正攻法でぴったりな一曲。アレンジも素晴らしかったですが、やはり楽曲のクオリティが高いです。

 3曲目は『踏切』。この曲でののんちゃんの入りに本当に痺れました。この後のMCで飛ばしすぎなくらい全力って本人が言ってましたが、本当に思い返しても鳥肌が立つくらい凄かった。これが普段のライブとは一つ違う感じ、今日はワンマンライブなんだなって思わせてくれました。

 東京ワンマンの『未明』の時は客席に伝わるほど緊張していたけど、当日は、そこまで伝わる緊張って言うのがほとんどなくて、いつも以上に堂々としているように見えました。ホームでライブするってそういう事なんだろうなって。このリラックスしたとまでは言えませんが、今まで観てきたライブの中で一番楽しそうにライブが出来ていたように感じました。

 最初のMC、ワンマンの始まりをお祝いするMCでしたが、冨樫さんが2/6って言い間違えた後のリアクションがめちゃくちゃ照れててそこで会場全体がほのぼの。終わってみればあれがいい意味で最後まで緊張を解いた感じがします。

 そのMC明けに披露された4曲目の『綺麗事』、木曜定期のカメラアングルで本当に好きになった曲。感情が乗せやすい曲だから、こういうワンマンではこれからも絶対にやって欲しいと思いました。2サビ〜落ちサビの個々のソロパートの流れはお世辞抜きでタイトル未定の曲の中でも好きな部分。最初に観た時に落ちサビの冨樫さんで沼ったやつです。ワンマン当日は特に乃愛ちゃんの表情がいいな〜って。東京ワンマンで彼女の笑顔にやられてしまった身ですが、こういう曲で見せる切ない感じだったりだとか、そういう表情から魅入ってしまいました。彼女の気配り心配りの精神はステージ上でもって感じ。話それますが、本当に特典会の感じとか、アイドル好きなんだなって感じのものでタイプです。

 5曲目は『主題歌』。タイトル未定の曲は出番を問わない万能ソングが多いですが、この曲もその一つ。流れを問わない良さ。当日は全体的に会場の雰囲気を更に高めるような配置。葉菜ちゃんの器用さが出ている曲であり、最後にのんちゃんが言う「ありがとう」のファンです。あそこで顔が一気に和らぐんですよね。わかります。

 6曲目は『青春群像』。タイトル未定の歴史のような一曲で、いつ聴いても凄いワクワクさせてくれる一曲。前日はピアノバージョンだった青春群像ですが、ワンマン当日はノーマルバージョン。これは前日のライブに行った人だけの特別感、ゲネプロ後のワンマンの練習とかそういうものではないのを感じさせてもらったので、終わってみたら個人的には嬉しかったなと。どちらにしろイントロから葉菜ちゃんの歌声に惹かれる。歌詞に感情移入できるのがコンセプト通りで強いです。

 7曲目は『溺れる』。綺麗事と同様に感情が乗せやすい曲。曲中のピアノが本当に良くて、この曲でハマる人もいたりするくらい。当日は4人とも普段以上に歌もダンスもメリハリ付いてて綺麗な感じ。特にのんちゃんが『踏切』の時以上に気持ち伝わってきて胸が打たれました。

 8曲目は『灯火』。お披露目からそんなに時間経っていませんが、本当にすっかり自分たちのものにしてしまったなと。ここも気持ちのこもったのんちゃんのラップから始まり、葉菜ちゃんの伸びやかな歌声で壮大に。乃愛ちゃんの頼りになるサビ。ライブを重ねて安心感が増してきて声してるなと改めて思いました。そして、冨樫さんは演じる天才。原曲以上にブレスとか上手くなってて凄いの一言。この曲はどんどん化けると思います。

 9曲目は『いつか』。いつ聴いても切ないよね。本当に。切なく聞こえる時がいい時なんだろうなって思います。そういう意味では最初が最後にやるのが正攻法なんだけど、当日は後半にさしかかろうとした部分。流れを少し変える予兆のような組み方に通しで聴くと唸りました。

 10曲目は『夏のオレンジ』。前日の開演前夜でやっと生で『この冬の向こう側』を聞けた身としては、やっぱり北海道に来ると聴きたいですよねって。前の曲の『いつか』から打って変わってみんなが終始楽しそうに笑顔なのが愛おしい。あるべくアイドルとしての姿。既存曲の中でも毛色が多少違うけど、どんな人でも好きになれる明るいナンバー。個人的に好きなのはサビに入る前の Bメロ、冨樫さんから乃愛ちゃんのパートだったりします。あと当日は葉菜ちゃんのゆれるポニテがいつも以上に揺れてた気がします。ダンスキレッキレですよ。野外が合う曲で、今度の山中湖とか最高だと思いますが、今年の夏は是非とも個人的に思い入れも深い芸森でこの曲を観たいです。

 11曲目は新曲の『黎明』。昨日メンバーが話していた感じで頭に描いていたものより前衛的だと思ったのが最初の感想。エレクトロでダンサブル。タイトル未定としての色は残しつつ攻めた新曲。Aメロの乃愛ちゃんのパートの入りで、一瞬見えた緊張が曲を通して少しずつ解けていき、表情が和らいできたの観た時にすごく安心しました。途中客席にクラップを求めるところもあり、そこをしっかりみんなで出来たのも良かったなと。そういう意味では本当に令和っていう今のアイドルソングとしては王道なのかもしれません。

 12曲目は『道標』。全体的にタイトル未定のコンセプトが出ている曲という印象。ライブで観ると笑顔になれるんですが、音源で聴いていると少し切ない気持ちになるような曲。この曲を聴くとそろそろライブも終わりかなって思っちゃうんですよね。だから切なく感じるのかなって。明確なパート分けもあり、メンバーの個性・良さが割と分かりやすく出ている曲だと思っています。サビのみんなの笑顔に救われています。

 13曲目は『にたものどうし』。これは毎回イントロのピアノで何故か泣いてしまう。当日もしっかり泣かせていただきました。ステージでメンバーがアイコンタクト取りながら笑ってるのが本当に愛おしかった。愛されているグループ、愛すべきグループだなって。音源解禁されても聴くに聴けないくらい大事で好きな曲です。

 14曲目は『ガンバレワタシ』。ここでやると思わなかったのでセトリ的には驚きました。正直むしろ今日やらないのでは!?と途中思ったくらいなので。ライブ中曲数カウントしてたら、流れ的にここで終わるのかな?って思ったり思わなかったりもしました。2Aメロののんちゃんの雰囲気と、2Bメロの乃愛ちゃんの歌い方とか手の振りが好きです。明るい応援ソング。最後とか本当に心が洗われますよね。

 本編ラストの15曲目は2回目の『鼓動』。終わってみればこれもありだなと。『鼓動』が嫌いな人なんて誰もいませんからね。何十回何百回何千回聴いても素敵という事は変わらない名曲。そして何よりもこのフロアの一体感が本当に好き。この曲、コロナが明けたらまた変わった景色が観れるんでしょうねきっと。ある意味常にこれからの希望を持ち続けている素敵な曲だと思っています。

本編終了後はアンコールのクラップ。そしてアンコールでメンバー登場前にスクリーンが現れて、東京ワンマンで初公開された全国ツアー&アコースティックツアーの映像が。正直この時フロアの感じは「知ってるわ~」って感じでしたが、その後に追加情報で当日披露された『黎明』の音源解禁情報、そして東京ワンマンで披露された『灯火』のMVの先行公開が。MVの感想は公開まで抑えますが、『踏切』とは違う感じで凄く良かったです。このMV何度も観てたら本当にタイトル未定の事がまだ好きになりそうだな、、、って。

 そのMV公開後のアンコール明けMC。東京ワンマン『未明』はこのMC思い詰めていた部分もあってメンバーが涙して、それ見て自分もギャン泣きしましたが、今回はそれに比べると明るい感じ。ただ、最初にのんちゃん泣きそうになってるの見て、思わずもらい泣きしました。

 こういう節目の時に前向きな言葉が聞けて改めてタイトル未定というグループの良さが知れました。ネガティブとはいえ、素直な気持ちが聞けるのも本気でやってるのが伝わってきて嬉しいんですが。本気でやってくるのが伝わってくるので。

 アンコールとしてラストに2回目の『黎明』。メンバーも2度目とはいえラストで全力の姿勢を見せていました。その姿が本当に綺麗で、芸術のようでした。この時聴いてて思ったのはいかにも色んな音楽聴いている人の方が好きそうなので、東京のオタク向けの一曲。是非とも来週のアイドライズでやって欲しい一曲です。

 アンコール後は飛行機の時間を気にしつつ4人全員とチェキを。それぞれのメンバーに思っていた気持ちを伝えられたので大満足でした。予定より時間掛かってしまって新千歳に着いたのがギリギリでしたが、、、笑 結局そんなギリギリで乗った飛行機も遅れてしまい、自宅に着いたのは終電だったっていうオチもありました。おかげで『黎明』をしっかり聴くことが出来たの嬉しかったですがね。


3.おわりに


 前回のnoteでも書きましたが、自分がタイトル未定を知ったきっかけが、対バンと元々の口コミ。仕事柄連休も取れないし、ポンポン遠征も出来ないから見れる頻度こそ少ないかもしれませんが、今は木曜定期っていう他にない素晴らしい在宅コンテンツを持っています。継続こそは力なりの一つがこれだと思っています。木曜定期が無かったら、私はタイトル未定の事をたくさん知ろうとも思わなかったです。こうして北海道に来ることが出来たきっかけの一つです。これからも自分のペースで彼女たちを応援していきたいです。

アイドルは水物。一瞬の刹那を愛するもの。決して永遠なんてないのだから。



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