もー、私の時間とエネルギー返せー!
私が
「もー、私の時間とエネルギー返せーーーー!!」
と言いたい相手は母と姉。
この二人には、子どもの頃からだいぶ私の時間やエネルギーが取られたと感じているのです。
なぜかというと、
二人とも辛そうにしていることが多くてそのサポートをせざるを得ない状況にあったから。
5歳上の姉は、
子どもの頃からずっといつでも「大丈夫じゃない人」。
なんで?ってくらい、いつも何かしら悩みや問題を抱えているのです。
それが本当に困るのです。
何が困るって、
家の雰囲気がものすごく悪くなること。姉がイライラ、ピリピリ、メソメソ、ぐじぐじしていることでその空気が家中に広がるのです。
そんな姉の力になろうと、母はいつも力を尽くすのだけれど、それがことごとくうまくいかず、状況をさらに悪化させるような形になってしまうのです。挙句姉は、力になろうとしてくれている母に暴言を吐くわ、物は投げつけるわ、ものすごい勢いで戸をしめるわでさらに状況が険悪になることもしばしばありました。
姉にそんな態度を取られてショックを受け、涙を流し、悲しみに沈む母親のことを放っておくわけにもいかず、私が慰めたり励ましたりするのがお決まりのパターン。
私だって学校で嫌なことがあったり、友達との関係に悩んだり、自分の性格や体のことに関して悩んだりしていたけれど、そんな状況で自分のことなどとてもとても言えず。いつも平気を装って母親の心のケアをするのが常でした。
そして、ケアの相手は母にとどまらず、姉のこともなんとかしてあげたい自分がいたのです。姉の機嫌が損なわれないように顔色を伺って気に触る言動をしないように気をつけたり、場を和ませる冗談を言ったり、自分の分のお菓子を譲ってあげたり、プレゼントをあげたりしてなんとか姉がいい気分で過ごせるように気を遣っていたのです。
そのせいで、
家で安心してリラックスして過ごすことや、
子どもらしく自由にやりたいことをやったり、わがままを親に言ったりすることがあまりできないままになってしまいました。
本当だったら、子ども時代って、親にケアしてもらって十分に甘えさせてもらう時期です。子どもがいつも親の心のケアをしなければいけないなんて不健全な状態。
ちなみに母親は父親ともコミュニケーションがうまく取れておらず、よく口喧嘩をしていました。父親が母を傷つける捨てゼリフを吐いてその場を離れた後、相手をするのは私。父親の悪口や愚痴も長々聞かされ、そこでも慰めたり、励ましたり、解決のアイディアをアドバイスしたり。
やっぱりそれって、子どもの役割じゃありません!!
当時私は、「なんとかしてあげられる人は私しかいない」と思っていましたが、本当は違ったんですよね。
いつも幸せそうじゃない母と姉。
そんな二人を幸せにしてあげたい!といつもいつも思っていた私。
今、こうして客観的に子ども時代の私を見るとかわいそうに思います。
のびのびと子どもらしい子ども時代を過ごさせてあげたかったなということも。
貴重な子ども時代の時間とエネルギー、もっと自分のことに使いたかった。本来自分が受け持たなくてもいいことに時間とエネルギーを奪われてすごく残念です。
本当、私の時間とエネルギーを返してほしい。
といっても過去を変えるわけにはいかないので、ここからのこと。
子ども時代に引き続き今でも姉はいつも大変そうで、母はそんな姉のことを心配する関係が継続しているのですが、(一体いつまでそれを続けるのか・・・)
「私は母親や姉のことより自分の幸せを優先していい。」
「母親や姉の優先順位は限りなく低くしていい。」
そう、
「自分は自分の幸せのために生きていい。」と肝にめいじています。
子どもの頃はできなかったけれど、
大人の自分は、
自分の時間やエネルギーをどこに注ぐのか自由に決められます。
母親や姉を幸せにするのってどう考えても私の役割じゃない!
どうしてもこれまでの癖で引っ張られそうになるけれど、母親、姉がどうあろうと、必要以上に関わらないことにしました。
本当、こういう育てられ方をすると苦労しますね。
「自分の時間とエネルギーと時間は自分のために使うもの」それが健全な生き方の基本です。もちろん自分にだけとはいきませんが、まず自分です。
それって冷たいことじゃないですからね。
(自分を責める自分も出てくると思いますが、それは真実じゃありません。)
自分以外ばかりを優先し、自分をないがしろにし続けて大切な自分を悲しませないでくださいね。あなたも私も自分の時間やエネルギーを大切に守ってあげられる自分でいられますように!!
Mine
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