見出し画像

あなたが教えてくれたこと。

あなたの人生の中で、
「この人がいなければ今の私はいない」
と思える人はいますか?

家族、友人、恋人、先生、同期、上司…みなさんは誰を思い浮かべたでしょうか。
まだそんな出会いはしていない。そんな人は、これからの出逢いを楽しみにしながら、この記事を読んでくださいね◡̈

私が思い浮かべる人は、中学時代からの心友です。
ここでひとつ触れておきたいことは、親友ではなく「心友」だということです。

言葉を交わさなくても、たとえ会えなくても、近くに存在を感じながら支え合える。

そんな心から信頼を寄せる友達だからこそ、心友と記したいのです。

さて、前置きが少々長くなってしまいましたが、そんな心友が、私に教えてくれたこと。

心友との出逢い

中学校の入学式。
隣の席に座っていた彼女。
心友と仲良くなったきっかけは、そんな些細なことでした。

はじめましての心友との出逢い。

そのはずが、彼女は私のことを既に知っていたのです。

私は小学1年生から書道を習い続けていたのですが、彼女も書道をしていて、偶然にも私の名前を知っていたのです。

よくよく聞くと、お互いの書道の先生が知り合いで、心友の先生が、私の話をよくしてくださっていたそうです。

それまで会ったこともなかったのに、私の名前を聞くや否や、彼女は「書道の子」= 私 と一致させたことが、今思えばすごいことですよね。

気付かなかった2年間

そんな彼女とは、2年間クラスが同じでした。
部活動も同じで、私は彼女にべったりでした。

登下校、教室移動、休み時間、部活動、修学旅行…全ての時間において、私は彼女のそばにいました。

「そばにいた」というと何だか聞こえがいいかもしれませんが、正直彼女にとっては負担だったと思います。

部活動で彼女が他のメンバーといれば嫉妬し、クラスでほかの子といると嫉妬し、とにかく自分だけの心友でいて欲しくて、私は彼女を苦しめました。


離れた時間

中学3年生の春。
私たちは、クラスが離れました。
そのことを知った時は、もちろん絶望しました。

それでも、不思議なことに、人は置かれた環境にきちんと順応するんですね。
クラスで居心地のいい友人を見つけて、気付けば毎日を楽しく過ごすことができていました。

心友とはそれまでと変わらず、登下校や部活動のときに顔を合わせていたので、あまり「距離」を感じていませんでした。
寂しくなって心友のクラスに会いに行くことも、もちろんありましたが。

離れて知ったこと

この「離れた時間」がどれほど重要な役割を担っていたのかということ、そして、それが偶然の出来事ではなかったということを、私はあとから知ったのです。


“もし仮に。私たちが離れたことが、
誰かが仕組んだことだとしたら、どう思いますか?”


そんなこと不可能だ。
何だかかわいそう。
どうやって?
などなど、色んな声が聞こえてきそうですね。

ですが、この嘘みたいなことが、私の知らないところで起こっていたのです。

実は、私との距離に悩んだ心友は、先生にそのことを打ち明けていたのです。
それは決してマイナスなことではなくて、
私たちには離れる時間が必要だということを、心友はその当時、既に理解していたのです。

そして、離れたことによって、確かに私たちはそれまでとは違う新たな関係の構築をスタートさせたのです。

あなたが教えてくれたこと


彼女があえてクラスを離して欲しいと思っていたこと、それを知ったときは、正直ショックでした。
どうして?って気持ちが本当に強かったです。

でも、すぐに分かりました。
その彼女の選択や決断が、どれほど勇気のいることで、どれほど私を変えてくれたのかということを。

「離れた時間」がなければ、
私は彼女に依存しっぱなしでした。

「離れた時間」がなければ、
自分がいかに身勝手だったか気付けませんでした。

「離れた時間」がなければ、
彼女が私を想っていてくれたことに気付けませんでした。

そして、

「離れた時間」があったから、
私にとって彼女が唯一無二の心友であることを痛感しました。


ありがとう。
勇気を出して、行動してくれて。

ありがとう。
自分勝手な私を変えてくれて。

ありがとう。
いつも私を想っていてくれて。

ありがとう。
今も変わらずずっとそばに居てくれて。

ありがとう。
あなたに出逢えて本当によかった。

あなたは私の誇りです。自慢です。宝物です。

どうかこれからも、末永くよろしくね🕊

そして。お誕生日おめでとう。
あなたが生まれたこの日に、愛を込めて。✉𓂃🕊𓈒 𓏸

ここまで読んで下さったみなさま、本当にありがとうございます‪𓂃 𓈒𓏸◌‬
心から感謝を込めて。

琴葉

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?