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落ち込み度別聴きたい音楽の話


わたしは基本的に音楽を聴いている。

洗濯物を干す時も、アイロンをかける時も、トイレ掃除をする時も、ご飯を作る時も、わたしの横に置かれたiPhoneからはAppleMusicによって音楽が流れている。


歌を口ずさみながらする家事はすこぶる捗る。


そして生活のあちこちで音楽を聴くようになって気付いたことがあるのだが、『精神状態によって聴く音楽が変わる』という事だ。


それは『今日はこの音楽聴こっかなッ☆ルンルンッ』とかそういう事ではなく、なぜか常日頃気に入って聴いている音楽が耳に障り、尚且つ『今はこれじゃなきゃ無理』となってしまう変化だ。


ここでわたしの精神状態別聴ける音楽紹介。お付き合い下さい。


まず落ち込んでいて元気をもらいたい時、かなりの確率で聞いているのが『森山直太朗』である。
彼はすごい。明るく、爽やかで、美しいファルセット、人生を鼓舞してくれる力強い歌詞、かと思えばまかないが食べたくなったりしている。

彼の声を聴いていると、枯れた心にじゅわじゅわと栄養が行き渡り、小さな花まで咲いてしまう。
そんな気持ちにさせてくれる。
まるで日向ぼっこをしているような、健康なわたしに戻してくれる。


さらに落ち込んだ時。もう無理だ、何もかも投げ出したい、シュッと消えてしまいたい。
そんな時わたしはとことん落ち込めるように『鬼束ちひろ』をチョイスする。

夜中に聴く『私とワルツを』はなんと素晴らしいことか。
絶望的で優しくて、歌詞とともに泣いてしまう。
落ち込んで落ち込んで地の底にいるわたしの気持ちに何度手を差し伸べてくれたことか。


手すら差し伸べられたくない、だれも信じられない、もう死にたい、どんな死に方をしてやろうか、なんて思ってしまう時。
『水中、それは苦しい』が助けてくれる。

何も考えずに、よくわからない歌を聴く。全く共感できないし、何について歌い叫び、ギターをかき鳴らして、美しくヴァイオリンが鳴っているのか、最後までわからない。

でも彼らは平和だ。幼稚園の時に感じたような無邪気さを思い出す。
よくわかんないけど、おもしろいなぁ、なんて楽しい音楽なんだろう。
そんな風にいつの間にか元気になっている。




イライラしている時、なぜか『面影ラッキーホール』だ。

一見とんでもない下ネタ、とんでもない最低最悪な歌詞。
だけど、ものすごくドラマチック。切ないような、怖いような複雑な気持ちになる。

なぜイライラが収まるのかわからないが、ブチッとなりそうな時に聴く『俺のせいで甲子園に行けなかった』はとてつもなく良い。


歌詞が耳障りな時は、チェロがメインの音楽を聴く。
チェロは人間の声の音域に一番近い楽器らしい。その為か、妙に落ち着く。

わたしはチェロ奏者の徳澤青弦さんの風貌が大好きなのだが、あの感じでチェロはなんかエグい良さがあるなと、わたしの良くない部分(性癖)が出てくる。


因みにピアノを弾いている男性もかなり好きなのだが、某歌のおにいさんのピアノ姿は本当に色気がなくて逆に興味を持った。


かなり個人的な『本当に今はこれしか無理』な音楽一覧はこんな感じである。


だからわたしがライブラリの曲を全てシャッフルで聴ける時は心がめちゃくちゃ元気なのだ。
なんでもOK!みんなウェルカム!
そんな時は滅多にないが、たまーにそんな日があると、うれしい。

次、その日が来るのはいつだろうか。
非常に楽しみだ。

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