生きやすさ=習慣の断捨離
2年ほど前、「自分の機嫌を自分で取る方法」と「ご機嫌に過ごせる習慣」について考える。というnoteを書いた。
思った以上に反響があって、今だにスキの通知もくる。(私のnoteの中で2番目に人気!)
それだけ沢山の人が「毎日を機嫌よく過ごす」ことに悩みを抱えているのだと、共感してもらえるようで嬉しかった。
でも、当時の私はこんなnoteを書きながら、実際のところそれほどご機嫌な習慣を実践できているわけではなかった。
それは、習慣を”作る”ことにだけ意識が向いていて、”捨てる”ことができていなかったから。
いっぱいいっぱいになったクローゼットに新しい服を入れようと思っても入らないのと同じで、習慣も”時間”という容れ物の中に何を入れるのか考えなければ溢れてしまう。
そのことに気づいたのはつい最近。
今年に入って習慣を見える化したのがきっかけだった。(notionとGoogleカレンダーで習慣をを管理するようになった)
限られた時間の中に、本当に自分にとっていい習慣を選んで入れる。
それができるようになったからこそ、2年経ってまた習慣についてのnoteを書いてみようと思った。
長くてタイトルには入らなかったけど、このnoteで書きたいのは↓
①生きやすさ=習慣の断捨離
習慣もモノと同じで断捨離しないと溢れる(上で書いた内容)
②厳選した習慣を続ける
自分にとって良い習慣だけを続けることで、心が整う
③無意識の習慣はあえて崩してみる
なんとなく毎日繰り返していることは、思い切って新しいやり方を試してみる
タイトルには習慣の断捨離と書いてあるけれど、それと同じくらい大切なのが③の「無意識の習慣はあえて崩してみる」ということ。
②は私の実際の習慣とそれを続けたことで得られた変化を経験談としてまとめるだけなので、読み飛ばしても良いかも。
厳選した習慣を続けることで得られるもの
私が習慣について改めて考えてみようと思ったのは、さあ、本当の自分に戻り幸せになろうと自分の時間を取り戻そうの2冊の本を読んだから。
・習慣化までの道のりや、何をすべきかが具体的にまとめられている
・一般的に良いとされる習慣がいくつも載っているので、そこから選んで実践することができる
・ワーク形式で今の習慣を振り返りながら自分に向き合うことができる
・自分で忙しすぎる生活を選んでしまっていないか?と時間の使い方を見直すきっかけになる
・生産性を上げて自分の時間を取り戻す方法が具体的にまとまっている
前者はまさに「習慣」についてストレートに書かれた内容で、自分にとって良い習慣と悪い習慣を見極めたり、新しい取り組みを習慣化させるための方法がまとまっているのでおすすめ。
後者は習慣がどうこう以前に忙しすぎて新しいことなんて取り入れられない…という方におすすめ。(時間の使い方について書かれた本なのでちょっと趣旨と異なるかもしれない)
この2冊を読んだ習慣の断捨離後の1日のタイムスケジュール↓
キャプチャがうまくできなくてなんだか表示が変に…
ちなみに、切れている部分は、8:15 自由時間or仕事
ちょっと何これ?という内容もあるけれど、一つひとつの内容は置いておいて、この習慣を続けた結果「毎日安定したパフォーマンスで仕事ややりたいことに取り組める状態」を作ることができた。
特に運動を習慣化できたメリットは大きく、それがスイッチとなって仕事にもメリハリがつけれらるようになった。
リモートの場合は他人の目がないのでだらけてしまう…みたいなことを聞くことがあるけれど、私の場合はだらけるというよりADHDによる過集中で昼休みなのに仕事をやめられない、ということがよくあった。
今は多少時間を過ぎることはあるものの、ほとんど毎日昼は筋トレ、夕方散歩が習慣になっている。過集中を防げるようになったことで、平日エネルギーを使いすぎて土日は動けない…ということがなくなった。(単純に体力がついてきたのかも)
ちなみに、ADHDの私が習慣化できたのは夫のサポートがあったから。別の機会にそのことにつてもまとめたいな。
私が習慣化させるためにやったことは↓
・notionでタイムスケジュールを作成(わかりやすくまとめられるならなんでも良い)→今何をする時間なのかこまめにチェック
・Googleカレンダーに記入
・忘れそうなものはさらにリマインくんに通知してもらう(リマインダーアプリならなんでも良い)
タイムスケジュール通りにこなせない場合は?
①その習慣のために確保している時間が足りない
→時間を見直し長めに設定し直す
→その結果他の習慣に当てる時間がなくなりそうなら、比較して自分にとってより良い方を選ぶ
②そもそもその習慣をやる気にならない
→「一般的に良いとされているけれど自分は本当にやりたいのか、やる必要があるのか」を考える
③スケジュール通り進まなくて嫌になる
→まずはできそうなもの2、3個に絞ってみる
③時間がない
→新しい習慣を取り入れる前に、時間を確保できるように生活を見直す(「自分の時間を取り戻そう」がおすすめ)
②の「そもそもその習慣をやる気にならない」場合は、人の目を気にせず習慣は自分のためのものだと思って本当に好きなもの、自分のためになるもの、という視点で考え直してみると良いかも。
あと、決めた習慣がこなせるようになってもイマイチしっくりこない場合は、そのタイミングでまた習慣の断捨離をしてみるとちょっとずつ自分にぴったりな習慣ができていくので定期的な振り返りがおすすめ。
無意識の習慣を崩すことで得られるもの
今回一番書きたかったのはこれ!本題。
「無意識の習慣」で検索すると、私が思っているのとは別の意味で書かれているっぽいので補足すると「毎日習慣と思わずに繰り返している同じ行動」のこと。
例えば
・同じお店で買い物する
・同じ道を通って家に変える
・同じ系統の服を買う
・同じやり方で家事をする
など
これが良いとか悪いとかいう話ではなく、
①慣れたやり方をあえて崩すことで、自分を理解するきっかけになる
②小さなチャレンジを積み重ねることで、大きなチャレンジがしやすくなる
ということを伝えたい!
「人生一は一度きりだから自分のやりたいことをやろう」みたいなフレーズをよく聞くけれど、そもそも自分のやりたいことが何かわからないから選べないわけで…。
特に大学時代の私は周りがやりたいことに突き進む中で自分だけが方向性が定まらずモヤモヤしていた。(実際はみんな同じように悩んでいたのかもしれないけれど)
じゃあ何をすれば良いのか考えた結果、ひとまず「気になることはやってみよう!」と考えるようになった。開き直って、「やってみないとわかんないし!」って感覚で。
でも、今まで気後れして手をあげられなかった産学連携に参加したり、コンペに応募したり、いきなりハードルを上げすぎて当時は結構ストレスを感じてたと思う。「やってみないとわかんないし!」精神で挑むにはちょっとレベルが高すぎた。
そんな私が、今ではすごく重要なプロジェクトに「自分ならできる!」みたいな勢いで手を上げられるのってなんでだろう…と考えた時、「毎日の生活の中でちょっとした変化を楽しんできた」ことが大きいのかな、と気づいた。
同じことを同じやり方で繰り返す時、そこに新しい発見はないけれど、ちょっとやり方を変えるだけで、自分の中に今までとは違う感情が芽生える。
それは好き嫌いや心地いいかそうじゃないか、はっきり掴むことはできないふわふわした何か。
そういう小さな気持ちの変化に目を向けることの繰り返しが、自分に対する理解に繋がると思う。
そして、その理解が深まるほどやりたいことの輪郭がはっきりしてきて、自分の感情に素直に生きられると信じてる。
「人生一は一度きりだから自分のやりたいことをやろう」に必要な最初の一歩は、小さなチャレンジや変化を楽しんで、その感情の動きに目を向けることだと思う。
そして、それを繰り返すことで結果的に大きなチャレンジも怖く無くなっていく。
さあ、本当の自分に戻り幸せになろうににもこんな風に書かれていた↓
新しい経験へと踏み出す小さな一歩を積み重ねることによって、思考を妨げる最大の障害である「不安」という感情を回避できるようになります。と同時に、既成概念にとらわれない思考もできるようになるでしょう。
引用元:さあ、本当の自分に戻り幸せになろう
生きやすさへの近道は、自分にとってのいい習慣づくりと、無意識の習慣を崩すこと
なんだかまとまりのない文章になってしまったけれど、理想の習慣を続けてみて気づいたことを書いてみた。
今まで習慣は取り入れるものだという考え方にとらわれてたけど、「いらないものを捨てること」「無意識でやっていることを違うやり方でやってみること」という別の側面から考えることもできる。
私の中ではものすごく大きな発見だったので、今回こうしてnoteにしてみたけれど、みんなはどう考えてるんだろう。
今回「生きやすさ」といういうキーワードをタイトルに入れたのは、色々な人にとっての人生の理想?正解?みたいなものが結構バラバラに表現されるのかも、と思ったから。
ある人は「幸せ」かもしれないし、ある人は「成功」かもしれないし。
でも、幸せな人も成功している人も「生きやすさ」が土台になければそう感じることはできないよな…と思って選だ。
すごく壮大なタイトルになって内容がタイトル負けしてるかもしれない…。でも、私が習慣を断捨離して生きやすくなったのは事実だし誇張してるわけじゃない。
私は人生を「実験」みたいに思っていて、自分が何ができて何ができないのか、それを試すような感覚でいる。
実験すればするほど自分の新しいデータが溜まっていくし、それを元にまた違う実験をやってみようという気にもなる。
だから私は今日も明日も「新しいこと探し」を続けると思う。
おしまい。
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