【在宅フリーランサーの1日】タイムスケジュール&ルーティンの見直し
先日、『「自分の機嫌を自分で取る方法」と「ご機嫌に過ごせる習慣」について考える。』という記事を書いた。
自分の機嫌を取るために必要なことは、
◆機嫌が悪くなる事態が起こっても、不機嫌を自分で処理する
◆日頃から機嫌が悪くならないような生活を心がける
の2つだと考え、それぞれの対策をまとめたのだ。
ふたつ目の、『日頃から機嫌が悪くならないような生活を心がける』では、『ご機嫌に過ごせる習慣』を箇条書きにし、今日はそれを意識して1日を過ごしてみた。
とても理想的な1日になったので、このnoteに記録しておくことにした。
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在宅フリーランスとして働いている私には決まったタイムスケジュールがなく、企業勤めの人ならば出勤前に済ませるような「朝の習慣」をクリアするタイミングが日によってバラバラだったりする(例えば着替えるタイミングが朝だったり、出かける前だったり)。
前回の記事から、私は「こんな風に過ごしたい」という理想は持っているものの、『脳の怠け』や『やらなくてもいい環境』によって日々のタイムスケジュールに大きなばらつきがあると気づいた。
(在宅フリーランスの人は同じ悩みを持っているのでは…)
一日のタイムスケジュールはある程度習慣化しておく方が「時間のロス」や「次に何をするか考えるストレス」が少ないし、精神的にも楽だ。
さらに先日、ブックデザイナー・井上新八さんの取材記事を読んで、”ルーティン”の重要性を痛感した。これをきっかけに自分の一日のルーティンを真剣に考えてみることにしたのだ。
ただし、井上さんは「本当にこれを毎日続けているの…?」と、尊敬を通り越して若干引いてしまうほどの数のルーティンをこなしているので、参考にすることは難しい…(まさに超人)。
ご機嫌に過ごせた日のタイムスケジュール
起床から寝るまでをできるだけ細かく書いていく。
(自分が他の人の生活に関心があるため、同じ人もいるのでは、と…)
6:50 起床
7:00 パートナーを見送る
7:20 朝ヨガ・顔を洗う
★以前はラジオ体操をしていたが、起き抜けには激しすぎて続かなかった。”布団で寝た状態から始められる”ヨガがいい!
7:40 朝食(バナナ、卵焼き、残り物のミネストローネ)
★いつもはニュース番組を見るが、朝から悲しいニュースを見るとテンションが下がるのでつけない。代わりに好きな音楽を聴く
7:50 Schooの動画を視聴(1本60分:イラストの授業を見た)
それを見ながら、
・洗濯物をたたむ
・食器を洗う
8:50 歯磨き
9:00 メイク(マスカラは落とすのが面倒なので出かける予定のある日だけ)
服を着替える
掃除(お風呂、洗面所を部分的に・洗濯機の洗濯槽・トイレ・床 掃除)
9:40 机が散らかっていたので片付け
レシート整理(まとめるだけ、アプリへの登録は別の時間に)
10:00 メールチェック
10:30 予定を立てる
10:40 noteを書く
13:00 昼食(残り物のミネストローネ、白米、ピーマンとジャコの炒めもの←作ったのはこれだけ)ネットでニュースを読む
14:00 noteを書く
14:30 illustration(書籍)を読む
15:00 イラストの仕事
19:00 夕食作り・夕食(わかめスープ、豚肉のガーリックピカタ、ピーマンとジャコの炒めもの、チャーハン、きゅうりの和え物、トマト←翌日の昼食用に多めに作る)
※パートナーの帰りが遅いので先に食べる
料理を作りながらSchooの動画を視聴(1本60分:メンタルヘルスの授業を見た)
20:00 イラストの仕事
21:00〜自由時間(今日は家計簿アプリ記入、amazon、ネットでコンタクト購入、高速バスのチケット購入など雑用的なことが多かった。そのあと映画を途中まで観た)
23:00 入浴
25:00 就寝
★1日を通して、「席を立ったらスクワット20回」をやった(この日は20回×7=140回)
おわり。
※太字のものは、今までやっていなかった(またはサボっていた)もの。
朝・昼・夜にやった内容を簡単にまとめると、
◆朝 家事+勉強(動画視聴)、文章を書く
◆昼 ニュースを見る、イラストを描く
◆夜 家事+勉強(動画視聴)、イラストを描く、映画を観る、パートナーと過ごす
朝と夜はインプット、昼はアウトプットにかける時間が多い。
今日のインプット、アウトプットの内容と時間は
◆インプット
・Schooの動画を見る(1時間×2本)
・ニュースアプリ30分
・ 本を読む1時間
・SNSなど
合計 4時間弱
◆アウトプット
・noteの執筆(2時間50分)
・イラストを描く(4時間30分)
合計 7時間20分
※夜21時以降は自由時間
ご機嫌に過ごせた理由
今までの生活のダメさを改善するつもりで過ごしたところ、ご機嫌に1日を過ごすことができた。
まずは、NGポイントを振り返り↓
【今までの生活のダメなところ】
◆「何時までに何をする」という時間設定がゆるゆるだったので、「設定時間を過ぎる」「時間の見積もりが甘くスケジュールが狂う」ことが頻発していた。
◆悪い意味で会社員時代の習慣が”当たり前”になっていた(朝はニュースを見る、のような)
◆ながら作業できるものを1つだけ進める効率の悪さ
◆集中力が高い時間帯に、「気になる」という理由でどうでもいい作業を優先していた(レシート記入など)
◆体を動かさず不健康すぎる
それぞれの反省と改善した結果↓
時間設定がゆるすぎ
仕事に関しては締め切りがあるのでGoogleカレンダーでスケジュール管理をしていたが、それ以外の”生活習慣”に問題があった。
特に朝の過ごし方がダメ。
朝起きたら、ご飯を食べて、服を着替えて、メイクして…という流れはあるものの、出社する時間が決まっている訳ではないので10分で済んでいたメイクに20分かけていたり…そういった小さなロスの積み重ねで朝の大事な時間を無駄に過ごしていたことに気づいた。(それが悪いわけではないけれど、私は「時間を無駄にした」と後悔してしまう)
今は『10時から作業を開始する』
という目標を立て、それまでに朝の支度や家事などを終わらせるようにしている。
朝の過ごし方は超重要で、それによって前向きな気持ちで過ごせるかどうかが決まると思った。
会社員時代の”当たり前”を何故か続けていた
私は一年前まで会社員として働いていた。
一人暮らしだったため「テレビを付けっ放しにする」ことが習慣化しており、朝は起きたらニュースを見るのが当たり前だった。
でも、朝から嫌なニュースを見ると、テンションが下がる。代わりに好きな音楽でも聴くほうが、よっぽど機嫌よく過ごせる。(その代わり、別の時間にニュースをチェックする)
そして、今はフリーランスだからこそ「いつ何をするか」を自分で決められる。これは大きなメリットのはずなのに、上手く活用できていないのは勿体ない。
企業に勤めていた頃は家事は帰宅後や週末まとめて、ということが多かったけれど、今は「朝終わらせる」ことにこだわっている。
その理由は、
・作業に集中しすぎて朝のタイミングを失うとほったらかしになる
・家で仕事しているため、部屋が散らかっていたり家事を放置したままだと地味にストレスを感じる
・パートナーが帰ってくるまでに家事が終わっていないと、一緒に過ごす時間が減る
一般的に「朝は集中力が高い」と言われるため、もっと頭を使う作業にあてたい気持ちもあるけれど、先に面倒なことを終わらせていたほうが気持ちよく作業できるのでこれでいい。
ながら作業できるものを1つだけ進める効率の悪さ
私の場合、イラストを書いたり文章を書いたりする時に”ながら作業”をすることは難しい(集中力は高いけれど、視界に入るものが動いたり音が流れていることが苦痛←ADHD特性)。
そんな私でもながら作業できるのは「家事」だ。
朝は掃除や洗濯をまとめて終わらせるため、1時間〜1時間半ほど時間が取れる。また、夕食を作る時も1時間ほど時間がある。
この2時間は勉強にあてると決めた。
私のお気に入りは、オンラインで授業を視聴できるSchoo(スクー)。
扱う分野が幅広く、英語の勉強からクリエイティブな内容まで網羅している。無料登録すれば生放送の授業が視聴可能だけれど、プレミアムプラン(980円/月)で過去放送が全て見放題なのでこっちがおすすめ。
プレミアムだと再生速度を倍速にできたり、プレミアム会員のみ視聴可能な授業もある。
集中力が高い時間帯にどうでもいい作業をやっていた
私はADHDによる”衝動性”が強く、「一度気になるとそれをやらずにはいられない」というやっかいな性質がある。
だから、朝集中力の高い時間帯に仕事をしようと思っていたのに、急に片付けをやり始めたり(それも何時間も)、家計簿をつけたり(1ヶ月くらい溜まってしまったものなど)する。
今朝は机の片付けをしている時に見つけたレシートの束をアプリに入力するという作業がやりたくてたまらなくなったけれど、「今はまとめるだけにして、入力は別の時間にやろう」と思いどどまった。
面倒なのは、「一度ほったらかしにすると完全に忘れるレベルで放置してしまう」「さっきまでやる気だったのに時間を置くとやりたくなくなる(他の作業に集中してしまうため)」点で、これは「レシートを記入するだけの状態にしておく」ことで少しはハードルが下がるのでは…と考えている。
(すごくくだらないことのようだが、結構深刻な問題)
私はADHDの特性から「いつ何をするか」とう段取りが人より下手かもしれない。でも、きっとフリーランスの人は多かれ少なかれスケジュールの組み立てには悩んでいるんじゃないだろうか。
体を動かさず不健康
めちゃくちゃ不健康。
10時間くらい座ってるのに全く運動していない生活をしばらく続けていた。
◆朝ヨガで目覚めをよくする
◆席を立つたびスクワット20回(×10=200回が目標)
スクワットのやり方はこちらの本に載っていたもの。
おまけ1:自分のクロノタイプを知る
自分の集中力が高い時間帯、そうでない時間帯を見極めて作業の段取りをするというのは本当に難しい(人間はみんなこうだ、と言い切れないのがまた難しいところ)。
人間の体のリズムは朝型・昼型・夜型・不眠型の4つのタイプに分けることができる(クロノタイプ)のだけれど、これは遺伝子によって最初から決まっているそうだ。だから、”朝は集中力が高い”という定説もみんなに当てはまるわけではない。
こちらのサイトでクロのタイプの診断と理想の過ごし方を紹介している。
おまけ2:情報をどこで手に入れるか
朝からニュースはしんどいし、昼のニュースはバラエティ感が強すぎ・芸能ネタ多すぎであまり見ない。(ヒルナンデスは企画が面白かったらたまにみる)
テレビ以外で情報を仕入れるにはどうしたらいいか考え、ニュースアプリを入れることにした(というか、入れていたけれど活用していなかった)。
古いけれどこちらの記事が参考になった。
池上彰さんが紹介していたニュースサイトから選んだのは3つ。
◆東洋経済オンライン
◆NHKオンライン
◆Yahoo! JAPAN
とりあえずこれをブクマしてお昼ご飯の時や休憩時間に読む。
【その他】
池上さんの記事では紹介されていなかったけれど、ニュースアプリの中で人気が高いこらも↓
◆NewsPicks
アプリ版もあって手軽に読める。
専門家や著名人のコメントが面白い。
『ご機嫌な生活』を手に入れるためのルーティン
フリーランスは特に生活が乱れやすい。
さらに私はADHDというやっかいな特性を持っているため、スケジュール管理は苦手だ。
でも、こうして理想の1日を過ごしてみると、「これだけ快適に過ごせるなら続けてみよう」という気になる。ご機嫌な毎日が当たり前になった時、生活の質は大きく変わると信じて、地道に続けていきたい。
仕事管理はこちらの記事へ↓
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