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いくつからでも輝いていい。再婚、アニバーサリー婚。 今だからこその結婚式。ここにいたる道。そしてこれから続く道。


これからご紹介するストーリーは、
これまで、お客様の結婚式をプロデュースすることに全力を傾けてこられたピュアプランニング代表の畑迫良恵さん、畑迫二郎さんご夫妻が、ご結婚8年目にして、2021年8月8日。結婚式を挙げられるにいたった背景。想い。

そして、結婚式を挙げられたことによって、気づいた大切なもの。未来に向けた希望を、一つのストーリーとしてまとめさせて頂いたものです。

再婚、アニバーサリー婚。
だからこその今、人生を振り返り、家族の絆を深め、ご縁ある方々と繋がることが、これからの人生に、輝きをもたらす。

なんども、畑迫ご夫妻のお話を聴かせて頂いたものを今回、ご紹介させて頂くことになりました。
ブライダル絵本調とのご希望で、語り掛けるストーリーでお届けします。

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『ウエディングプロデュース。結婚するカップルを応援し続けた二人の歩んできた道。結婚式。そしてこれから』


8月8日

これまで、たくさんのカップルの笑顔を見たくて、がんばってきた二人が
やっと自分自身を笑顔にするために、たくさんの人に祝福されて
結婚式を挙げれること、本当にうれしい。
これから、たくたんたくさん笑顔になってね。

この日を迎えるまで、二人にはいろんなことがあった。
結婚するカップルに幸せになってほしい。笑顔になってほしい。輝いてほしい。
その想いで始めたピュアプランニング。

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そこにいたるまでには、二郎くん、よしえちゃん、それぞれのストーリーがあったんだ。

二郎くん🌼
小さい頃は、おとなしくてかわいい男の子。
そんな寡黙な二郎くんは、中学生の頃、新聞配達のアルバイトをしてたんだって。
普通なら、バイクで走るぐらいの距離のコースを、自転車で2年走り続けた。
そのおかげで、すごく脚力がついた二郎くん。陸上部じゃないのに駅伝に出たら、なんと県下で1番の新記録!

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駅伝の名門高校からスカウトされて、進学することになったんだよ。

二郎くん。実は、ブライダルの道に進むことになるなんて、はじめは思ってなかったよ。本当は公務員になるつもりだったんだ。
だけど学校で就職を相談した時に、ホテルの求人にピピっときた。
お母さんの地元が温泉地。小さい頃はそこで育ち、旅館のプールや、ゲームコーナーで遊んでいたから、ホテルがどんなところかイメージできたんだって。
それで、ホテルを受ける気持ちになった。

紹介されてすぐに、明日面接と言われて……。何も会社のことはわからなかったけど、筆記試験と社長面接を受けた。
そうしたら、名門の駅伝部にいたことで、社長さんから体力を見込まれて見事採用。宴会係へ。それがホテルマンへのきっかけになった。

不思議だね。新聞配達を懸命にしていたことが、二郎くんがホテルマンになる未来を創ったんだから。

ホテルに入ると、最初は何もわからずゴミ捨て、挨拶訓練、荷物運び。華やかな表舞台からは見えない地道な作業がいっぱいあったよ。
でも、二郎くんは、体力があったから、宴会場で畳の上げ下げや、大変な力仕事も率先してやったんだ。
だから、仲居さんたちからもかわいがられて、お弁当を差し入れてくれる人が、何人もいたんだって。毎日どの人のお弁当から食べようか迷うぐらい……^^。

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二郎くん、大人気!

でも、朝から晩まで働きづめ。とうとう疲れて朝6時出勤なのに起きれないことがあった。もうだめだと思ったけど、あやまりにいったら、みんな、やさしくしてくれて、ありがたくて。辛くてやめる人も多かったけど、二郎くんは、ホテルでがんばろうと思ったんだって。

入社して半年するとバブル時代で結婚式も多かった。何もわからなかったけれど二郎くんは、新人で結婚式を担当することになったよ。

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子どもの頃から大人しくてかわいい男の子と言われていた二郎くん。最初は、口上が覚えれなくて、新郎新婦さまの席の左右を間違ったこともあったけど、それでも少しずつ、仕事が、おもしろくなってきた。営業は無理だと思っていたんだけど、あきらめずに続けていると、新しい道が開けてくるんだね。

結婚式は、お客様に喜んでいただけることが、とてもうれしかった。企業の会議を担当することもあって、たくさんのお客さまと接して社会勉強ができた。
常連の方には、顔を覚えてもらって、とても、かわいがってもらったよ。

そして、ホテルに勤め出してから、一年二年といろんな経験をして、この仕事が、おもしろいなって感じるようになった頃、ホテルが舞台のドラマが人気になった。

そこから他のシティホテルにも興味を持つようになったんだ。

当時、福岡はホテルラッシュ。
二郎くんは、大きなホテルでも働きたいなと思うようになったよ。
それで、あるホテルを受けたんだけど、採用されなかった。そのことがショックで反骨精神が芽生えて燃えてきたんだって。

一流のホテルから呼ばれるような人材になろうと思って、独学でホテルのこと、勉強を始めた。
とにかく一所懸命だから、社長さんからも、かわいがってもらったんだって。
そんな中、ビジネスホテルに勤めだした先輩から、すごいホテルマンを紹介された。迷いもあったけど、二郎くんは、新しい世界に挑戦することにしたんだ。

次のホテルでは、初めてレストラン部門につくことになった。
ドリンクのカクテル、ウイスキーもわからないスタートだったけど、勉強して知識も高めていったよ。
そのうち、そのホテルのレストランでも結婚式が入るようになっていった。

れすとらrん


そうやって、がんばっているうちに、二郎くんは、福岡に海外の大きなホテルができると聞いた。
先輩が、先にそこに入って、二郎くんに声をかけてくれたんだ。

「声をかけられる存在になる」と決めたことは、叶えられているね。

そして、とうとう1993年、二郎くんは、念願だったアメリカの一流ホテル開業のオープニングメンバーになったよ。
日本では、東京でもなく大阪でもなく、福岡が初めて。ここから始まると思うとワクワクがいっぱいだった。

だけど、アメリカのスタイルは、日本のこれまでとは全然違ったから、はじめは、スタッフが戸惑ってしまったんだ。ミーティングで説明してもうまくいかない。
最初はホテル側とスタッフとのパイプ役で、とっても頭を悩ませた。

それで、二郎くんは、日本とアメリカ、両方のよい所をミックスしながらマニュアルをつくってね、一年をかけて、やっと、うまく流れができたよ。
日本でオープンしたアメリカ発のホテルで、バンケットの原点になるマニュアルをつくったのは、二郎くんだったんだ。

そのマニュアル。実は、他のホテルでも使われるようになっていったんだから、二郎くんが、ホテルで築いてきたものは、とっても大きかったんだね。

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そのうち、二郎くんがプロデュースする結婚式がとても人気になった。
全国で回転率日本一! それが次第に自信になって。

そして、そして、いよいよ二郎くんとよしえちゃんは、出会うんだ。


よしえちゃん🌼
よしえちゃんが、ブライダルの道に進もうと決めたのは、13歳の時、お兄様の結婚式に出席した時から始まったんだね。

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結婚式で始めた見たホテルの豪華な空間、美しさに魅了され

ホテルマン、ホテルウーマンの
ホスピタリティに感動したんだ。

みんなが新郎新婦におめでとうと声をかけている。

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私もこんなに素敵な笑顔で、人に感動を与えられる人になりたい!
ブライダルの世界に入りたい!

って、よしえちゃんは、思ったんだね。
そこから、ビリギャルのように、学校の先生たちに応援されながら、よしえちゃんは勉強もがんばって、高校に入学。
よしえちゃんは、子どもの頃から、まわりに応援される人だった。

13歳で、これからの進路を決めたよしえちゃん。
よしえちゃんは、初志貫徹。
そのまま、ホテルで働くことになったよ。

二人が出会った時、よしえちゃんは、学生さん。別のホテルに入社することが決まっていたけど、二郎くんが働いていたホテルに、アルバイトで派遣されてきたんだ。
アルバイトは、それまで何人もいたけど、よしえちゃんは、明らかに違うオーラがあったんだって。

「次は、なにしたらいいですか?」って、すごく前のめりで。

特別に光っているって、二郎くんは、感じたんだ。

この子何か違う。いい子だなと思ったけど
よしえちゃんがいたのは数日で、二人が話すことになったのは、ずっとあとのことだよ。

二郎くんは、リゾートホテルも経験したあと、ブライダル担当にもなった。ウェディングプランナーなら結婚式当日だけじゃなく、お客さまと長く関わることができる。

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ホテルに関わって10年以上、いろんな担当をしたけど、ブライダルをはじめて楽しかった。
ウエディングブログの担当にもなって毎日配信、結婚情報誌の担当にもなって、他のホテルに負けたくなくて、トップページに出るようになったんだ。

二郎くんは、なんでも、がんばりやさんだね。

その中で今度は、二郎くん、レストランを担当することに。
二郎くんは、本当にいろんな部門を経験したよ。それも、今振り返ると
オーダーメイドのウエディングプロデュースに必要なことだったんだね。

こんどは、レストランウェディングの担当になって、自分のFacebookでどんどんアピールしていたら、とうとう、よしえちゃんと繋がることになったよ!
友達申請してメッセージのやりとり。昔、バイトで出会った時のことを思い出した。

よしえちゃんは、Facebookの投稿で、二郎くんのことは、どんな人なのかは知っていた。二郎くんが、毎日ダジャレネタあげていたのを、よしえちゃんは見てたんだ(笑)。

そして、二郎くんは

「うちのレストランのフェアに食べに来ませんか?」

って声をかけたんだって。

そうしたら、よしえちゃんは、お子さんと一緒に食べに来てくれた。
よしえちゃんは、シャンパンをぐいぐい?

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よく飲むな(笑)。
こどもかわいいな。

そんなことを感じたんだって。

その日は、博多駅のイルミネーションが綺麗だった。
二郎くんは

「案内するから一緒に見に行く?」

って聞いてみたんだって。
そうしたら、こどもが手を繋いでくれて一緒に歩いた。

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家族みたいだ・・・・・・
二郎くんは、そんなふうに感じたんだ。
そして、一緒にごはんを食べに行った。

二郎くんは、よしえちゃんをどんなふうに見ていたかというと
ぼくにはないものがある。僕は小さい頃からおとなしい二郎ちゃんだったけど、よしえちゃんは、元気があって、よくしゃべって。フレンドリーで。ものおじしなくて、がんがん進んで、そこが素晴らしいなと感じていたんだ。

よしえちゃんは、二郎くんをどう見てたかというと
根性があって、強くて。私は弱いけど、この人なら、何があっても大丈夫だと思ったんだって。

二郎くんは、

「あなたとなら一緒にやっていける」

と言ってくれた。

そして、よしえちゃんは、ホテルから独立してピュアプランニングを立ち上げた。

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大きな披露宴をすることが目的じゃなく、小さな会でも大きな感動を生む。
そんな結婚式を作りたくて、起業独立したんだ。

大きな披露宴はお金がかかる。準備が大変。
そんな理由で披露宴を、あきらめてほしくないって気持ちが強くて
最初は名刺と電話だけから、独立の一歩を踏み出したよ。

全力で、お客様の気持によりそう共感司会者として、よしえちゃんにお願いしたいって紹介されることが繋がり、少しずつ結婚式をプロデュースするお仕事も増えていったんだって。

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お客様に輝く時間を提供したい。そのために予算を気にせずにウェディングドレスを選んでほしい。そんな気持ちから
3年前には、ウェディングドレスを30着カクテルドレスを30着も購入したんだ!

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すごいね、よしえちゃん。

二郎くんは、よしえちゃんと夫婦でウェディングプロデュースをするようになるんだけど、よしえちゃんならうまくいくって根拠のない自信があった。
よしえちゃんと結婚して、ホテルを辞める時も、なんとかなるだろうって思ったんだって。

二郎くんは名前も変わり、筑豊田川へ。周りからは驚かれたけど、名前も変わって住むところも変わって、こどももできて。
一気に全部が変わって、生まれ変わったような自分を感じたんだって。

「第二の人生がここからスタートしたんだ」

変われたことが新鮮で、0歳から始まったみたいな気持ちになった。
結婚して、二人でウエディングプロデュースをすることになって

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二郎くんは、さらに、いろんな才能が開花してきたみたい。
絵を描くのが、こどもの時から好きで、図工が得意。それが今のウエディングの仕事に活かせて楽しい。

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背景に飾るLOVEって文字も、二郎くんが部屋を真っ白にしながら、作ったものなんだ。

二人はフォトウエディングやレストランウェディング、ガーデンウェディングや海辺でのウエディング。

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その人だけの自由な結婚式をプロデュースして、お客様にとても喜んでもらっている。
それが、すごく嬉しい。

そして今、二郎くんとよしえちゃんは、二人でできることが、さらに、あることに気づいたよ。
いくつからでも、どんな状況からでも、自由に結婚式を楽しんでいいし、輝ける。
そんなことを伝えたい。
いろんなご夫婦、いろんなカップル、これから結婚したい。そんな人にも、お話を聴かせてほしい。応援したい。

そんな気持ちなんだって。素敵だね。

だから、とうとう二郎くんとよしえちゃんは、ラジオも始めたよ。

二人の息がぴったり。
とっても楽しい「ブライダルンルン♪ラジオ」

これまで、いろんなことを経験した二人だからこそ
あたたかくて楽しい。

二人の活躍が、とっても楽しみ。
みんな、応援しているよ。

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さて、ここまで書いてくると、とっても順調に結婚式を迎えたように見えるけど、実は、二人には結婚式当日までにも、いろんな困難があったんだ。

みんなも知ってるように、今はコロナで、リアルの結婚式を挙げることが難しい。結婚式を挙げたいけど、挙げれないというカップルがたくさんいる時代。

その中で、二郎くんとよしえちゃんは

ブライダルの仕事を、何のためにしてるんだろう?
結婚式は、何のためにするんだろう?

何度も何度も確認したよ。

そして、二人が結婚式を挙げようと思ったのは

この先の人生
結婚式を挙げることが難しい状況の新郎新婦さまを応援したい。
だから、私たちは強くいよう。
自らが結婚式を挙げることで様々な感情を味わい
再婚、アニバーサリー婚という形を通して

いつからでも輝ける

ことを自らが体験、発信することで
新郎新婦さまの心を理解し
その先の人生をより深く歩んでいかれる応援をしたい。

その原点の想いを確認したんだね。


今の時代にあった、リアルとリモートを選べる形。
ウエディングプロデュースをしている私たちが
新しいウエディングの形を、世の中に配信することで
こんな形もあるんだと、カップルに希望を持ってもらえたら。

ウエディングプロデュース。

ご縁を繋いでいく仕事。

この先

何を伝えたいのか
どう生きたいのか
だれと繋がりたいのか
だれに伝えていくのか

本当に深く問われた期間。
そこから、得たものはとても大きい。

二郎くん、よしえちゃん、そしてお子さん
スタッフのみんなと心を合わせて準備を重ねた。

連日、寝る時間もほとんどなかったね。

そして、8月8日
とうとう、二郎くんとよしえちゃんは、結婚式の日を迎えたよ。

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たくさんの人が、リアルとリモートで集まってくれたね。
これって、すごいことだ。

みんな、二人のことが大好きで
お祝いしたいった思ったんだね。


そして、静かに結婚式が始まった。
とてもとても、厳かだ。

背が高くなったお子さんと一緒に
バージンロードを歩いてくる、よしえちゃん。
(この時、よしえちゃんは、涙ぐんでたけど、実はこの日を迎えることができて、控室ですでに号泣してたんだって)

二人を待つ、二郎くん。

みんなドキドキ。
三人が、やっと会えた。


ここにくるまで、どれほどのことがあっただろう。
三人が笑顔で、この日を迎えることができた。

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パーティでは
たくさんの人が二人を祝福してくれたね。
リアル、リモート、みんなが、二郎くん、よしえちゃん二人を見て幸せを感じたよ。

ありがとう。

そして、よしえちゃんが、お子さんにお手紙を読んだ時。
映像で、これまでを振り返った時。
三人の人生が重なり
どんどん家族の絆が強く深くなっていくことを感じた。

お子さんに伝えたいこれまでの想い
そして、二郎くんとよしちゃんの在り方。
伝えることができた。
見てもらうことができた。

とっても素敵な家族。

今日は、二郎くん、よしえちゃん、そして18歳になったお子さん。
三人の幸せな笑顔に会えて、本当にうれしい。

みんなが、三人の姿を見て
幸せな気持ちになれたよ。

本当に、結婚8周年、おめでとう。

三人の幸せな道は、これからも続く♪

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結婚式から10日が過ぎ、今、結婚式をへて、感じられていることを
良恵さんにお聞きしてみました。

すると

やってよかった。
結婚して8年たった今だから、一緒に歩んでくれた家族に
伝えたい大切な想いを伝えることができた。

大きくなったお子さん。でも、まだ巣立っていない今のタイミングだから
伝わるものがある。

リアル、リモート、いろんな形で祝福して下さった方々に感謝の気持ちがいっぱいで、あらためて、ご縁を深めていきたいと思われたそうです。

そして、そして、ご自分が、再婚、アニバーサリー婚。コロナ禍の中、可能な結婚式を模索しながら得た感情、経験は大きく、

これから結婚式を挙げたい。でも躊躇している。
そんなカップルの気持ちを本当に理解しながら応援できる。

やっぱり、結婚式を挙げてよかった。

と感じられたそうです。

畑迫二郎さん、良恵さん。

8月8日に自分たちの結婚式を挙げる。

と決められてからの気持ちの揺れ、決意、準備に奔走される姿。
何か月にも渡って、お話を聞かせて頂き

人生の節目節目に、人生を振り返り、
自分が歩んできた道の尊さをあらためて感じなおし、
大切なものを何度も思い出す。
絆を深めることの大事さ。

結婚式を通して、見せて下さった畑迫ご夫妻に、あたたかい気持ちをたくさんいただきました。

二郎さん、良恵さん。どうぞ、これからも、ますますお幸せに。
そして、関わる皆様と喜びが広がりますように。

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