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手術後の尿意

#この経験に学べ
このタグ、面白そうだから私も書いてみよう。
大した経験してきてないけど。

怪我の話しなので苦手な方はここで終了してくださいませ~。





10代の頃、チャリ対クルマの事故に遭い、自分の骨が折れる音を聞いた。
スネの真ん中あたりから下がぶらんぶらんで、もげるかと思った。
骨が折れただけで表面上の傷はなかったからもげはしなかったけど
レントゲン見たら、脛骨と腓骨が袈裟切りスタイルでぽっきり折れてた。
手術はひざ下なので麻酔は下半身だけ。

手術後、麻酔が覚めはじめると下半身の感覚も戻ってくるわけですが
そこで来たのが尿意。漏れるぞ!レベルの尿意。

麻酔が完全に抜けるまで安静に。トイレは ‟おまる” でお願いしますね、と。
でもねー、出ないの。
あーでもねーこーでもねーと試したけど出ない。
まず、不慣れな ‟おまる” への羞恥心と、あふれやしないかという不安。
そして排出するための力がちゃんと入ってるのか、感覚が微妙。

しばらくして、看護師さんが「出ました~?」とやって来て
「まだです。膀胱パンパンだけど出ません。。」と伝えたら
「じゃ、カテーテル入れよっか~!」と爽やかに言われ
しかし、膀胱破裂の危険(大げさ)より羞恥心が勝ってしまい
「それは避けたい!自力でどうにか…!」と懇願。
「じゃあ30分(曖昧な記憶)ようす見て…」との猶予を得るが
「あと30分ね!30分して出なかったら入れるからね!!」
と、強めに言われたので、マジでどうにか絞り出したい!

仰臥位だからなのかなんなのか、力加減がつかめないまま
普段どうしてたか、どんな感覚だったか思いを馳せる…
そうしてる間に、幼少期トイレを我慢していたことを思い出した。

幼少期、トイレに行きたいと言い出せず、しょっちゅう我慢してた。
そのクセが今も抜けないまま。我慢しがち。
で、我慢してる間にどんどん尿意は強まっていくわけです。
強まる尿意をどうやり過ごしていたかというと
膀胱あたりをボンボン叩く。
当時、膀胱なんて知らないから本能でやってたんだと思う。

それをヒントに(?)
もしかして、膀胱を刺激すればどうにかなるんじゃ?
とりあえず、幼少期のように膀胱あたりをポンと叩いてみる。
お?!これはいけそうじゃない?!
今度はゆっくりグゥーーっと押してみる
出る!出るぞ!!
そこからは、もう、サッサと出し切りたい一心で
ここまで頑張った膀胱を労わることも忘れ、全力で押し出し!
はぁーーーーっスッキリ!!!

という、全くお勧めできない麻酔が抜けきらない時の排尿方法。
翌年、再手術した時もこれでカテーテルを逃れました。
が、良い子はマネしないでくれよな!

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