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ぬいぐるみにぬいぐるまれる

私にはとっても可愛がっているぬいぐるみがいます。名前はぴよちゃん。公式の設定では「かっぱだった頃の記憶と頭の上のお皿を失い、自分をペンギンだと思っているけど、今ひとつ自信が持てない、ぺんぎん?」というなんだか複雑な素性になっています。しかし手元のぬいぐるみと接している感じではどう見てもひよこにしか見えず、完全にひよことして扱われています。

ぴよちゃんは丸くて平らなクッション形で、手足とくちばしがちょこんと付いている、ふわふわもちもちな抱き心地の可愛い子ちゃん。どんな気分の時も、このぴよちゃんの姿を見るとなんだか心がほっと安らぎます。抱きしめると更なる安らぎ。ぬいぐるみを抱くという行為は自分の中のインナーチャイルドを慰めるという効果もあるそうですが、そんなセラピー的効果も手伝ってか、ぴよちゃんは私の心の友となりました。

この性別不明のぴよちゃんの凄いところは、(まあ当たり前なのですが)いつでも可愛くいるところです。私がイライラしたりメソメソしている時も、ふと視界に入ったぴよちゃんは常に可愛い顔でそこにちょこんと座っている。感情が安定していて素晴らしいなと、尊敬の念すら抱いてしまいます。ぬいぐるみに感情なんてあるかいなという説もありますが、それはさておき、常に穏やかでいられるというのは素晴らしい才能であり、見習うべきところです。

心が乱れた時はぴよちゃんを胸に抱き、私もこのようにありたいと深く思うのです。ぬいぐるみは、持ち主の心をも、縫い包んでくれるのでした。


HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞