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3月28日(土)外出の自由を奪われること(3年目の場合)

世の中では外出できないことへの不満が噴出していますね。この件で私が思ったのは、人間、与えられた同一の試練に対してどのように反応するかで個々人の才覚が明確に表れるんだなァ、ということです。SNSのつぶやきを見ているとわかりすぎるくらいよくわかります。

私、自分が病気になってから外出できなくなったことについて、あまり不満を言わないように我慢していたんです。ホントはすっごくツライし外が恋しいし人に会いたいけど、ひとたび文句を言ってしまうと、お説教してくる人がいるかなぁと思って、ひたすらに耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、気付いたら丸2年が経っていました。発病してからで数えたら、もう3年以上です(最初の1年が近所の散歩+タクシー通院程度で、その後の2年が寝たきり)。けど、今思うのは、病気という理不尽に対する怒りは、誰だって抱いて良くて、それは私もで、我慢なんかせんでもよかったっていうこと。

今はみんな、外出の自由を奪われるのがどういうことか、多少なりとも体感しているため、それぞれに意見してもいい風土が醸成されましたよね。たかだか2週間くらい外出してないだけで外出不能を語られると正直イラッとする気もするのですが(それって外出不能マウンティングやんみたいなことになってきますが)(なにそれ?)、こんなに長年にわたり我慢してる自分っていったい……と、いう思いもありますが、外出できない苦しさを多くの人が知ってくれたことで、社会的な考え方が成長し、私のように元から外出できていない人を取り巻く環境が、将来的に変わるといいなと思います。

あとはね、外出できない時は、想像力あるのみですよ。海の音を聞いたり、桜を見たり、目を閉じれば自由自在ですから。そして平和な物語を観ること。昨日は金曜ロードショーで魔女の宅急便をやってましたね!すみっコぐらしの映画もアマゾンプライムに追加されましたよ!

病気のことについては、それがどんな病気であれ、考えて楽しくなるということはほとんどありません。お医者さんでもない限り、論文やデータをどれだけ調べても意味はありません。結局できるのは、できる限りの体力を保つことだけです。不安な気持ちは沼のように自分の足を引っ張ります。自分の足を引っ張るのは自分自身の心でもあるのです。

そんなこと言われても……という人はNintendo Switchであつまれどうぶつの森をやりましょう。へいわでほのぼの、苦しみのない自由な世界、たのしいよ!

結局、例のアレの話をしてしまうのであった……

2年ぶりに家の外に出るためのバリアフリー工事に大金をつぎ込む者より


HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞