「海外出張に持っていけば良かったのに……!」と後悔した、あの頃の自分に教えたい4つのアイテム(全部イオンで買えます)
あの頃の、自分に教えてあげたい。
拝啓、2016年10月の自分様。および、海外出張初めての人類の皆さまへ ー
人生初めての海外出張は、シリコンバレーのあるアメリカのカリフォルニア州サンノゼ。
私は当時、本社がシリコンバレーにある外資系IT製品の保守担当をしており、その製品の新しいバージョンがリリースされるため、新機能を学ぶ研修として本社サンノゼに1週間招待されたのでした。
シリコンバレーは、ITエンジニアにとっては憧れのある地です。最先端の技術、人材、テクノロジーがそこにはあり、スタンフォード大学、Google、Apple本社などもあります。
また、カリフォルニアはワイン産地でもあるので、美味しいワインにも巡り会うこともできる場所です。無料でワインのテイスティングをさせてくれるワインショップなんかもあります。
そんな感じで、シリコンバレーの情報を集めるにつれて、出張への期待が高まってくるわけです。研修のスケジュール表を眺めると、毎日の研修後にはまあまあ時間もあったので、行きたいところのピックアップもしていました。
さあ、はやく出張日にならないかなとルンルン気分でいたのですが、そういえば自分は旅行の経験がほぼないし、三泊以上の外泊は初めて、ということに改めて気付きます。
初の海外出張ということで、何日も前から念入りに準備し、いざ渡米したのですが、それでも「持って行けばよかった!」と激しく後悔したものが幾つもあったので、まとめてみました。
・1週間以上の長期出張が初めて
・初めての海外出張で勝手がわからない
という方は、荷造りの参考にしてみてください。あと、過去の自分にメールを届ける方法を知っている方がおりましたら、こっそりと教えてください。
海外出張で持って行かず後悔した4つのこと
1.風邪薬
これは、私が現地で風邪をひいたことで気づいたことです。しかも高熱のヒドイやつ。
サンノゼに到着し、ようやく研修にも慣れ、気分的にひと段落した二日目の夜。
喉の痛みと頭痛が発症し、「おいおい、海外で風邪とか止めてくれよ。薬でも飲んどこう」とトランクケースやカバンの中をガサガサ探してみますが、ない。ないぞ。薬がない、持ってくるのを完全に忘れていた。どうしよう。と途方にくれてしまいました。
こうなったら、あとは頼れるのは己れの身体のみ。大丈夫!大丈夫!朝起きたら体調完全回復しているから!と自分に暗示をかけて床に着きましたが、床について間も無く、体調は急激に悪化。
時間は深夜。窓の外は真っ暗で、周りはもう寝しづまっている。付近のお店はもう閉まっています。
海外の知らぬ地で、誰も頼れない時に、体調を崩したときの絶望感はとてつもないです。
ある程度、英語が話せる人であれば病院に行く事ができると思いますが、慣れない人は自力でなんとかするしかありません。お店で買い物をするのとは勝手が違うので、病院に行くのは初めての海外ではハードルが高いですよね。
しかも、深夜の救急病棟に行くのなんてもっての他。海外初心者にとっては、ベリーハードモードのようなものです。
たとえ日中帯であっても、海外で風邪をひくということは、国内の旅行先で体調を崩すことに比べて、はるかに心細くどうしたら良いか戸惑います。
もちろん、ドラックストアで薬を買うのでも良いと思います。しかしどうでしょう、海外の薬の良し悪しって、日本の薬以上に判断に迷いますよね。
結局、薬を買う機会も緊急病棟に電話する勇気もなく、前日に購入しておいたスポーツドリンクと果物だけでしのぎました。
一向に収まることのない悪寒と、インフルエンザなのではないか?くらいの高熱に襲われながら、出来ることは栄養を取って、ひたすら眠ることのみ。
頭痛もひどく、なかなか寝付くこともできない、そんな窮地の中で、異国のベットの中で、
「あ、これは死ぬかもしれない」と孤独に本気で感じました。
もし日本から薬を持ってきていたら、症状はもっと抑えられたかもしれないと考えると、次からは絶対に薬は忘れないようにしようと誓いました。
余談ですが、シリコンバレーというITの最先端に一時的に身を置きながら、『風邪 なおす くだもの』という恐ろしく原始的な方法をGoogle検索の窓に入力していた姿は、えらく滑稽に思えました。
そんな感じで、出張用カバンに総合風邪薬は入れときましょう!
荷物にもなりませんし、最低1週間分くらい持っていくと良し。
2.カップラーメン
場所にもよるかと思いますが、日本ほど24H営業のお店がなかったように見受けられました。
サンノゼは、街の中心地にこそ大型のショッピングモールがありはしても、日本のようにコンビニが転々とあるような便利な街ではありません。あまりよくない表現かもしれませんが、日本の田舎町のような場所でした。
深夜に小腹が空いてふらっと外にでれば、どこかしらにコンビニがあるだろうと思っていると、見つかったお店はガソリンスタンドだけだった、などもあります。レンタカーを使わない場合は深夜の買い物は期待しない方が良いと思います。
特に、夜中にお腹が空いた時や飛行機での長旅に疲れた初日(さらに時差ぼけもしているでしょう)は、手軽に食べられるものがあると助かっただろうなと思いました。カップラーメンは、保存も効くしお腹も膨れるので、出張のお供にあると便利です。
3.厚手のカーディガン
冬のはなし? いいえ、真夏のはなしです。
10月頃のサンノゼは朝こそ少し冷え込みますが、日中は30度越えの真夏日で、陽も長く20:00くらいまでは外が明るいです。
ホテルを出て、外の日差しを浴びると「日本だと秋頃なのに、あっちいなー」とオフィスには半袖で向かったのですが、そこから失敗でした。
海外、特にアメリカかな?現地の方にも聞いたのですが、ビル内の冷房の効き方は異常です。
まるで、ビルの冷房機器の性能を試しているかのように、これでもかと冷やしてきます。
日本でも電車内でガンガン冷房をかけているところもあると思いますが、基本的に建物のなかがあの状態です。まじで寒い。
一つの建物のなかに長く滞在する予定のある人は、薄手でも上着があると快適に過ごせるかと思います!
ちなみに、私が風邪を引いたのは、薄着で冷房ガンガンの建物で過ごしていたからに他なりません。。。
本当に、薄手の上着だけは真夏であっても持って行った方が良いです!
4.歯ブラシセット、カミソリ
これ、私的には意外だったのですが、海外のホテルのアメニティーには「歯ブラシセットやカミソリ」はないことが多いようです。
宿泊したホテルは、一泊200ドルくらいする、まあまあ良いところでしたが、それでも用意はありませんでした(宿泊費が高いのは、ホテルの豪華さよりも、シリコンバレーの一帯の地価が高いことが主な理由)。
日本の旅館だと、揃っているイメージですよね。特に歯ブラシは、当然あると思っていました。
もちろん、現地のスーパーマーケットで、両方揃えて$3くらいです。
そこで買えるならいいや、と思う人は無理に持っていく必要はないと思いますが、私はわざわざ消耗品を買うくらいなら、自宅にあるものを持っていきたいタイプなので、次回からは持っていきたいと思います。
その他にも、宿泊先によっては日本のホテルには当然あるだろうと思うアメニティーがないこともあるようなので、宿泊前には滞在先のホテルにあるアメニティーの内容はチェックすると安心かと思います。
まあ、無かったら無かったで現地で買えるものばかりなので、チェックインした当日に、確認するのでも十分かもしれません。
番外編:必要だと思ったけど、意外に不要だったもの
日にち分の下着
1週間の出張準備で、なにかと気を使ったのは滞在中の下着です。
滞在日数分と、余裕をもって1、2着は下着を用意するべきなのだろうと考えて、荷造りをしていました。予想通り、下着だけでけっこうな積量を占め、トランクケース中で、半分以上の面積が「日にち分の下着」によって占領されました。
加えて、Yシャツも日にち分持参していったと思うので、それだけで荷物が一杯になってしまいました。
さて、いざ現地(ホテル)について知ったのですが、大抵のホテルにはコインランドリーがあります。
一般的に値段も安く、$2〜$3くらいで使えます。乾燥機もついています。
嬉しいことに、私が宿泊したホテルでは洗濯機・乾燥機共に無料でした。ここを利用すれば、トランクケースに無理して詰め込む必要はありません。これは旅行前に知りたかった!
コインランドリーを利用する際は、多少の混み合いもあると思うので、朝の時間に使うのが良いと思います。
ちなみに現地のスーパーマーケットにある洗剤は、「何が洗剤で何が漂白剤か」がパッと見分かりづらいです。なので、日本で使っている洗剤と漂白剤を海外に持っていくと良いでしょう!
当時、日に分の下着を用意していたので、使う必要はなかったのですが、アメリカのコインランドリーを使ってみたいな!ということで、洗剤を求めてウォルマートに足を運びました。
ウォルマートの一画に洗剤コーナーらしきところに行ってみると、
「全米No1の実力!アメリカライクなハイパフォーマンスによって、あなたの服の汚れはノックアウト」、「最高のリフレッシュを手に入れたいならこれだ!」
のように、ユニークな商品名と気の利いたキャチコピーでPRしてくる商品はあれど、「これは一体なのなのか?」について、そのパッケージの様相から読み取るのは著しく困難を極めました。。。
以上、初の海外出張で「持って行かず後悔したもの!」を実体験ベースでご紹介しました。
これから初めて海外出張に行く方や、出張メンバーに初の海外出張になるメンバーがいる方は、参考にしてみてください!
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