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【ACLベトナム取材メモ】#2 国際試合ならではの体験(末尾に邦本宜裕選手インタビュー掲載)

 みなさん、こんばんは。サッカージャーナリストの舩木渉です。

 今日でベトナムでのACL取材も4日目を迎えました。まだ4日目ですが、非常に濃い日々を過ごせています。

 横浜F・マリノスは4月16日にグループステージ初戦で地元ベトナムのホアンアイン・ザライに2-1で勝利。大事な最初の試合で勝ち点3をつかみ取りました。

 その試合を終えて書いた記事は以下のような感じです。まとめてリンクを貼っておきますので、興味のある方はぜひご覧ください。

フットボールチャンネル

レオ・セアラ、「何よりも嬉しい」2発で横浜F・マリノスを勝利に導く。完全アウェイのACL初戦、地元クラブに辛勝

宮市亮がACLデビューで感じた「特有のところ」とは? 横浜F・マリノスは初戦で重要な勝ち点3をゲット

喜田拓也「声援を久しぶりに聞いて言葉にならない」。サポーターの力を実感、横浜F・マリノスのACL初戦勝利を大きく後押し

「練習できる環境ではなかった」。横浜F・マリノス指揮官が嘆く、ベトナムの過酷な“洗礼”とは?

ザ・ヨコハマ・エクスプレス(有料部分あり)

「しっかり勝てたのが一番大事。スタメンで出たかった気持ちはあったけど、大事なのはチーム全員が試合に出るための準備ができていること」(マルコス・ジュニオール) 他 [ホアンアイン・ザライ戦後コメント]

「しっかり勝てたのが一番大事。スタメンで出たかった気持ちはあったけど、大事なのはチーム全員が試合に出るための準備ができていること」(マルコス・ジュニオール) 他 [ホアンアイン・ザライ戦後コメント]「しっかり勝てたのが一番大事。スタメンで出たかった気持ちはあったけど、大事なのはチーム全員が試合に出るための準備ができていること」(マルコス・ジュニオール) 他 [ホアンアイン・ザライ戦後コメント] | 「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン [コメント]ケヴィン マスカット 監督「すごく難しい試合だった。スタジアムの雰囲気としてはベトナムの方々が素晴らしい環境を www.targma.jp

サッカーの羅針盤

 執筆記事ではありませんが、大先輩のライター・河治良幸さんが主筆のウェブマガジン「サッカーの羅針盤」でも「マリノス航海誌」と題した対談記事がアップされています。こちらの対談はグループステージ期間中にあと2回実施予定です。ぜひこの機会に「タグマ」のサッカーパック加入をご検討ください(笑)

国際大会ならではの取材

 さて、ここからは取材のこぼれ話です。

 僕は国際大会の取材が大好きなのですが、その理由は「サッカーを通して世界中の人と出会えるから」に他なりません。

ホアンアイン・ザライの試合後記者会見の様子

 こうした試合前後の記者会見であったり

選手が通る前のミックスゾーンの様子

 試合後のミックスゾーンでも、様々な選手や関係者とコミュニケーションを取ることができます。そこで得たものを、日本の皆さんに読んで楽しんでもらえるよう発信するのが僕たちの役目です。

 今回のACLではマリノスの選手たちに話を聞くのはもちろん、対戦相手となるクラブにも日本にゆかりのある選手・関係者が多くいるので、彼らとの対話も楽しみにしてきました。

 そして、16日のシドニーFC戦後には韓国王者・全北現代モータースで主力を担う日本人、邦本宜裕選手にじっくり話を聞くことができました。

 その内容を記事にまとめたものがこちらになります。

邦本宜裕が全北現代の“弱点”を吐露「僕たちもどうしたらいいのかな? と」。19日に横浜F・マリノス戦【ACL】(フットボールチャンネル)

 4月19日のマリノス戦に向けて、非常に示唆に富んだ発言が多くて面白い取材になりました。

 また、18日には試合前日記者会見のためスタジアムを訪れていたキム・ジンス選手とも再会。かつてアルビレックス新潟でもプレーした彼のことは、アジアカップやE-1サッカー選手権など、韓国代表戦で何度か取材したことがありました。

 日本語を流暢に操るジンス選手と、記者会見前に少しだけ話をすることもできて、会見ではわざわざ日本語で質問にも答えてくれました。本当に感謝しかありません。

全北現代DFキム・ジンス、日本語で意気込み「明日は絶対に勝ちます」。19日に横浜F・マリノス戦【ACL】(フットボールチャンネル)

 こうやって普段の日本では会えない選手たちと直接コミュニケーションを取ってサッカーの話をしたり、海外メディアから取材を受けたり、日本では考えられないような異文化を体験したり。国際大会の取材は興味深い刺激ばかりです。

 今日もベトナムメディアから取材を受けましたが(どこにどんな形で載るのか全くわからないのでちょっと怖い笑)、海外のメディア関係者とつながってお互いの国に関する情報交換ができるのも国際大会ならではです。

 試合前日のピッチ脇まで入っても誰にも怒られないベトナムの大らかさがあって、コロナ禍でもこうした取材ができているのかもしれませんが…(笑)

トンニャットスタジアムの芝の状態はこんな感じ

 いよいよ明日は、マリノスがグループステージ2連勝をかけて挑む全北現代戦です。このグループの山場の1つと言っていい、とても重要な試合になります。日本時間23時と遅い時間のキックオフですが、ぜひDAZNで応援よろしくお願いします!

 最後に、邦本選手とのミックスゾーンでのやり取りをほぼそのまま皆さんにお見せしたいと思います。独占で収録できたインタビューかつ、チーム状況の核心についても話しているので一部有料としますが、興味のある方はぜひ読んでみてください。現場でどんなやり取りがされているのか知っていただく機会にもなるかと思います。

 それではまた次回をお楽しみに!

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全北現代モータース 邦本宜裕選手 シドニーFC戦後インタビュー

――初戦はドローに終わりました。結果や試合内容をどう受け止めていますか?

「気候がやっぱり暑いので、ちょっと難しい感じで。僕自身も60分しか出られませんでした。お互いにチャンスがあった中、決めきれなくて同点だったんですけど、初戦は勝ちたかったです。まだ負けてはいないので、次の試合でしっかり勝てるように準備したいなと思います」

――この時間になっても暑さは厳しいですか?

「そうですね。やっぱり湿度がすごく高いと思うので、汗もすごく出るし、今日も26度か27度くらいあったので、気候が難しいところはあります」

――次は横浜F・マリノス戦です。2年前にも対戦していて、当時のイメージもあると思います。

「日本のサッカーと韓国のサッカーはちょっと違う部分があって。日本のサッカーはつないで、つないでというサッカーをするので、それをどれだけ抑えて自分たちの攻撃ができるかが鍵になってくると思います」

――2年前のマリノスのイメージは頭の中に残っていますか?

「そうですね。こっちの選手が2人退場したので、そういうのもあって、すごく覚えています」

――今年のマリノスの印象はいかがですか? Jリーグの試合は韓国でも見ていますか?

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