見出し画像

サラリーマン美容師に明日はないけど、強要するサロンには明日は「もっとない」

美容師の働き方に関しては、まだまだ改善が必要だと思います。

美容師の年間休日は平均90日と言われています、、、。

労働基準法に定められた年間の休日日数は「105日」です。(労働基準法第32条)

2週間以上少ない計算になります。

105日を下回ることは「残業代」が支払われていないとおかしい計算になりますが、それに見合う残業代が支払われているサロンはかなり少ないのが現状です。

ちなみに年間120〜125日の休日を取得できる場合は、週休二日に国民の休日、夏季・冬季休暇を含めた休日日数になります。

また、美容師の多くが36協定を結んだ経験があると思います。
(紙渡されて、名前とハンコを押して!といわれるやつ)

簡単に言えば、労働時間の延長が認められる措置ですが、残業代がなくなることはありません。しっかりその分「残業代」をいただきましょう。
美容師の年収が上がらない1つの理由でもあります。

美容師の働く環境に関しては、改善の余地があります。

しかし、働く美容師のマインドは別のところにないとやばいですよ。。。

今回はそのような内容です。


【結論から】

1日8時間「サラリーマン美容師」には、積み上がりが厳しく、売り上げや給料のアップも難しい。

なぜならば、美容師や美容室は増えすぎているからである。

いかに自分の時間を使って、インプットやアプトプットに費やすかがとても重要である。

また、個人の時間を使って成長や売り上げを作れ!と思っているサロンは、経営をしていない。放棄である。

なぜならば、個人の時間を使って成長は「不確定要素」「変数」であり、当てにするものではない。

確実に自分のコントロールできるところで、勝負をするべきである。
不確定要素をあてにしている時点で、経営ではなく「ギャンブル」である。

【誰でもとれる美容師免許】

お客様と話していると「美容師さんは器用だから」「美容師になるの難しいのでしょ??」「美容師さんにはセンスが必要だから」と、誰でも美容師になれないような「特殊な適性」があるように言われます。

これは全くの誤解です。

美容師は誰でもなれます。美容師になれない人はいません。

現在、国家試験の格付けでは、美容師免許は「C」(やや易)、偏差値では「42」になっています。つまり「難しくなく、専門学校に通えばほぼ受かる」内容です。

店舗型ビジネスの中でも1番多いのが「美容室」です。

誰でも簡単に美容師になれて、多くのサロンがひしめき合っています。

そのような状況で、みんなお客様を呼び込むことに必死です。

過当競争のお手本のような業界背景です。

【1日8時間、サラリーマン美容師ではちょっと。。。】

SNSなどお客様を、エリアで呼び込むことは簡単ではありません。

オーバーマーケットの美容業界で、頭ひとつ抜け出て集客するのは簡単ではありません。

どうするか。。。

そこはやはり「どれだけクリエイティブをしているか」に尽きると思います。

もちろんお客様への届け方が最後は決め手になりますが「生み出しているか」ここが大きな分かれ目になります。

サロンが用意した情報や技術(教育)だけでは、その他大勢の美容師と差がつきません。

突出するには、自分にどれだけ「投資」(リソースを注ぎ込むか)で変わってきます。

朝、家を出る直前まで寝ていて、営業終わったら即帰宅。家ではタレントの不倫や暴露YouTubeを見て寝る。

これでは何も積み上がりがありません。

営業中の8時間だけでの積み上がりだけでは、なかなか芽が出ません。

伸び悩みの1人になるだけです。

美容業界を支える大河の1滴に過ぎません。

多くの美容師たち!侮らないでください。

美容師はそんなルーティンで結果が出ると思わないでほしいです。

【労働環境を嘆く声】

美容師がサロンに求める労働環境の改善の声があります。

とても正しいことをしているのでどんどん改善されるべきだと思いますが、自分たちの成長のハードルをまさに上げる行為だということも認識しておかなければなりません。

つまり、環境が成長の機会を提供してくれなくなるので、裏側では「自分で成長の機会を作る」ことが求められるようになります。

自己に厳しく向き合う必要が出てきます。

ここを理解しているかがとても重要です。

世間のトレンドは「働き方改革」です。

長く働く → 短時間で働くことを是とする方向です。

しかし、それは表面的な部分であり美容師は「空いた時間を自分に投資」することが必要になります。

まだまだ無駄の多い美容業界ですから「短時間」にしていく段階ですが、短時間に向かうほど「自己に厳しく」しなければ、エリアで頭ひとつ飛び出る美容師には慣れません。

働き方改革の裏側を理解しておくことがとても重要ですね。

【サロンはいい加減にしろっ】

美容師は本当にお客様想いの人が多いです。

四六時中、自分が仕上げたお客様の髪の毛のことを考えています。

そのような中で「お客様のため」「サロンのため」という耳障りの良い言葉で、営業時間外にミーティングを行わせる経営者がいます。

全てはお客様のためなので、、、

そのように言われたら「やる」しかありません。

ここで感じるのは「お客様のため」という大義名分をかざして、社員やスタッフの「時間を消費」してくる経営者です。

勤務時間内にミーティングを行うことはせず、ミーティングは勤務時間外に当然のように行うサロンがほとんどです。

もちろんそれに対しての残業代は出ておりません。

【いい加減変えないと人は来ないよ】

シェアサロンの台頭、フリーランスの潮流によりさらに求人が困難になることが見える美容業界です。

経営者が従業員の時間を「簡単に消費」するようなサロンは、繁栄を維持するのは困難を極めます。

働き方の自由度を得た人が、周りで楽しそうにしていたら「俺も、そうしよ!」という選択をする人が出現するのは至極当然の流れです。

タイムカードを切った状態からミーティングをしているようでは、人を雇用し続けることは厳しいのが見えています。

フリーランスが増え続けるわけですよ。

売り上げを上げるのが「仕事」でそれ以外は、自己研鑽としてミーティングや練習会を強いている様では終わりが見えています。

美容師のお客様想いというところに目をつけた、経営者や業界はそろそろ是正するべきだと感じます。

もう遅い気もしますが。。。

(フリーランスの流れは東京を越え、地方都市にも伝播している)

【まとめると】

1日8時間「サラリーマン美容師」には、積み上がりが厳しく、売り上げや給料のアップも難しい。

なぜならば、美容師や美容室は増えすぎているからである。

いかに自分の時間を使って、インプットやアウトプットに費やすかがとても重要である。

また、個人の時間を使って成長や売り上げを作れ!と思っているサロンは、経営をしていない。放棄である。

なぜならば、個人の時間を使って成長は「不確定要素」「変数」であり、当てにするものではない。

不確定要素をあてにしている時点で、経営ではなく「ギャンブル」である。

確実に自分のコントロールできるところで、勝負をするべきである。

フリーランスの流れが奇しくも「働き方の是正」を促します。


 みんなの日常のヒントになれば。


#美容師をちょっと良くするブログ




小学校入学の頃からなりたかった職業=美容師✄


高校生で美容業界に入り浸り。店長・スーパーバイザー・取締役を経て、美容業界を俯瞰して見ています🌈


夢を叶えたからこそ美容師を良くしたい❗


理想と現実の差をなくすことへの挑戦!


美容師、美容室へのサービス提供をお考えの方は、お力になれます🤞


ご依頼はDMから




個室型シェアサロン運営しています


The Apartment of Solon 


https://solonbeauty.jp




✄訪問美容 fio (フィオ)✄


https://www.fio-hairmake-houmon.com










 


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?