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モチベーションでコントロールしてくる人っているよね。。。


業界が職人の世界ということで、精神世界のような価値観や風習が未だ抜けない美容業界です。

個人的な性格や価値観から「モチベーション」や「愛社精神」を軸に置いた働き方はしていません。美容業界の価値観や風習に馴染めないボクです。

今回は「モチベーション」でコントロール(マネジメント)する人っているよね。。

そんな内容です。

【結論から】

モチベーションに頼るマネジメントは再現性なく悪手である。

モチベーションが強制的な「愛社精神」や「価値観」の押し付けになることを理解しなければならない。

モチベーションで語るのではなく、結果を見て導いてあげるものだ。

【モチベーションに疑問】

だいぶ昔の話になりますが、同期に渋谷の元気な居酒屋に連れて行ってくれました。

とても元気な居酒屋さんで、料理が美味しい、空間が素敵などの記憶はなく、単純に「元気」だという記憶です。

それなら最高の居酒屋なのですが、朝礼やミーティングに「大きな声で夢を語る」などの習慣が人々に受けている印象でした。

それで繁盛するのだから素晴らしい居酒屋さんです。

その時は最高だと感じていたのですが、キャリアを重ねると徐々に疑問が湧いてきました。

「人のモチベーションに頼るのは危険ではなか。。。」ということです。

店長や幹部などは、スタッフをマネジメントする場合「再現性」というものが重要になると考えています。

それは「誰が、いつやっても、同じ結果」を最低限保てることです。

つまり、今までにない結果が出れば、それを再現性できるように仕組み化することで、今までにない結果は「当たり前」の結果にできます。

この再現性(仕組み化)を作り上げるのが店長や幹部の役割です。

そのような役割の中、あまりに不安定な「モチベーション」でマネジメント(コントロール)するのは最善策とは思いません。

【モチベーションこそ信用していない】

人のモチベーションって信用にたるものでしょうか??

ボクはそのように感じません。

上げ下げのあるものをサービス提供の軸には置こうとは思いません。

昨日は「やります!」と意気込んでいたのに、翌朝にはその意気込みを感じないようなことは、店長を1年でもやれば経験できるあるあるです。

このような不安定で再現性のないものを軸に、サロンの戦略を組もうとはどうしても思えないです。

【マネジメント?いや、コントロールだから】

モチベーションを気にする幹部や会社の傾向にあるのが「マネジメント」という名目で「コントロール」していることです。

お客様のため。。。

果たして本当にそうなのでしょうか。。。常に疑問です。

お客様のため思えば、営業後残ってスタッフ全員でミーティング。

当たり前じゃん!!だってお客様のためなんだよ!!


モチベーションでマネジメントしているサロンは往々にしてある場面です。

本当にお客様のためなのでしょうか??

売上を減らさず、さらにやってくれ!という会社の思惑としか感じられません。

美容業界の多くが未だにこのような状態です。「お客様のためだから」という大義名分でマネジメントならぬ「コントロール」をされています。

【常連と新規客の差のようなもの】

モチベーションで運用しているサロンに行くとすぐに感じられるのは「一種の宗教」のような「空気感」です。

それは初めて行ったバーなどで感じる「常連と従業員の距離感」です。

常連と授業員の距離が、新規客を受け付けなくしています。

古参の影響が悪く働いた例です。

これは美容室にも置き換えることがいえます。

モチベーションでコントロールしている会社に入社した途端。。。

一種の宗教のような空気を感じます。

当然、それに乗れないスタッフは「退社」を選択するしかありません。

また、モチベーションは長く続きません。個人差があります。

そのため、一定のモチベーションから下がったスタッフも同様に「退社」を選ぶしかありません。

スタッフ間での差が生まれやすいとも感じます。

【ムラのある仕事】

モチベーションの仕事の中で嫌いなのが「ムラのある仕事」の人が多いからです。

モチベーションが高いから、前回はできた。しかし今はモチベーションが低いからできない。

これでお客様の前に立てるとは思えません。

常に品質は一定。期待以上を一定に叩き出すのがプロで、モチベーションの上げ下げでクオリティの上げ下げが出るのは二流だと感じています。

【常に一定のスタッフが一番信頼できる】

店長や幹部をすればすぐにわかるのが「一定のスタッフ信頼説」です。

モチベーションに上下されることはなく、常に一定です。

どんなに助けられたか。。。というくらい信頼できます。

つまり、モチベーションの上げ下げをするよりも「普通」に仕事してくれればいいわけです。ここを強要するからおかしくなるわけで、普通に自分らしく働いてくれるのが本質的だと感じています。

【まとめると】

モチベーションに頼るマネジメントは再現性なく悪手である。

モチベーションが強制的な「愛社精神」や「価値観」の押し付けになることを理解しなければならない。

モチベーションで語るのではなく、結果を見て導いてあげるものだ。

自分らしく、無理することなく「普通」に働いてくれることが、業績向上、サロン繁栄の一因だと感じる。


 


 みんなの日常のヒントになれば。


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