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今の職場という安全圏にいるうちに、学ぶべきこと

若手の美容師に伝えていること。伝えたいこと。

今回は3つに絞った内容をまとめます。

今の職場という安全圏の中で、今のうちに学ぶべきことです。

【結論から】

若手美容師時代に積み上げて欲しいこと。
安全圏にいるうちに、学ぶべきこと。

1、お客様のカルテ枚数
2、お金の価値観
3、川上の仕事

この3つを理解して積み上げていって欲しい。

【たまに話している】

たまに若手美容師に、今はわからなくても。。。

なんて思いながら老害のように伝えていることがあります。

それが

1、お客様のカルテ枚数
2、お金の価値観
3、川上の仕事 です。

独立する時に必要なことですが、本質的には「仕事」の価値観(習熟度)をビルドアップして所得アップや仕事の結果につながる内容です。

独立しないから関係ない。。。とかにはならず、仕事の本質の理解をすることで個人のお金の理解などにつながります。

[1、お客様のカルテ枚数]

若手の頃にとにかく気にして欲しいのが「総カルテ枚数」です。

気になるのは、総客・指名客ではなく「総カルテ枚数」にこだわるのが、本質的です。

なぜならば、

・毎月ご来店されるお客様は「総カルテ枚数」の中のお客様
・自分を指名するのは「総カルテ枚数」の〇〇%のお客様
・毎月・3ヶ月・半年に一回のサイクルのお客様は「総カルテ枚数」の〇〇%などの割合

つまり、総カルテ枚数が総客や指名数の「分母」になるということです。

分子は抽出する項目によって変わってしまいます。

分母をとにかく伸ばす(積み上げる)ことで『美容師の資産』である「顧客数」となります。

自分自身の評価指数として「指名客数」などを気にしますが、本当に数字を見るなら「総カルテ枚数」という数字は外せません。

総カルテ枚数の成長こそ、美容師の資産を増やしています。

[2、お金の価値観]

これは、自分で商売を始めるなら絶対的に成長しておかなければなりません。

独立は「ギャンブル」ではありません。

計算して出てきた利益に向かって、計画を前に実行するのが独立です。

そのためには、どこにいくら使って、何にいくら使って。。。

元手になる資金をどのように分配するか「決め」の問題です。

それらを意思決定するには「お金の価値観」が非常に重要です。

美容師のお金のかけ方には共感できないことが多くあります。

内装にお金をかけすぎる。
こだわりのシャンデリアを飾る。
直接、売上を生まないところにコストをかける。などなど。。。

不要なところにお金をかけているのも、給与を与えられている安全圏の中で「お金の価値観」を学ばなかったのに由来していると感じます。

見た目の問題。
心の充足感。
完璧主義。

美容師の多くが、感情的な部分に多くのコストをかけています。

毎年、10,000件の美容室が廃業しています。

会社の倒産は簡単に言うと「現金がなくなる」ことです。

家庭の破産も現金がなくなることですよね。

無意味な浪費は学びと反省を繰り返し、どこに何をいくら使うのか。

ここを最大化させるためにも「お金の価値観」は、若手のうちに学ぶべきだと感じます。

消費・浪費・投資・投機

この4つの感覚が身についてほしいと感じています。

[3、川上の仕事]

これも仕事で結果を出す上で重要な理解です。

川上の仕事。。。??川上って。。。??

簡単に言うと「仕事は上流から下流に流れていきます」。

つまり、社員の美容師さんはサロンが集客したお客様を担当します。

美容室で言うと仕事を与える側、つまり会社の役割(仕事)を理解することです。 

世の中を大きく2つのグループに分けます。

①仕事を「与える側」
②仕事を「受け取る側」

これだけです。

この「仕事を与える側」を理解することが、めちゃくちゃ重要です。

発注する側と受注する側。
オーダーする側とオーダーを受ける側。
登録する側と登録をしてもらう側。

仕事はこの「与える側」と「受ける側」の2極しかないと言ってもいいと思います。

この与える側は、

・どのように成り立っているのか
・どうしたら与える側になれるのか
・どのような人なのか

ここの視点を入社してから持ち続けること。

これが非常に重要です。

仕事は2つ役職上から見ることが重要などと言いますが、もっとざっくりと大きい視点で捉えると、「川上の仕事を理解する」このようなことが言えます。

仕事は自分の時間を投じて「対価」を得ることです。

それは世の中の半数以上の人がそれにあたります。

どんなに高学歴でも、中卒でも、、、大きく分ければ「自分の時間を使って対価を得る」ことをしています。

しかし、世の中の一定数には「自分の時間を投じず、対価を得ている人」がいます。

それは学歴などは一切関係ありません。

「与える」という立場に気がついた人がそれにあたります。

これはこのような視点に立った時に初めて気がつくものです。

学校の社会科では教えてくれません。

社会というビジネスの市場にアナタが参入(学生を卒業)したときに初めて気がつくことになります。

なんせ学校の先生も「受け取る」人だからです。

若い時からこのような視点を持っておくことがとても重要です。

多くのお金を持つのか、希望の人生を歩むのか。

1つの視点を持つことだけでも十分に達成がグッと近づきます。

【まとめると】

若手美容師時代に積み上げて欲しいこと。

1、お客様のカルテ枚数
2、お金の価値観
3、川上の仕事

この3つを理解して積み上げていって欲しい。

会社という与えられた安全圏の中で「最低でもこの3つ」は、確実に理解してから独立することをお勧めします。

アナタが飛び出た世界(市場)は、何十年とその市場で戦っている会社や、〇〇億の売り上げを上げている会社と同じ商品棚に並びます。

あまりにも考えが稚拙(習熟度が上がっていない)だと、毎年10,000件なくなる美容室の一滴になります。

どの環境にいても学べることなので、転職に答えを求める愚か者にならずにすみます。


 みんなの日常のヒントになれば。


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小学校入学の頃からなりたかった職業=美容師✄


高校生で美容業界に入り浸り。店長・スーパーバイザー・取締役を経て、美容業界を俯瞰して見ています🌈


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