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憂鬱の感覚 

朝の日差しに目が眩んで自分の情けなさを噛み締める。

誰かにわかってほしい。

できることなら助けてほしい。

こんな甘えを心から許してくれる人はいないだろう。

落ち込んだ人間と一緒にいるだけで相手には負担がかかる。

だからといって前向きに物事を進める意志を保ち続けられない。

ふとした瞬間に何も考えられなくなる。



いつの間にか深い海に潜ってしまった。
暗い冷たい。
上も下も分からない。

この水深からは急に水面に上がることはできない。
方向がわかっても無理して出てきたら、内臓は破裂し、目は飛び出し、血管は気泡だらけになり体が耐えられない。

絶えず出口に明かりを、辿れるロープを。
そのうち上がっていけるだろうか。


1ヶ月前はこんな感じだった。
いきなり元気は出せない。
実際今も水中にいる。

また沈まないように、心に浮き袋をつけたい。
浮かれていこう。

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