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業界が稼げないと大人も子供も大変。
大人の皆様。
新体操OBの皆様。
頑張って稼ぎましょう。
勉強して、知識つけて。
頑張って稼ぎましょう。
「お金が全てじゃない」なんて言葉がありますけど、
稼いでから言いましょう。
僕はまだまだ全然稼げてないし、いただいているだけの身ですけど。
これから頑張るんです。
そうなろうと努力するんです。
だって、僕らが稼いでなかったら夢がないじゃないですか。
教育は教育。
心を育てることはめっちゃ大事です。
僕もそれ大好きです。
でも、同時に業界も育てないと。
今頑張ってる選手たちは現役を引退したらどうなるのかな。
どうなりたいのかな。
新体操を活かして飯は食ってけないからって大学で引退するのかな。
新体操では飯を食わせられないからって守るものができたら離れていくのかな。
悲しい。
めっちゃ悲しい。
10000時間練習したんでしょ?
散々苦しい思いして、すんごい技術を身につけたんでしょ?
その結果が
「立派な人間になった」
「強い人間になった」
これじゃあ納得したくてもできないよ。
大事だよ。
とっても大事なことだけどね。
でもさ、それだけじゃあ…ねぇ。
すごく現実的な例を出すし、もしかしたら曲がった見方だと思われるかもしれないけど、僕はこれが真理だと思ってる。
野球ってなんであんなに多くの子供がやるんだろう。
サッカーってなんであんなに多くの子供がやるんだろう。
野球が楽しいから?
サッカーが楽しいから?
それもある。
でも一番は、憧れる選手がいるからだと思う。
僕は小さい頃そうだった。
「うわぁー、イチローかっこいいなあ。」
「中田かっこいいなぁ。」
憧れの選手たちを見るだけで自分も上手くできそうな気がしていた。
しかも、一流になればプロ野球選手って稼げるよね。
サッカー選手も同じ。
毎年、「〇〇億円で契約更新をした」なんてニュースになる。
夢があるよね。
プロゴルファーなんてもっと顕著。
年間を通して賞金の多さを競ってるんだもん。
勝てば勝つほどお金持ちになれる。
夢があるよね。(選手たちはそれを1番の目的にはしてないだろうけど。)
そう、稼げるから人気があるんだよね。
もちろん、逆のことも言える。
人気があるから稼げる。
どちらでもいいんだけど、どちらにせよ業界が育って稼げるようにならないと、選手人口を増やそうとか、世界に広めよう、国内に広めようっていう考えはかなり厳しいんじゃないかと思っている。
例えば。
優勝賞金が用意された大会があるとしよう。
大会運営側は運営費に加えて賞金を用意しなきゃいけないから、どうしようかと考える。
そこで必須なのはスポンサー。
「株式会社〇〇様より賞金が授与されます」なんていう風にしないといけない。
となると、どうやってスポンサーを集めるのかを考えなきゃいけない。
世の中の会社がお金を出してでも参加したいと思える価値を作らなくてはいけないのだ。
それが広告効果なのか、会社のイメージアップやブランディングなのか。
まぁなんとかして価値を作って多くの企業にご支援をいただいたとして。
そのほかにももっと方法を考えなければいけない。
チケットに付加価値をつけて販売収入を多くしたり、
会場で物販ブースを設けて出店料を取ったり、
指導者同士の交流会・勉強会の場を設けて参加料を取ったり、
動画を販売したり、
お酒売ったり。
もっといろいろあるけど、そうやって売り上げをしっかりあげれたとして…
選手には賞金を、審判には日当を出す。
もちろん運営サイドにも。
(高いお金をね。)
選手は活動費が賄えるからプロとして活動を続けられる。
審判が儲かれば、それを目指す選手も増える。(プロの審判が増える)
同じく、運営が儲かるのであればそこを目指す若者も増える。(イベントプロデューサー的な人が増える)
そこまでくると次は誰が儲かると思う?
指導者なんだよね。
「新体操を頑張れば儲かる」
という状態が出来上がると、次はそれを教える人が儲かり始める。
なぜかというと、儲かる相場に合わせて指導料を決められるから。
考えてみてほしい。
なぜ多くの人が弁護士を目指す?
なぜ多くの人が医者を目指す?
儲かるからだ。(もちろん他の理由もあるだろうが)
じゃあ…
法律を学ぶ学校の授業料はどうだろう?
医療を学ぶ学校の授業料はどうだろう?
高いよね。
なんでかって、それだけコストをかけて得たスキルがお金に変わって回収できるから。
要は、「割りに合ってる」ってこと。
だから、新体操も一緒。
選手も審判も運営も。
業界が儲かって人が儲かれば、それを教える人も儲かる。
一見、新体操をならっている子供達から搾取しているように感じるかもしれないけれど、その子達もやがて儲かる立場にいけるのであれば問題ない。
指導者は自信を持って高い単価設定ができるし、保護者も疑うことなく支払える。だって回収できるんだもん。
結局のところ、何から始めたらいいのかって話をして今日は終わりたい。
「価値を考える」
ところからなんじゃないかなって僕は思う。
価値=需要ー供給
社会の需要が高くて、提供側からの供給が少なければ価値が高まる。
今の新体操の状態はというと、
1、供給が少ない
これ自体は良くも悪くもない。価値が高まる可能性がなきにしもあらず。
2、需要も少ない
ここが問題。
メディアに取り上げてもらおうにも、案件を獲得しようにも、生徒を獲得しようにも。
とにかく社会からの需要が少ない。(ちなみに、アニメ「バクテン!!」が放送されている時は需要がそれなりにあった)
需要を高めるためには認知を拡大させないといけない。
「新体操ってこんなスポーツですよ」
「貴社の事業イメージを上げるにはもってこいでしょ」
「子供の教育ツールとしてはぴったりでしょ」
こんなふうに、社会を構成するものに対して新体操がメリットを届けられる部分を提案していかないといけない。
みんなが思っている以上に新体操のポテンシャルは高い。
なんだってできる。
どうにだってなれる。
ためらわず。
怖がらず。
避けず。
思いっきり稼いでいこう。
井藤 亘(いとう わたる)
名古屋アクロバットスクール
![](https://assets.st-note.com/img/1697901022092-P2sClaqGL4.jpg?width=1200)
名古屋市立原中学校ー埼玉栄高校ー青森大学ーシルクドソレイユ
3歳から男子新体操を始め、中学校3年生時の全日本ジュニア出場をきっかけに、埼玉栄高校へ進学する。
骨折などの大きな怪我を克服しながら3年時にインターハイで団体優勝し、名門・青森大学へ進学。
大学では、全日本選手権・全日本学生選手権ともに4連覇を果たし、4年時には主将も務めた。
卒業後は、幼児・小学生を対象にスポーツ指導をしていたが、パフォーマーとしてイベント出演したことをきっかけにシルクドソレイユのオーディションを受け合格し、渡米。
在米3年半、計650回以上のパフォーマンスをした後、帰国。
現在は自身のアクロバット教室を運営している。
【実績】
・インターハイ団体優勝
・全日本学生新体操選手権大会団体4連覇
・全日本新体操選手権大会団体4連覇
【出演】
・Cirque du Soleil「Drawn to Life」
・Avex主催「STAR ISLAND」サウジアラビア公演
・日本サッカー協会主催「夢先生」講師
・大阪ガス主催「10歳若がえりセミナー」講師
・Athlete Business United 「人に伝わる文章術講座」講師
・東京テレビ「年忘れにっぽんの歌」鳥羽一郎コラボ
・TBS「音楽の日」三浦大知コラボ
・BS11 ドキュメンタリー「ザ・チーム 勝利への方程式」
【資格】
・中学、高等学校第一種教員免許状
・ビジネスアスリート2級
・日本スポーツ協会公認スポーツリーダー
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