それは「誇り」か「傲慢」か
UCLAを10度全米制覇に導いた指導者
ジョン・ロバート・ウッデン氏
彼のエピソードを度々思い出す。
ウッデン氏のバスケットボールチームには規則があった。
その中の1つが、ヒゲをはやしてはいけないというルールだ。
ある日、大学のエース候補の選手がヒゲを生やして練習に参加しようとした。
監督「練習する前に何か忘れていることはないかい?」
選手「監督、ヒゲのことなら、私には許される権利があると思います。」
監督「それは君のプライドかい?」
選手「はい、私の強いプライドです。」
監督「プライドを持つ人間を私は、とても尊敬している。」
「しかし君ともうプレイできなくなるチームのメンバーは、君がいなく
なることをさぞかし、さびしく思うだろうね。」
選手は直ぐにロッカールームへと向かい、ヒゲをそって練習に参加した。
自分自身に言い聞かせる。
そのプライドは文字通り「誇り」なのか。
それとも「傲慢」なのか。
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