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行動の「源」を育てる、習慣のはなしをしよう。

はい、元自衛官の
わたろうです。

自衛隊において
必要な能力はなんでしょうか?


私はよく

「体力が必要なんでしょ?」

って聞かれます。


うん、
それも正しいです。

他にも、

射撃のウデとか

時間管理も必要ですね。

ですが、

ここでは
1つの能力を深掘りします。

自衛官に必要な能力、

それは、


断言することです。


なぜ「断言」なのか

自衛隊って、
号令をかける場面が
めっちゃあるんですよ。


「次、あっちいくぞー」とか

「よし、全員、撃てー」みたいに。


一声で、部隊を動かす。

そんな場面が
めちゃくちゃあるんですよ。

んで、

そんときに

「断言」というスキルが
必要になってくるんすよ。


そもそもですが、

自衛隊って
命令や号令で部隊が動きます。

100人単位が
動くのも珍しくない。

なんで、
「ふわっ」とした
命令はNGなわけです。

「んー、あっちに
 行った方がいいと思うよー?」

なんてのはNG。

ダメです。

そんなんが通じるのは

付き合い始めの彼氏・彼女までです。

右なら、右。

左なら、左。

ハッキリ言わねばなりません。


「断言」は簡単にできない

「断言」なんてスキルが
必要な能力なんて、
ちょっと拍子抜けかもしれません。

でも、
これが意外とムズイ。


考えてみてください。


現代で生活していても、
「断言」することって


あまり「ない」と思うんですよ。


「コレが正しい」って。


でもですね、
気持ちもわかるんです。


断言できないのは、
間違うかもしれないから、です。

正直、
断言して、ミスったら恥ずかしいです。

私だって、恥ずい。


しかし、

現代では
「右だ!」と言ったら
「左じゃねぇか!」なんてことが
ザラにあるんです。

こりゃ、怖い。


だから、


「断言しない」という

「予防線」を張るんです。


これで、ミスっても
ひとまず安心。

そんな安堵が、ただよう。

ただ、

人を率いる場合、

この考えは
ちょーっとばかし、まずいという訳です。


失敗のための「予防線」

「断言」できないということは、
「迷い」があるからです。

現代は、選択肢が
無数にあります。

右か、左か、
はたまた
どっちも違うかもしれない。

引き返すのが正解か。


そんななか、
決めなきゃならない。


「うーん、どうしよっかな?」と


悩む。

迷う。

そして、
とりあえずの選択をする。


「とりあえず、右かもしれないよ!」って。


あかんのです。

とりあえずは、あかん。

「とりあえず」が使えるのは
1杯目の「生」だけです。


なにより、


「とりあえず」と言われると、
部下は不安になります。


「えっ、とりあえず?」


そして不安は、
行動にも現れます。


そう、


断言は怖いです。


ですが、

自分が先導するとき、

「断言」して部下に
勇気を与えなくちゃいけません。


「選んだ道」は正しいと、
胸を張らねばなりません。


ですが、


現実は残酷です。

断言しても
選択が違うなんてことも
当然あります。


「なんだよ、違ったじゃねぇか!」っと
言われることもあります。


そう、


それで構わないんです。

私はそんなあなたを

「ナイストライ!よくやった!」と

抱きしめてあげたい。

そして、
瞬時に、こう伝えるでしょう。


「じゃあ、切り替えよっか!」と。


ミスは仕方ないんです。

そして、
そのミスを受け止める勇気も必要です。


結果を受け止め


「この道は、間違いだった!」
「申し訳なかった!」


そう「断言」する勇気も必要です。

そして、

瞬時に、


「すまん!右は間違いだった!」
「ってことで、今から左に行くぞ!」


と、進路変更を「断言」する。

そんな
勇気を持たねばなりません。


断言は「勇気」のスキル

現代ビジネス書には
こんなことが書かれています。


✅ 失敗を恐れるな
✅ 失敗しても、また挑戦しよう
✅ 成功を模索しよう


そう、
これはその通りです。

そしてまさに、


「断言」とは


ビジネス書に書かれている
内容そのものなんです。


ですが、
あなたもわかりますね?


それが簡単にできねぇんだよって話です。


大手を振って失敗できれば、
どれだけ楽か。

失敗しても、

部下が笑顔で再挑戦してくれたら
どれだけ楽か。

だが、
簡単にできない理由は、ここにある。


楽じゃないから、です。


失敗が「自分」だけですめば
楽かもしれません。

ですが、

自分で終わることは、ほぼない。

たいてい、多くの人に波及する。


だから
容易に失敗できない。

簡単に「断言」できないのも
ココにあると思うんです。


しかし、


あわせて伝えておきたい。

私たちが挑戦する上で、
必要になるものはなんだろうか?

それが、

「勇気」

そして勇気は、

「決断」しないと
ついていかないものです。


小さな挑戦でも、
勇気が必要です。

コンビニで
新商品を買うのも、勇気。

しかし、

たいていの人は、

「いや、やめておこう」と

勇気をだせず、
いつもどおりの商品を手に取るのです。


あなたがnoteを書くとき、
そして、
投稿したときのことを思い出してほしい。

めちゃくちゃ
不安だったではないだろうか?


「変なこと、書いてないかな?」
「読まれたとき、どう思われるかな?」


と、不安になる。

右上の「投稿」ボタンを押す指が、
ふるえる。

最初はそんな感じだったはず。


繰り返しは、習慣をつくる。

そして、

習慣が
人を作る、と思っています。

そして、


勇気をつくる習慣が「断言」なのです。


自衛隊は勇気が必要です。

それどころか、

自衛隊でなくても、
勇気は必要です。

ちょっとしたことでも
「断言」してみませんか?

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ゴーーール!
ここまで読んでくれて
ありがとうございます!

自衛隊のマインドはココにまとめています。


文章の書き方について気になる人はこちら。

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