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殻を破りたければ「感謝」を重ねること

「人を想う」


よい言葉だと

思いませんか?


人は1人で

生きられません。


だから

共存するんです。


助け合い、協力して

生きていく。


これは

誰もが知っていること。


ですが、


実際に行動に移すとなると

ためらってしまう。


電車で

進んで席をゆずれない

ことに似ています。


席をゆずるとは

相手を想った行為です。


ですが、

実際はためらって

しまうのではないでしょうか?


なぜでしょう?


なぜ私たちは

よいとわかっていても


簡単に行動に移せないのでしょうか?



善いおこないをする心構えができているか


なぜ私が

このはなしをしたかというと


昔の上司を思い出したからです。

かつて私には

怖ーい上司がいました。


触ったら爆発するのではないか。

そのくらい、怖い。


ですが、

それ以上に他人を助ける

人でもありました。


気遣いが尋常じゃない。


もちろん、

私も何度も救われています。


その上司の行動の秘密は

気遣いにもありますが、


本質は、準備にあります。


自衛隊は

訓練のときには水や食料を

持参するのですが、


その上司だけ

人の倍以上に水を持っていくんですね。


んで、


自分が飲むのかというと

そうではなくて、


他人に飲ませるための

水を持っているんですよ。


当然、

水を多く持てば

荷物も膨れるし、


重たくなります。


ゆえに

上司の体力も

削られていくでしょう。


ですが、

そんなことはお構いなしに、

毎回大量の水を持ってくるんですよ。


上司からしたら

他人を助けるのは「当然」のようです。


それゆえに

どんなときでも

助られるように

準備を怠らないそうです。


そう、

常に人を助ける

心構えができていたということです。


他人に言われたから

そうするのではない。


自分が正しいと思うから、やる。


人のマインドに必要なのは

これなのかもしれない、と


新隊員ながら思った瞬間でした。



「いい子ちゃん」のハードルを越えられるか


話を冒頭に戻します。


なぜ、私たちは

正しいと思っても

行動できなくなるのでしょう?


大きな原因は

いい子ちゃんに見られることを

恐れるからです。


学生時代を思い出してほしいのですが、


善いことをすると、

茶化されることって

ありませんでしたか?


私はありました。


すっごく、嫌でした。


なんで進んで正しいことをしているのに


「いい子ぶっている」

「真面目ぶっている」と


レッテルを張られなければ

ならないのか。


そんな経験をした人は

いると思います。


そう、


こんな経験があるから、


善い行動をすることを

ためらってしまうのです。


そもそも、


自らで進んで

善い行動をするって


かなり浮いた行動です。


あなたは


街中でゴミを拾う人を

見たことがありますか?


見たことがあっても、

拾う人は少数です。


それくらい、

あまりないことなのです。


「よいこと」だとはわかっていても

「周りから浮く」という恐怖が、


自分の行動に

制限をかけてしまうんです。



信じて助けるとは「清々しいこと」


ですが、

実際はどうでしょう。


あなたが

街中でゴミを拾う人や


進んで、人を助ける人を

見たら、


なにを思いますか?


「いい子ちゃん」と

馬鹿にしますか?


しませんよね。


むしろ、逆のはずです。


自らの立場を気にせず、


進んで他人のために

尽くせるとは


心が打たれるはずです。


そう、

多くの人の印象は

ポジティブです。


ですから、

自分で

善い行動のハードルを

上げなくていいのです。


確かに、

周りと違うことをするのは

怖いかもしれません。


それが、

「正しい」行動だったと

してもです。


ですが、思い出してください。

相手に心から

「ありがとう」と言われたとき


あなたは

どんな気持ちになりますか?


「自分の行いが認められた」

「あぁ、やってよかったな」


と、思うはずです。


忘れないでください。

進んで相手のために


行動するとは、


感謝を生む行為なんです。


他人でなく

自分が正しいと思ったから

行動する。


最初は

ゴミを拾うくらい

小さなことでもいいんです。


道をゆずるくらいの

小さなことでもいいんです。


小さく

小さく


「ありがとう」を

積み重ねていくと


自然と

行動のハードルも

下がっていきます。


そう、

小さな感謝を生み続けることが


あなたの殻を破る
キッカケにもなるんです。


私もこのことは、

自衛隊をやめた今でも

キモに銘じています。


一緒に、

小さな1歩でもいいから

始めてみませんか?


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