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ネガティブな意見に向き合うのが怖い、あなたへ

仕事をしていると

人から意見をもらいます。


いわゆる

「フィードバック」ってやつです。


私も文章のお仕事を

するので、


依頼主さんからフィードバックを

もらうことがあります。


「ここの書き方を直してほしい」

「もっと、やさしい口調で書いてほしい」


とか、人によって

要望はバラバラです。


このフィードバックは

文章に限らず、


仕事をする人なら

誰でも受けると思います。


んで、


私も意見をもらい続けて

わかったことなのですが、


フィードバックは


「100%、聞かなくていい」ということです。



すべてを鵜呑みにしなくていい


誤解がないように言っておきますと、


「フィードバックを一切聞くな!」と


言っているわけではございません。


全部が全部、

真に受けなくてもいいよ、って

はなしです。


なぜそうかといいますと

私自身の経験があるからです。


いまでも覚えているのですが、


私がはじめて文章のお仕事をしたとき


それはそれは

添削の嵐でした。


真っ赤に添削された原稿が

帰ってきました。


黒い部分のほうが

少ないんじゃいかってくらい。


はじめてそのフィードバックを

もらったときは、凹みましたね。


「え、おれって文才全然ないの?」

って。


その後、

泣く泣く修正をして


原稿を納めたわけです。


んで、


フィードバックを受け続けると

書き方にもなれてくるわけです。


クライアントのツボというのが

わかってきます。


「ここはちょっと、具体的のほうがいいな」とか

「ここは簡単に書いて大丈夫だな」とか


スラスラと書けるようになります。


当然、


赤ペンの箇所も

減ってきます。


その頃には

私も書くことについての

ある程度の「自信」がついていました。


そこで、


別のクライアントの執筆も

請け負うことにしたんです。


不思議と

不安はありませんでした。


なぜなら、

前のクライアントから

鬼のような赤ペンを入れられて


それなりに

書きかたがわかっていた

つもりだったからです。


なので


なんの戸惑いもなく

新しいクライアントに

素案を送ることができました。


んで、


ここでもらったフィードバックに

ビビったのですが、


真っ赤に添削されて

返ってきたんですね。


は? なぜ?


オレの書き方、

そんなに悪かったかな?


なぜ? なぜ?


と、泣きそうになりながら

クライアントを疑いたくなりました。


が、

根本はそこではなく


人によって

目の付けどころが

違うと言うことです。


そう、


当たり前ですが、


人によって、望む成果がちがうということです。



フィードバックはあなたへの否定ではない


フィードバックを受けたときに

勘違いしてはならないのは


あなたへの「否定」ではないということです。


フィードバックをもらうとき

良いフィードバックをもらうこともあれば、


ネガティブなフィードバックをもらうことも

あります。


私がもらった

赤ペン修正なんかは


ネガティブなフィードバックですね。


ネガティブなフィードバックをもらうと

素直に凹みます。


そしてその原因は

自分の実力不足ととらえてしまいます。


確かに、


実力が伴わなくて

ネガティブなフィードバックを受けることも

あるでしょうが、


すべてが能力不足に対する

フィードバックでないということです。


私が受けた文章の修正が

その例です。


人によって、求める成果が違うからです。


実力うんぬんの前に、


クライアントにあった

「空気感」が必要です。


空気感とは

noteに似ていますね。


あなたが書く文章と

私が書く文章。


まったく違いますよね?


私の文章は

改行と句読点が


これでもか、というくらいに


ぶっ込まれています。


国語の先生が見たら

激怒するかもしれません。


ですが、

これも「私らしい」文章に

なっているはずです。


それは、

あなたも同じ。


あなたのもつ

文章の「空気」が必ずあります。


ネガティブなフィードバックは

あくまで「空気」にそぐわなかっただけ。


そんなフィードバックもあるのです。


まっさきに

あなたを疑う必要はないということです。



フィードバックの意図を考えてみる


フィードバックに凹まないコツは

1つ。


受けたフィードバックの意味を、考えてみることです。


赤ペンを入れられた箇所を

そのまま直すのは簡単です。


ですが、

赤ペンを入れた人にも

意図があります。


そして残酷ですが、


修正なんて

その人の「好み」の場合だって

あるんです。


だから

大量の修正をもらったからといって


必要以上に

凹むことはないのです。


なんでこの人は

赤ペンを入れたのか?


その理由は?


それを突き詰めていくと、


あなたの実力不足ではないことなんて


多々あります。


フィードバックを正面から受けるのが

怖い、と思うかたへ、


私はいいたい。


すべてのフィードバックを

真に受けなくてもいいよ、と。


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