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なぜ読んで記憶に残るものと、残らないものが生まれるのか

文章とって

切り離せない関係が


「読むこと」です。


文章は


「書くこと」ばかり

フォーカスされがち。


ですが、


「読むこと」もこの上なく

大切です。


読解力があがるとは


得られる情報が増える。


つまり、

書くネタも増えるということ。


だから、

読書をして、知見を深めろと


言われるわけです。


そこで、

いわれることが


もうひとつ。


知識を深めるために


未知の分野の

本を読め。


そういったことを

聞きます。


いわゆる

「乱読」


かくいう私も、

読書が大好きです。


そして、


目にした自己啓発書の

いうがまま、


ありとあらゆるジャンルの

本に


手を出してきました。


マインド。
哲学。
歴史。
健康。
美容。
栄養。
金融。
政治。
写真。
IT。


もちろん、
これは書く仕事をしていたことも


ありますが、


この読み方は

正解か?


どうでしょう?


あなたは

どんな読み方をしますか?


もちろん、私自身、

効果を実感したこともあります。


はたまた、


まったく逆で、


次の日には

満足して記憶に残らないことも


多々あります。


この差は

一体なんなのか?


記憶にのこる読み方、


そうでない、読み方。


あなたなりの

「法則」はありますか?


私には、あります。



「自分事」で読むから記憶に残る


ひとつが

「自分に関係あるか」


ようするに、

自分事として捉えているか、です。


関係ある情報だからこそ、

必死に覚えようとするものです。


社会人1年目を経験したひとは


わかるかもしれませんが、


とにかく、必死です。


目の前の業務、

先輩のやること、

言葉、


全てを覚えようとします。


当然です。


自分の業務に、

関係あるからです。


学生時代を振り返れば、

真逆であることがわかります。


私は学生時代、

そんなに成績が良くなかったんですが、


理由は簡単です。


まったく自分に関係がないと

思っていたからです。


「歴史なんて、いつ使うの?」
「英語なんて覚えなくても、生きていける」


そんな精神で生きていました。


過去の自分が目の前にいたら、

叱りつけてやりたいくらい

たるんでいますね。


とにかく、

勉強に意味がないと思って

生きてきたわけです。


当然、


記憶の定着は

めちゃくちゃ悪いです。


ですが、

テストになると

赤点回避ぐらいの点は取れたんです。


その方法が、

ご存知「一夜漬け」


私は

絵に描いたような

一夜漬け学生でした。


普段、覚えていないものを

どうして一夜漬けで

覚えられるのか?


そう、


自分に関係があるからです。


赤点は回避しなきゃ、

マズイわけです。


赤点とは、

学生時代の私からしたら

死活問題。


モンスターハンターをする時間が

なくなってしまいます。


だから

テスト期間中の集中力は


我ながらあったと思います。


まぁ、

一夜漬けという

「完全に間違った方向」ですが。


人は、

「自分の欲しい情報」しか

受け取りにくいものです。


なので、


これは読書にもいえることです。


未知の分野の本を読むのも、

いいでしょう。


ですが、


自分に関係ある情報だと

思ってみないことには、


右から左に流れてしまいかねない

ことです。


そう、


字面だけ追っても、

記憶には残らんのです。



「点」でなく、「流れ」で理解する


だからといって、

すべてが自分に関係ある内容ばかりでは


ありません。


私は、カメラなど触ったことないのに、

カメラの本を読んだことがあります。


「ふーん」くらいの知識は

得られましたが、


「いま話してみろ!」と言われたら

語ることはできないでしょう。


理由は簡単です。


字面だけ読んでいたからです。


文字だけ追って、


その「意味」を

理解していなかったからです。


これは


私以外にも、

経験した人はいるのではないでしょうか?


字面だけ追って

記憶に残らない代表例が


「歴史の授業」です。


私は歴史の授業も

苦手だったのですが

(さっきから得意なものないやん)


その最たるものが、

丸暗記です。


そう、


年号や、出来事を暗記するだけの


OUTな覚え方をしていたわけです。


逆に、


歴史が好きな子、得意な子は

「言葉の意味」まで理解します。


私の友人に


歴史がめちゃくちゃ大好きな

子がいました。


遊びに行って驚愕したのですが、


三国志が全巻揃っています。


そのくらい、歴史が好きな

子だったんですが、


歴史をストーリーとして

語れるんですよ。


好きな映画や、

好きなアニメの話では

ないですよ?


歴史です。


歴史をストーリーのように

語るんです。


歴史の出来事を

字面で覚えるのではなく、


1つのストーリーとして

覚えること。


そりゃ、


覚えられるよね、

ということに、


大人になってから

気づいたのです。


そう、


私たちの

「過去」と一緒で、


「出来事」はつながっているものです。


「出来事」には

意味がある。


1つの「点」ではなく

「流れ」のひとつとして


読んでみること、


これが

読解力につながっていると

感じます。



字面を追うのが「読解」ではない


「自分事として読む」

「点ではなく、流れで理解する」


これらの共通点は

「意味を考えること」です。

そう、

字面を追うだけが


読解ではないのです。


「たのしい」と書かれたなら

その文面に潜む意味があります。


「つらい」と書かれたなら

なぜつらいのか、背景があります。


これらは

字面を追うだけでは、理解できません。


文面から、背景を想像して、


意味を考える。


だからこそ、


相手の記憶を

再現できるんです。


noteもそうですね。


あなたが

共感できるnoterは、誰ですか?


共感できる

「背景」があるはずです。


相手の書く文面から、

背景を読み、

想像する。


だから、

ファンになったのではないでしょうか?


そう、


これは

字面を追うだけでは

できないことです。


忘れがちですが、


文面の「裏」の

意味を捉えることで


読むことの面白さが

倍増します。


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