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【ネタバレ注意】週刊少年サンデー 2023年2・3合併号 名探偵コナン FILE1104「血染めの騎士(ナイト)」【本誌感想】

騎士(ナイト)は語る。
雄弁に――

白鳥警部のキーホルダーが、
殺人現場で見つかり――
<チェス大会殺人事件>!!

■遺体の近くには、予想外の代物が――

本誌感想回、ネタバレバンバンなのでコミックス派の方は見ないでね!
繋がる表紙、めちゃめちゃ良いな~~~~~! 3人ともカッコ良すぎ!

登場キャラはコナン・目暮・歩美・元太・光彦・小林先生・灰原・白鳥・黒田・アマンダ・若狭・RUM。


▼コナンと黒田の信頼関係(1)――敵か味方か?

コナンが明確に管理官を「味方認定」したのは初かな?
(「明確」っていうほどじゃないけど……)

RUM編の不思議なところとして、「コナンのRUMに対する推理」の中で、読者に伏せられている情報がとても多いんですよね。コナンがRUM候補を「黒田・若狭・脇田」に絞っているのかどうかもあやふや。

本誌前回のキッド編では、若狭先生に探りを入れる脇田に対して、笑顔で「普通の先生だよ?」と答えるシーンがある。
このシーンによって、コナンの中で「若狭→味方」「脇田→敵」の認識があることが、読者に暗に示されんだたと思う。
(下リンクの過去記事、▼脇田・若狭・コナン、展開される「三すくみ」参照)


そうすると、残るは黒田管理官。
若狭に対しては、持ち歩いている将棋の駒や、右目が見えていないことなど、いくつか「怪しむパーツ」を拾っていたコナン。
しかし、黒田に関しては、初登場時の「キツツキ会編」で由衣さんから得た「10年近く意識不明で入院していた」という情報ぐらいしか得ていないが……。

『名探偵コナン』86巻・FILE.10「足跡と啄木鳥会」


コナンの中で、黒田管理官の情報が大きくアップグレードされたのは、京都の「演出家殺人事件編」だと思う
ラスト、黒田が伊織に話しかけ、両者が「公安関係の者」だと知る。さらに、伊織の口から安室の話が出たことにより、コナンは「黒田と安室」も繋がっていることを知る。

『名探偵コナン』102巻・FILE.10「扉の先の真実」

コナンと安室は、今や強い信頼関係で結ばれている。それならば、その安室と繋がっている黒田のことも、コナンは「味方」として認識した……のだろう!

公安と判明した黒田管理官と、ガッツリ共闘するコナン。
そこに彼に対する確かな信頼があると思うと、アツい共闘回だな!

▼コナンと黒田の信頼関係(2)――共闘

最近のコナンは、服部だけじゃなく、沖矢・世良・安室など、「コナンと共に戦う探偵役」が多く登場する。捜査パートに加わるのが、コナンだけではない回が多いってこと。

今回の推理パートナーは、晴れて味方認定されたばかりの黒田管理官!
「演出家殺人事件」では服部がコナンの推理のパートナーとして共闘したほか、黒田管理官が推理をメキメキ披露した機会は少なかったと思う。
なので、今回がコナンと黒田の記念すべき初共闘回と言えるんじゃないだろうか!

その前提で見ると、事件捜査の方向性がコナンと黒田で同じ方向なのがめちゃくちゃアツい。
例えば、「白鳥を容疑者に入れる」という点で、黒田もコナンも意見が一致。(しかも示し合わせた訳じゃないのに)


さらに、コナンが黒田の前でなんの躊躇もなく名推理を披露しているのも、黒田を信頼している証拠でしょ~。

あと、容疑者の1人・木崎が、コナンが警察に指図していることに対して「おいおい… 警察がこんなガキの言いなりかよ? どうかしてるんじゃねぇのか?」と嫌みを言った時、黒田が「どうかしてるのは… 君のジャケットの背中に付いた傷の方だ…」と、まるでコナンを庇うように話題をすり替えているのが、ほんとアツい!
(普通に、嫌なこと言われた子供を庇う黒田管理官が優しすぎる。そりゃ控室で探偵団と談笑できるわな)

今回のチェス事件編で、僕の中の黒田管理官の株が爆上がりなんですが、コナンの推理パートナーとしては、服部・世良らといい勝負ですよ!


▼RUMの葉巻・存在感

ちょっとちょっとちょっと! あんだけ正体をひた隠しにしていたのに、RUMちゃん最近動きすぎじゃない!?
……ということは、組織のNo.2が動くまでの「大事」が起きかけている、ってことだよね? それはやっぱり羽田浩司編のことなのか、それとも別にあるのか……。

それにしても、RUMの「葉巻モクモク」で41巻の「アイツ」を思い出したのは僕だけじゃないだろう!
灰原を尾行する謎の存在が、タバコを大っぴらに吸っている様子を見て、コナンが「標的を見失った」と確信するシーン。
コナン曰く、「タバコの火が標的にバレる可能性があるから」とのことだけど……、

『名探偵コナン』41巻・FILE.6「黒い光の謎」


今回のRUMちゃん、モクモクさせすぎじゃね!? しかもパトカーの真横ぞ!!!
……となると、考えられるのは……。

① 警察関係者(=黒田? あるいはコナンか?)に、自分の姿をチラつかせている →→→ 陽動作戦のスタート!?
② 誰かと待ち合わせをしている、あるいは合図を送っている →→→ 近くに組織の一員がいる!?
③ 41巻で灰原を見失ったことの意趣返しとして、「今度は見つけたぞ」という当てつけ? →→→ 来年劇場版への布石!?(あんまりなさそう)


ともかく、RUMが不穏な動きを見せているので、ここから大きくストーリーが動くのは間違いない……! ……のかなぁ。


▼まとめ

合併号なので次週はお休み!
次回で岸谷殺害の犯人が分かる(たぶん大河原でしょ)と思うけど、青山先生は「+4話」と言っていたので、ここから羽田浩司事件の謎が明かされる、といいな。「+4話」の前に休載は挟むのかしら~。

あと、昔の黒田管理官イケメンすぎ。森村警視みたい!

『名探偵コナン』64巻・FILE.7「口笛の男」


恐らく味方である若狭と黒田の共通点って、「子供が好き」「子供に好かれる」っていう点なんだよね。RUM編で探偵団がキーパーソンになる可能性ありそう


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