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自称とんでも美人の自己救済…自顔自讃。2日目の経過


どうもワタリノです。

めちゃくちゃ変な顔のことで悩みすぎてnoteを始め、色々書いて考えているうちに「美人の家族に似て綺麗に育ったね〜」と言われたかったんだなあ、ということに気づき、
誰も言ってくれないので、自分で自分に言うことにより、傷を癒して前進しようと試みています。


***

言霊とか引き寄せとか、否定するつもりはありませんが、ほとんど興味がありません。
というか、ブスに育つことを最も恐れていた小学生のときに既に実践していたのです。
当時、親とイトーヨーカドーに買い物に行くと、私は併設の本屋さんで立ち読みして、親が買い物を終えるのを待つのが決まりでした。食品売り場ってつまんないし、親もゆっくり買い物したいからって。
でも漫画は紐かけてあるし、文庫本コーナーは大人がたくさんいるし、物語に夢中になって一冊の本をずっと立ち読みしてるとなんか怒られそうだし…で、あまり人の来ない自己啓発本のコーナーに入り浸ることになりました。
運が良くなったり、人生が思い通りになったりする方法がこんなに明らかになってるの?とビックリしたのを覚えています。自己啓発本って児童文学より文字数少ないし、サクッと子供にも読めました。
どの本も書いてある内容は大体似たり寄ったりで、現実寄りとスピリチュアル寄りとで、ややグラデーションがありました。
スピリチュアル寄りのものは「言霊」とか「人生は本人が思った通りになる」とか書いてあって、マジかよ?そんなんある?って心躍りました。絶対に叶うという強い意志と行動と、あとなんか目標は声に出して言えとかポジティブはポジティブに集まるとか、山のように読みました。

哀れな私は、二重になるぞ…苔癬なおるぞ…と念じながらせっせと美容に励んだわけです。鼻高くなるぞ…と鼻を洗濯バサミでつまんだりしましたよ。

結果は言うまでもないでしょう。

言葉のパワーは計り知れませんが、
肉体というものを持っている以上限界があります。

私の悩みは肉体の形状そのもので、
瞼の脂肪を取り除いたり、眼球の位置を離したり、苔癬を治す上で、言霊は無力です。

だから、そういう話にはもうずっと距離を置いてます。
肉体に特別の支障を感じていない人には一定の効用がありうるんでしょうね。知りませんが。

***

という前置きをした上で、
自分で自分の容姿を褒め続けよう!
と決めて2日目が経過した今の時点で書けることを書いておきます。

上述の理由で、顔の形が変わるとは全く期待していませんでした。あくまでトラウマ解消が主な目的です。本当に美人で可愛いなんて全く思ってませんし。


ただ、変わった点はいくつかあります。
①まず口角が上がりました。ニッコリと。

自分からかわいいと言われて嬉しいわけではなく、
「あら、美人ね〜」に対する
「ええ〜そんなことないですよ、でもありがとうございますぅ」とお礼を言う顔でいる時間が増えたからです。脳内茶番もやってみるもんですね。

②振る舞いとか姿勢に気をつける心が目覚めました。
鏡を見たり、電車の中で暇なときとかにひたすら「いやーお母さんに似て美人〜カワイイ〜」という言葉を再生し続けていると、染み込んでくるんですよね。精神に。

「ああ〜私ったらお母さんに似て可愛くて美人だから姿勢も良くしなきゃ勿体無い」
→姿勢を正す動きが増える

「私せっかくカワイイのにお昼休みスマホで5ちゃんまとめ見てるだけなんて勿体無い」
→スマホの電源を切り会社の近所の公園に散歩に行く

ここまで考えてなかったので、なんかゾッとしました。
自己催眠というか思い込みって怖いですね。
(姿勢くらい普段からちゃんとしとけよって話なんですが、若い頃はピラティスとか頑張りましたけど、すごいブスがいい姿勢だと首を境目とする上下のギャップが激しすぎて雑コラみたいで滑稽だったんです)

③さらに、カワイイねって自分で褒め続けてると、

私は当然カワイイっていうのが不動のもの?疑うべくもないもの?みたいな感じでガツンと固まって動かなくなるんですよ。頭の中で。
地球は丸い。私はカワイイ。終わり。

地球、四角いかも…って普段悩まないじゃないですか、
それと同じで、顔のことを考える時間が減りました。

これまで、「今の人、私の顔みてたな…ブスすぎて不快にさせちゃったかな、やっぱり伊達メガネ掛けてくればよかった」とかマジで一日中考えてたんですけど、それがトータルで半日くらいに減りましたかね。

④最後に、ブスと言われたときのダメージが軽減されました。

うちの職場の構成員は、高学歴で顔の偏差値も高くて実家の太い人たちばかりです。
そんな人たちはさぞ性格も良いかと思いきや、うちの職場に限っては、選民思想の激しい人が多く、私は完全に浮いてます。
廊下ですれ違うたびに「キショい顔」等とボソッとつぶやく男性の先輩や、「ワタリノさんてクソブスだけど、よくみたら一応化粧してるんだよね…化粧品もったいないよね」などとトイレで大きい声で喋る同僚がいます。廊下まで聞こえてるよ。聞かせてんのか?

例によって今日も言われ、普段なら落ち込むところですが、
私が私に言うことは予め決まっているので、楽です。
「お母さんに似て、とっても美人だね」
それ以外ない。

他人と自分との間に、弱々しいものの、ひとつ線が引けた気がします。

世の大多数の人間にとって、私がクソブスなのは仕方ない。
それはそれとして、この世でたった1人、私だけは、私のことを美人と言わせてもらう。
そういうコンセプトで始めましたが、貫徹しててなかなか調子いいんじゃないでしょうか。

継続していきます。

読んでくださってありがとうございました。
良い週末をお過ごしください。
またね。

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