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毒親系の話。

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毒親育ちの体験記や、そこから考えた話など。
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#毒親育ちでもしあわせになる

毒親体験記:「いい人」だった私の母は、なぜ毒親になったか、という話。

私の母は毒親で、でも私以外の人に対しては、非の打ちどころのない「いい人」だ。 アル中も浪…

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【毒親育ち】「私のこと好き?」とは誰にも聞けなかったのに、「ママ偉い?」は気軽に…

しょーもない話で恐縮なんですが、つぶやきには文字数的に収まりきらなかったので記事に。 昨…

新原わたり
8か月前
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多分「幸せ恐怖症」、という話。

正月恒例の、義母宅訪問イベントが無事に終わった夜。 夕食の後、夫と息子が風呂に入っている…

新原わたり
9か月前
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【毒親育ち】来客と女性が苦手、という話。

先日呟きで大騒ぎして、慰めと応援を頂いていくらか正気に戻ったのだが(本当に助かりました、…

新原わたり
9か月前
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「自己受容」とは何かが分かった、と思う!という話。

自己肯定感を上げるとか、生きづらさをなくすとか、自分軸で生きるとか。 そういうメンタル系…

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自分の体を「借り物」だと感じていた、という話。

私は、あまり鏡を見ない。 一日に何度か、洗面所に行ったタイミングで目にすることはある。が…

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【毒親育ちの育児】息子に「幸せって、どんな時だと思う?」と聞いてみた話。

私は30代の半ばまで、「幸福とは、そういう状況を指す言葉であって、自分の感情とは関係ない概念である」と思い込んでいた。 ――という話を昨日書いた。 今日、息子の手足の爪を切りながら、ふと思いついて息子に聞いてみた。 「息子は、『幸せ』ってどんな時だと思う?」 「なんでぽよ?」とちょっと首を傾げた息子は、こう答えてくれた。 「ゲームをしてる時、タブレットを見てる時、ママにぎゅーしてる時、美味しいもの食べた時、海とかみたいに楽しい所に行ってる時、そういう『いい時』のことぽ

【毒親育ち】幸福とは「感情」だと知った、という話。

幸福とは「そういう感情」のことなのだ、と私が理解したのはアラサーを過ぎた頃で、かなり最近…

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【毒親育ち】自分の中の「インナー毒母」の存在に気付いたという話。

自分が毒親育ちだと気付いてから大きく変わったことは色々あって、ダントツ一位は母との関わり…

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毒親だった私の母は、なぜ「いい人」になったか、という話。

私の母は過干渉・過保護・モラハラ系の毒親で、でも私以外の人に対しては、非の打ちどころのな…

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【毒親】「母の葬儀」のイメトレは昔から完璧に出来ている、という話。【#家族につい…

私の頭の中で、母は何百回も殺されている。 と書くと非常に物騒なのだが、別にストレス発散の…

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「自分はこれが嫌だ、我慢している」に気付く自体が難しい、という話。

毒親育ちだから、だとは思うのだが、私はどうも自分の感情を自覚するのが苦手である。ネガティ…

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「毒母の配偶者」だった父の話。

今日は父の日なので、私の父の話をしようと思う。 毒親についてググると、「毒親は一人では成…

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『最高傑作』より愛をこめて【#家族について語ろう】

 母はとびきり機嫌の良い時、「さすが私の最高傑作」という言葉で私を誉めることがよくあった。  幼い頃の私は「最高傑作」と言われることが嬉しかった。誇らしささえ感じていた。  この言葉を聞けた日は怒られない、という実利的な理由もあったが、ちゃんと「母の娘」をやれていることに、何より安心した。  そうして誉められている時には、普段私の周りを覆っている薄い膜のようなものが取れて、世界ときちんと繋がれる。その感覚が心地良かった。  私はアンバランスな子供だった。体が小さく、よく熱を