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てのひら小説作品集

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愛媛の作家によるてのひらサイズの短い小説。 500文字以下の小物に印刷したら映えるサイズ。 それが「てのひら小説」です。 1000文字超えてても2000文字以上でも「いや、これが…
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2021年6月の記事一覧

お祖母ちゃんと僕の夏越し

◇◇ショートショートストーリー 僕は小さい頃からお祖母ちゃん子で、お祖母ちゃんと色々な所…

noteのストーリーを想像させるイラスト

私のショートショートストーリーのトップ画面のイラストを母が描いています。母は91歳です。そ…

ホタルブクロとゆきちゃん

◇◇ショートショートストーリー 「ほー、ほー、ほたるこい」「あっちの水はあーまいぞー、こ…

金曜日のピアノの調べ

◇◇ショートショートストーリー リエは潮風を感じながら歩くこの坂道が大好きです。自宅まで…

とっておきの水を飲んだ受験生

◇◇ショートショートストーリー 義幸は大学進学のために自分なりに頑張っていました。塾には…

アランとリセの遍路旅

◇◇ショートショートストーリー 同行二人と書かれた金剛杖を手にして、白衣に、菅笠をかぶっ…

出世凧に願いを託したお父さん

◇◇ショートショートストーリー 新潟県に住む海野さん一家は、朝ごはんを食べながらテレビを観るのが一日の始まりです。ある日、パンをほおばっていたお父さんにお母さんが話しかけました。 「お父さん、出世凧を上げられるプレゼンがあるんだってよ」 「大きい凧をこどもの日に、特別に作ってくれるんだって」と、長女もこのプレゼントに興味を持っています。次女の愛ちゃんは、よく分からないまま、「パパ大きいタコだって、オオダコ、すっごく大きいよ」と5歳なりの、リアクションをしています。 「ほー

ラブだって

バイト先の佐々木くんは 6歳下の18歳 何かとまとわりついてきて 弟のようでかわいい 普段のよ…

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パワースポットの不思議

◇◇ショートショートストーリー 緑は、一年前から、短い小説を書き始めました。何気ない、友…

海を渡った恋

◇◇ショートショートストーリー フランソワは大学卒業を間近にして、母国に帰る前に絶対に行…

ドッグカフェの恋

◇◇ショートショートストーリー ペットは飼い主に似ると言われていますがマリさんが1年前か…