宇宙の大神から琥珀（こはく）をもらった話と宇宙の知恵

宇宙の大神から、琥珀をもらった事がある。
 
それは、開店してすぐの頃、瞑想していた時。
「これは宇宙の知恵だよ」
大神はそう言って、私の掌に丁度おさまり、握りやすいような大きさの琥珀を乗せた。
 
瞑想中のイメージの中でのことだ。
 
初めは現実世界にその形の琥珀があるのかと思い、色々な場所へ出かけて探した。
湖や、石を扱っているショップや、地方のお土産物店など、思いつく限りの場所を探したが、その琥珀は何処にもなかった。
 
出会ったばかりの久恵先生の伝える食事法を始めた頃だったと思う。
今思えば、だからこそ大神が琥珀をくれたと思うのだが、当時は気付かなかった。
 
最初に久恵先生の講座を受けた時、「この人、凄い！」と思った。
離婚したばかりで開店直後だからお金がなく、元々ケチだった私にはとても高価だったが、その講座だけは何故か受けた方が良いと直感的に申し込んだ。
 
これも、流輝先生のアチューメントと同じく人生の重要な決断の一つだったと思っている。
 
その当時の久恵先生は、とある食事法の講師をしていて、私が受けたのは、その食事法の型通りの講座。
画像を見せながらテキストに沿って読み上げるだけのものだったが、私は自身の身体を治すために他の食事法も含め、色々な治療法を独学し、実践もしていたので、気になる事をあれこれ質問した。
 
その返答だけは講座お仕着せのものではなく、久恵先生が20年以上かけて色々な食事療法の偉大な師達から学んだものであり、余命3カ月という死の淵から、文字通り生き返えるために実践してきた内容だった。
 
私はそれまで、自分の体調を治すために、別な食事療法をやったり、色々調べていたので、「こんなにすごい人、会ったことない」と思い、更に、「こんなに凄いのに、なんで一講師をやっているの？！」と凄く驚いた。
 
私の質問への久恵先生の返答のベースは、陰陽酸アルカリのバランスをとるというマクロビオティックの教え。
 
久恵先生はマクロビオティックの創始者と共に実践研究してきた偉大な人達から直接学んできた人だった。
そのすごさを本当の意味で理解したのは、実はここ数年の事なのだが、当時の私が驚いたのは久恵先生の、その知識の深さと広さと、何より自分で自分の身体を食べ物で治したという経験に対してだ。
 
久恵先生は元々、ジャンクフードが大好きだったというところが、もっとすごいと思った。
本当に命を繋ぐために手にした知恵と体験。
 
覚えるだけの知識とは違うもの。
 
久恵先生から学んでも初めの頃はよく判らず、陰陽のバランスをとるのさえうまくいかず、とても過敏な私の身体はその度に様々な反応を示し、どうやったら陰陽のバランスをとれるのかと試行錯誤していた頃に、ある日はっと気づいた。
 
宇宙の大神の言葉を思い出し、「ああ！これか！」と。