wAtAru

映像業で暮らしてます。よろしくお願いします。

wAtAru

映像業で暮らしてます。よろしくお願いします。

最近の記事

裸一貫

スマホを手にしている状態の多い昨今、スマホもなく、手ぶらでいることは稀である。しかも公共の場で、手ぶらであれば、むしろ、不安になるような気もする。 それでも、スマホなんてない時代を生きてきた自分からすると、手ぶら、それは開放感ですらある。 こうだったよな、と。 やはり、スマホの存在はどこかにつながっている安心と同時に束縛もある。 温泉施設などで館内着に着替えて、我が身にスマホも財布も持たず、ブラブラして、ゴロゴロする。 裸一貫の状態が、いつの頃からか、きわめて珍しい状態になっ

    • 映画「胸騒ぎ」の胸騒ぎ

      原題は、speak no evil という「悪口を言わない」という慣用句らしい。とにかく、ヤバそうだと感じたら、なにがなんでも逃げないとダメだよ、ということを教えてくれる映画。 気を遣ったりしている場合ではない。 単なるホラー映画じゃない、というところは、主人公の家族、その夫が極めて、現代社会的には抑圧されながらも、優秀なサラリーマンであろうというところ。まさに、悪口すら言わないように気を遣って生きている現代人家族。それは、とてもいい人家族でもある。でも、それは弱肉強食では弱

      • 本当の悪は姿がない

        映画版の「正義の行方」と、「マウリポリの20日間」をわりと立て続けに観て、思うのは、結局、映像には明確な悪はうつらないし、姿がないのかもしれないということ。 いや、そもそも最悪の事態を生み出しているのは、自覚のある悪なのかも疑問だ。 最悪の事態をうみだしたのは、誰か。「正義の行方」では、そもそも、久間さんは悪なのかどうか。「マウリポリの20日間」では、プーチンさえ死ねば戦争が終わるのか。 まあ、もしかしたら、プーチンが死ねば、侵略は終わるのかもしれない。でも、もしかしたら、死

        • 2024年

          1月25日 山奥ニートさんが子育てのため、山奥を離れて、名古屋にうつるらしい。ブログに色々とかいていたけれど、結局、山奥での子育ては物理的に難しいようで、親もいる、奥さんの仕事もある名古屋への移住を選ぶようだ。それはそれで生活の状況において変化していくのはいいと思うけど、結果的には、やはり他人との山奥での生活では子育てはしにくく、都市での親族と仕事が近い暮らしが子育てには適しているという、至極、当たり前なところに落ち着く。 テクノロジーを使って、過疎地域で、そんなに働かなくて

          UFO、複数愛、政治家腐敗

          11月21日 東京オリンピックの買収に対しての馳浩さんの報道。さもありなんというか、正直、ため息しか出ない。 こういう輩が政治家として幅を利かせ、権勢を誇ってきたかと思うと、本当に暗澹とする。           ※ 渋谷も吉祥寺も、妙に道路工事をしている。 いまだに、税金を使い切るための年末工事なのかしら。本当に、必要な工事ならばいいけれど。 11月22日 かたづけてもかたづけても、かたづかぬ、ジッと手を見る。 断捨離派とかではないけど、モノが多いと、イラッとすることも

          UFO、複数愛、政治家腐敗

          髪のぬけどきなのな

          10月27日 Netflixに「チンパンジーの帝国」というドキュメンタリーがあって、これを観て以来、人間社会のほとんどすべてが、チンパンジーと一緒にしか見えなくなった。 人間がチンパンジーの世界を描いたから、そのように思えるのか、もしくは、そもそも人間もチンパンジーもほとんど変わらないのか。 食べ物をめぐり群れ同士がテリトリー争い。群れの中では強い弱いで競い合う。 これは、だいたい人間の集団、国家、と一緒で、人間はそこに色々なギミックというか粉飾をして、人間は高等で唯一無二み

          髪のぬけどきなのな

          反対の数を集めても何も変わらぬ日本

          9月21日 武蔵野の住宅街にタヌキがいた。 確実にタヌキだったので、びっくりした。まごうことなきタヌキだった。 9月23日 「これで死ぬ」という面白そうな本を書店で見つけ、読んでいる。案の定、おもしろい。 アウトドアでの、こんなことでも死亡事故ありますよ、という事例集なんだけど、ほんと山は油断したら死ぬんだな、と思う。怖いけど、おもしろい。 読み進むと、海も川も怖かった。クマもサメも怖い。 アウトドアは怖い。            ※ 東宝シネマで、ポップコーンの売上から

          反対の数を集めても何も変わらぬ日本

          長引く夏の終わりに

          8月23日 腱鞘炎がひどくなっているのか、右手が痺れる。 8月24日 子供の頃は、分からなかったけれど、大人になるといかに、政治家など社会で偉いとされている人が、うすっぺらで何も偉くもないし、むしろ、最悪だ、ということがわかる。 汚染しているのを処理したとされる水が、海洋に流されはじめ、中国が日本からの海産物の輸入を禁止した。そこで、世の中には中国を悪くいう人も多いだろう。 でも、それ以前に悪いのは、というか、違う策をこうじることの出来なかった日本の政治家だと思う。 そも

          長引く夏の終わりに

          国家に威信はいらない

          8月9日 二階さんや麻生さんの発言は、国益を損なうと思うけど、どうなんだろう。 なんだか実体はないのに威勢のいいことばかり言う。 結局、実際は弱いのにイキった結果が、敗戦なんだから、イキるのはやめたほうがいい。 万博に国家の威信をかける必要はない。 それにしても、日本は原爆2個も落とされているわけで、今の平和な状況から考えると、ウソみたいな話だけど、ちょっとしたことでまた落とされかねないと思っている。 8月10日 渋谷で働いていると、観光客がいかに増えているかを、実感す

          国家に威信はいらない

          ダークトライアドとサイレント国土買収

          8月1日 パリに視察にいくのは、前から決まっていたことなんだろうけど、秋田などこれだけ水害の酷い地域があるのを知りながら、能天気に食事の写真あげているなどは、どうかしてる、ということだろう。 茂木健一郎さんが、あのような写真に怒るなど、「みんな余裕なさすぎ」と書いていたけど、まさに、その通りで、余裕なんてないんですよ。 それを政治家が分かっていないところに、政治家としての能力に疑問を覚えるのかと。           ※ 国からは金払えというお知らせばかりがくる。 一年

          ダークトライアドとサイレント国土買収

          暑くていいのかどうか

          7月18日 あまりに暑い。 これは、気候変動のなせる技なのか。おそろしい。 テレビでは、エアコンの効いたスタジオで、もはや地球沸騰です、と眉間に皺よせていた。 7月19日 やっぱ、宮崎駿はすごかった。            ※ ネット上に、過去同月の最高気温表をあげている人がいたりするが、88年や95年でも、30度を越える日はそんなにない。それが今や連日、37度とかになるのは、これはもはや、ダメなのかな。 気候変動は、まやかしだ、という人々もいるとは思うが、まあ、最高気温

          暑くていいのかどうか

          身体を張って、AIと戦う男

          ミッションインポッシブルの新作。ドンドンとトムクルーズスタントショーの様相を濃くしているわけだけど、やはりそれにはそれなりの意味がある。 80年代、ジャッキーチェンのアクションにワクワクしながら育った世代としては、鍛え上げられた人間の生身のアクションというものには、興奮と期待をもつわけである。映画ラストのNGシーンまで込みで素晴らしいアクションだった。 そういうアクションは、バスターキートンの時代から映画をみる楽しみのひとつだった。 でも、アクションは危険だから、ドンドンとC

          身体を張って、AIと戦う男

          北関東「移民」アンダーグラウンド

          技能実習生制度自体は1993年からあるらしい。昔は、中国から多くの人がきていた。しかし、この20年あまりで経済成長を果たした中国からは、観光にはきても実習生はこない。今は、多くがベトナムの人らしい。 日本に住んでいる身からすると、日本に来て働いて、そんなにいいことがあるはずもないとは思うけど、来日する多くの人は貧しい地域で教育もさほど受けていない。騙され借金を背負わされ、マイナスの状態で来日し、技能とは名ばかりの過酷な低賃金単純労働を担わされる。 まず、この国が掲げる技能実習

          北関東「移民」アンダーグラウンド

          不倫は悪であるはずもない。

          6月5日 いつまでもマイナンバーカードで、ゴチャゴチャやってんのは、本当にバカすぎて、嫌になる。 6月7日 インボイスの番号教えろとかくるし、入管法改正案は、メチャクチャだし、ほんとダメかもしれない日本という国は。 最近、つくづくイヤになっちゃった。精神衛生的には世の中のこと、国会や政治のこと、知らないほうがいいけど、そういうわけにもいかない。 それにしても、なんだか本当に危ない気がする。 6月9日 それにしても、耳鳴りがやまない。 6月10日 梅雨だからなのか、とって

          不倫は悪であるはずもない。

          映画と政治

          5月23日 のんさんのラジオにゲスト篠原ともえさん。篠原さんといえば、90年代のシノラーが自分には思い浮かぶけれど、今や会社をやられているようで、すごい。 おふたりとも、とても同じような志向を持っている雰囲気が伝わってきて、たのしい。           ※ 僕は仕事中に眠るなんてただの一度もないのに、なんで国会議員はあんなに眠っているのか。謎すぎる。 どうしても眠ってしまうなら、椅子に電気ながれるようにしておくのは、どうだろうか。寝落ちたら電流! もしくは、機動隊に羽交

          映画と政治

          G7の空々しさ

          5月17日 北朝鮮のマスゲームを笑う前に、日本の運動会の組体操。朝礼。会社の入社式。満員電車。などなど、日本であらわれる集団行動もなかなかのものだと思う。 コンサートでみんなが同じ動きをするのにも、一種の居心地悪さを感じる自分のようなものは、すぐに集団から抜け落ちて、危険な目に遭うのかもしれないけれど、仕方ないか。 危機意識が蔓延してくると、少しでも異質なものは、排除されていくということが起こり得るから、いつも集団化する練習をしてるのかもしれません。 5月18日 耳鳴りが

          G7の空々しさ