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【執筆】語り手の思いを汲むか?読みやすさ重視か?

本日は宣伝会議講座の第31回目!受講者さんが執筆した1500字の文章を800字以内でリライトするのがお題でした。人の文章を書き直すって難しい……。特にそこに書き手の思いがこもっている場合、カットしても良いのか悩むんですよね。

そして、ハッとしました。インタビュー記事の場合も、語り手が「このエピソードをのせてほしい」「こんな風に考えていると書いてほしい」と強い思いを伝えてくれるときがあるんです。

もちろん、その思いは汲みたい。でも、記事の流れ的に不要な場合もある。特に文章が短い場合、必ずしも希望に沿えない……。

そんなときは、とりあえず書き手の意図を伝えています。「掲載を希望するこのエピソードを入れることで、『全体の流れが悪くなる』『読者が読みづらくなる』ので、私としては今回は割愛した方がいいと思います。いかがでしょうか?」と。

それでも「どうしても!!!」と必須であれば、そのエピソードを入れたうえで流れの良い記事になるよう努めます。書き手として100%満足とはいきませんが、妥協点を見つけねばならない。

特にこだわりの強い語り手さんだと、「こうしたい!」の思いが強く、それを100%実現するのが難しい場合もあるので、なかなか大変だな……と思うことは正直あります。それでもベストを尽くすのです。ライターの仕事は、こんなところにも難しさがあるんですよね。

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