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【インタビュー】相手の言葉を「待つ」勇気

本日、ライターの宮本恵理子さんの講座「インタビューのコツをインタビューするオンライン勉強会」に参加しました。ゲストは、株式会社Warisの田中美和さん。「日経ウーマン」の編集記者経験として、女性のライフキャリアを取材した後、ライター・編集・キャリアカウンセラー活動を経て起業という経歴を持つお方です。

約1時間の講座のなかで、インタビューのコツをたくさん教えてもらいました。特に印象に残ったのは「待つ」ということ。

インタビューをしていると、話し手が言葉に詰まる場面ってたびたびあります。その時の質問内容って、きっとこれまでの人生で考えなかったこと。もしくは言語化が難しいこと。そんなときは聞き手は「待つ」ことが大事なんですよね。

その無言の時間には、相手は思考をめぐらせ、どんな言葉にすれば表現できるかを探っている。その時間は超大事。

田中さんは「心の中で5秒待つ」と言ってました。実際にインタビューをしてみるとわかるけど、5秒って結構長い……。

どうしても相手が言語化できないとき、聞き手が「それって〇〇〇ってことですかね?」と聞いてしまうのも手です。でも、その表現って話し手から出てきたものじゃないから、言語表現が微妙に違う!確かにそうなんです。記事にしたとき、しっくりこないなら、話し手がきれいにまとめすぎようとしたからかもしれない。

ここで話し手が、「いえ、そうじゃなくて▲▲▲ということかもしれません」としっくりくる表現に訂正してくれるのなら、聞き手の言葉は呼び水として成功しています。その会話を大切にしたい。

この「じっくり待つ」は取材同行者にもぜひお願いしておきたいことだなと思いました。自分ひとりなら待てるんですけど、取材同行者がいると、その人が沈黙に耐え切れずに語りだしちゃうってあるあるなのです……。

インタビューとは聞くだけじゃなく、待つことも大事。心にしっかりとどめておきたいです。

「待つ」は傾聴の基本。改めて大切にしたいと感じました。

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